ミズヒキ(水引)
<学名:Persicaria filiformis (Thunb.) Nakai ex W.T.Lee>
タデ科 イヌタデ属 多年草
北海道から本州、四国、九州、南西諸島まで全国各地の低地の
半日陰の林下や林縁、路傍等に普通に生育する多年草。
高さ30〜80cm。茎の節部は膨らみ断面は白色の髄が詰まっている。
半日陰の林下や林縁、路傍等に普通に生育する多年草。
高さ30〜80cm。茎の節部は膨らみ断面は白色の髄が詰まっている。
撮影日 2016.9.11: 群馬県
葉は互生、長さ7~15cmの広楕円形で、両面に毛があり、
長さ6〜15cm、先端は尖る。
中央付近にしばしば黒い「八」の字の模様、斑点があることが多い。
花期は8~11月。
茎の先に長さ約30cmの細い総状花序をだし、
小さな花がまばらに横向きにつく。花被片は深く4裂し、
上部の3個は赤く、下部の1個は白い。花柱は2個。
花弁に見えるものは萼で、長期間、花が咲いているように見える。
開花後に花柱は生長し,花被の外につき出て硬くなり,
先端が鉤(かぎ)状に曲がり,動物の体表に付着して散布される。
白花のものはギンミズヒキ (f. albiflorum) 。赤花と白花が
混じるものもあり、ゴショミズヒキ (f. bicolor) と呼ばれる。
混じるものもあり、ゴショミズヒキ (f. bicolor) と呼ばれる。
和名の由来は細くて長い花穂を祝儀封筒や進物にかける水引に
たとえたものと言われる。
たとえたものと言われる。