ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

播州歌舞伎(多可町中央公民館播州歌舞伎クラブ)

2018年03月04日 06時41分19秒 | Weblog
 

 3日(土)、加東市下久米の県立嬉野台生涯教育センターで、29年度東播磨ふるさと芸術文化振興事業の「東播磨の地域文化を考える会-伝統文化の継承とふるさとづくり-」が開かれました。
 途中からの出席でしたが、活動紹介で、「播州歌舞伎」を観賞し、多可町中央公民館播州歌舞伎クラブの活動発表を聴くことができました。
 播州歌舞伎は江戸時代のはじめ頃に加西市東高室で始まった高室芝居が起源とされ、大坂からやってきた浪人役者が若者に教えたのがきっかけだということでした。「石屋三分に百姓一分、のこる六分はみな役者」という言葉に東高室の歌舞伎の高まりを知ることもできました。
 クラブの皆さんが演じたのは「寿式三番叟」で目出度いときに演じられるものとの紹介がありました。播州歌舞伎を観賞したのは初めてでした。その衣装、動きに魅せられてしまいました。
 加東市には上鴨川住吉神社の神事舞、東条秋津に伝わる雨乞いの百石踊、朝光寺に鬼踊りなど、古い民俗芸能が今も伝えられています。会のテーマである「伝統文化の継承とふるさとづくり」は、人口減少、超少子高齢化の大波を受け、伝統文化の継承が危機的な状況にある今、私たちにとって大きな課題です。地域創生でふるさとづくりが取り組まれていますが、ふるさとに伝わる伝統文化の価値を再認識し、これを守っていこうとする活動は本当に大変ですが、大切なことです。播州歌舞伎を観賞し感銘を受けました。
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