ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

曽我のへんろ道の道標-歴史遺産として保存

2016年03月27日 04時41分29秒 | Weblog
 加東市の北端、曽我地区の八幡神社、阿弥陀堂のある一角の前の道路を車で通っていると、グラウンドのフェンスの向こうに石柱が立っているのが目に飛び込んできました。「あれっ?あんなものがあったかなあ」という感じで車を止め、バックしてもう一度見に行きました。明らかに道標のようで、傍らに解説のようなものが立てられています。
 車を降りてグラウンドに入ってみると、やはり道標でした。ちょうど地区の方が来られ、お話を伺うことができました。元は国道175号の向こうにあったのですが、グラウンドに移設して保存しようということになり、昨年夏にこの場所に移されたということでした。
 正面に「へんろ」と刻まれているのが読み取れます。また、側面に「右 多可郡」と刻まれているのも読み取れました。正面には「四國」と刻まれているようにも見えますがすが、判読が困難でした。地元の方も昭和40年代に調査したときもすでに判読が難しかった、ということを教えていただきました。
 このように地区内の旧道にあった道標を地区の貴重な歴史遺産として保存し、未来に伝えていこうとされていることが素晴らしいと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする