ツルマメ(蔓豆)
<学名:Glycine max (L.) Merr.
subsp. soja (Siebold et Zucc.) H.Ohashi>
マメ科 ダイズ属 一年草
撮影日 2020.09.19: 群馬県
本州、四国、九州、沖縄の日当たりのよい野原や道端に生える1年草。
茎は蔓性で細長く、長さは1~4 m、他の木や草に絡みついて伸び
茶褐色の下向きの毛が多い。
葉は長い柄を持った3枚の小葉からなる3出複葉で、互生。
各小葉は披針状の長卵形、長楕円形、披針形などが見られる。
葉の縁はなめらかで、長さ3.5~6.0 cm、幅1.5~2.5 cmほど、
両面に短毛があり、裏面の脈上には特に毛が多い。
先端は円頭から、やや尖るものまで変異がある。
小葉の基部には小托葉があり、狭披針形で黄色く柔らかい毛がある。
花期は8~9月。葉腋から房状花序を出し、長さ6mm前後の淡紅紫色の
蝶形花を3~4個つける。まれに白花もあるそうです。
萼はツリガネ形で5裂し、黄褐色の細かい毛が密生する。
花弁のうち旗弁の中央部分は凹んだ形状をしている。雄しべは10本で、
下側の9本が下部で癒着して一体となる。
秋にダイズによく似た長さ2~3cmほどの豆果をつけ、
淡褐色の毛が密生する。
若い豆果は枝豆によく似ています。
莢の中に2~3個のダイズによく似た平たい種子が入っており、
食用にすることもできるが、サイズはとても小さい。
ツルマメはダイズの近縁で、その原種と考えられていて、
古代より人々が栽培し、さらに品種改良したものがダイズになった
といわれる。
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