Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

やはり矛盾有では?日本学術会議の防衛研究消極姿勢

2018-09-23 21:42:08 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!先日の事だが、前後して行われたロシア国・ウラジオストクにての東方経済フォーラムの席上、プーチン同国大統領により発出された「無条件の日露平和条約」の提案に呼応するかの様に、我国近海に同国軍の新型戦闘機 スホーイ SU-35型機が飛来、領空侵犯行為はなかったが 警戒の為、空自の緊急出動スクランブルがあった様だ。

表向きは、露空軍の新型機性能試験の意味もあったのではとも言われるが、一方でプーチン大統領見解を援護し、我国への圧力を狙った面がないとは言えないだろう。こうした場合の為にも、自衛隊を初め 国防安保を担う組織は、隙の無い機敏な動きをしなければならないのだと 改めて思う所。

さて、この防衛安保面に際し 内閣府の関連組織でもある日本学術会議が、主に国公立の大学による防衛研究を軍事研究に当たるとして、慎重姿勢を促す方針であるのは昨年来拙方も触れて来た所。この方針に沿い、京都、名古屋の各大学を初め 国公立大学の相当数が、軍事分野とされる研究を行わない声明を発出している様だが、日本学術会議は、近年は世界的に民間と防衛関連の産業技術の境目が曖昧になって来ている・・として、私立レベルを含め 我国大学の防衛研究参加を懸念する姿勢をとる様だ。

これについては、拙者は以前から疑問を抱くものだ。近年は特にそうかもだが、そもそも民生技術と防衛関連技術の境目は はっきりしたものがあるのだろうか。世界レベルでは、例えば世界的通信網インター・ネットが 元々は米合衆国軍の通信技術だった所から来ている様に、民生・防衛の両技術の境目は元々曖昧・・と言うより、そのものが存在しないのが実態に近い様だ。それを事更、境目を設けて何が何でも峻別しなければならない様主張する 日本学術会議見解の方が異常に見えて仕方がないのだがどうだろう。

欧米先進国のみならず、それ以外の国々にあっても民生・防衛の両技術は、相互の交流が普通に行われ、それが国及び国民市民の利益にも叶うとの理解が大勢だという。つまり極言すれば、防衛研究を行わず、行わせずとする 日本学術会議見解の方が異常という事になるのだが。ここの所は、誤解を恐れず指摘せざるを得ない所だと心得る。

前述のロシア国の動きや、中国大陸も、よく知られる尖閣諸島近海で 時に不穏な動きに出る事があるし、この所 隣接する大韓民国と宥和を進め、米合衆国との関係改善も緒に就いたかに見える北鮮にしても、米合衆国向けの脅威とされる核兵器の疑いある装備や弾道弾など廃棄の意向を表してはいる様だが、それは決して我国への脅威を除去する姿勢ではないと言われる。我々日本人は、そうした周辺情勢も正しく理解把握した上で、国防安保の事共の理解と向き合いも進めるべき。前述の日本学術会議見解は、そうした所も考えると どうも「お花畑」と揶揄される、空想的平和志向から発出されたものの様に思えて仕方がないのだがどうだろう。

以下に著述家 門田隆将(かどた・りゅうしょう)さんの、この問題に関する文献をリンク致す次第。発出は昨年だが、今の周辺情勢にも ほぼそのまま当てはまるのではないかと心得ます。画像の方は、拙地元 JR名古屋駅にて 少し前に見かけた、鉄道線路のレール資材などを運ぶ、専用列車の様子を。一見 ディーゼル機の先導する貨物便の体裁ですが、実は後続の運材車にも運転台とディーゼル機関 駆動系が備わっており「何故自走しないのか?」不思議な所ではありますね。 http://blogos.com/article/213343/

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする