メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

殺意の夏

2012-08-19 16:03:28 | 映画

殺意の夏 (L'Ete Meurtrier 、1983仏、134分)

監督:ジャン・ベッケル

イザベル・アジャーニ、アラン・スーション

 

男を手玉に取る女と犯罪の話と想像したら、そうでもなくて、最後までかなり意外性のあるミステリータッチのものになっている。フランスの田舎町に母と来た20歳のイザベル・アジャーニに、自動車修理と消防をやっている男が一目ぼれして仲良くなり、結婚寸前になる。しかし彼女は彼の家で見つけたものから、自身の出生の秘密に近づき、実は母を襲った連中(自分の実の父親)を突き止めるところまでいく。

 

ここにいくまで、当時20代で売出し中のイザベル・アジャーニがセックス・シンボルの女優でもこれほどはという見せ方で、驚かせる。

 

映画としてなかなかよく出来ているのだが、事実が解明された後の結末の一コマは納得できない。無駄なアクションだろう。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スチューデント | トップ | ヴェルディ「マクベス」(メ... »

映画」カテゴリの最新記事