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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和20年終戦直後の枕崎台風で災害地免租申請

2013年06月03日 04時41分38秒 | Weblog
 昭和20年(1945)前後の文書などが綴られた「参考綴」社区に、昭和20年10月に町長から区長宛て出された「災害地免租申請ニ関スル件」の通知が綴じられています。この風水害は枕崎台風による被害のことで、9月17日に鹿児島県の枕崎に上陸し、瀬戸内海から日本海を通り抜けた台風でした。当地(社町)にどの程度の被害があったか分かりませんが、敗戦に続き、台風の被害を受けた当時のようすを知ることができます。


昭和二十年十月三日

          社町長  合田常蔵

各区長殿

 ◎災害地免租申請ニ関スル件

標記ノ件九月十七日仝十八日両日ニ渡ル暴風雨ノ為メ収穫皆無又ハ七割以上ノ被害ヲ受ケタルモノニ付イテハ調査有之候条各地主ニ於テ十月九日迄ニ免租申請書作成提出相成様伝達相煩度此段及依頼候也
 追而申請書ハ役場ニ取纏メラルルニ付認印携行相成度十日以後ノ提出ハ免租ナシ難キ旨通牒之有候条為念申添候

 ◎自作農創設維持農地ノ被害状況ニ関スル件

九月十七日、十八日両日於ケル風水害ニ因リ自作農創設維持資金借受農家ニシテ資金償還ヲ困難トスルモノ有之候処之等農家ニ付左記事項承知致度候ニ付貴内御調査ノ上来ル十月六日迠ニ御報告相煩度
此段及依頼候也
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