ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

池之内の住吉神社

2010年01月11日 06時42分26秒 | Weblog
 加東市池之内の住吉神社にお参りしました。実は、まだ小学生だった頃(昭和30年代)、この住吉神社の前を歩いて、朝光寺まで行ったことをなぜか鮮明に覚えています。その記憶にある風景の中に住吉神社の石鳥居と石灯籠があり、今も車で走るときには懐かしい思いにかられることがあります。人にはなぜかそうした場所や人物の記憶があるものです。
 そんな住吉神社にお参りしました。入口の石灯籠は寛政9年の建立で、西暦1797年ということですから今から210年余り前の古いものです。石鳥居は昭和3年(1928)の建立でした。
 階段を上ると、拝殿、社殿があります。その脇、少し変則的な位置に狛犬と石灯籠が建っていました。狛犬は寛政9年、石灯籠は安政2年(1855)の建立でした。神社の入口には顕彰碑が建てられており、神社修復に郷土出身の方が寄進をしたことが記されていました。その碑文の中に郷土の神社への崇敬の念あつく・・・といった言葉がありました。遠くふるさとを離れて生きる人にとっては望郷の思いの中にお祭りなどの伝統行事、遊び場として親しんだ神社、鎮守の杜がその真ん中にあるんだろうなと思いました。懐かしい記憶の一こまとしてあざやかに残っているんでしょう。
 
コメント
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