Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「冷戦」の再来か?

2014-03-30 22:21:24 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!2014=平成26年3月も、後僅かとなった。振り返ると、昨年末よりの今冬も、前年よりの厳冬が予想されもしたが、意外に長続きしなかった感じだ。花便りを見ると、梅はやや遅め、桜は平年並みかやや早めと言った所。当地名古屋のそれは、名古屋城周辺が早くも見頃を迎え、他の箇所も、今週中にはと言う所だろう。次の週末まで花が保ってくれればとも思うのだが、今年の見頃は意外に短いかも知れない。

さて、年度末と言う事もあり、各方面で区切りの行事が行われた様だが、まあ目立ったのが、東京・秋葉原発の若手芸能集団「AKB48」の一実力者の卒業式典だったろう。結局、折からの風雨による荒天もあって中止された由だが、このグルーブ、昨年辺りより、前田敦子さん他複数のセンター級実力者などが「卒業」名目で離脱しており、さしもの大人気もそろそろ曲がり角なのかも知れない。困るのは俺とさして齢も違わない中高年層にも愛好者が少なくない事で、この辺りは再考されても良いとも愚考するのだが。それに、同じ「卒業」なら、F局にて30年以上も続いた昼間の帯番組の司会を完遂したタモリさんの方が、余程存在感がある様に思うのだが。

それに引き替え、冬季スポーツ選手各位は頑張った。埼玉県下で今日まで開かれたフィギュア・スケート世界選手権にては、浅田、羽生の両選手が男女同時優勝の快挙、同じフィギュアの鈴木、女子モーグル競技の上村選手も有終の美を飾った様だ。一度は引退を示唆した浅田選手は、今後の去就を留保している様だが、政治と違ってここは「先送り」の許される所。繊細でいて力感溢れるあの演技をも可能にした鋭い知性で、熟考の上「これから」を決めてもらいたいし、我々周囲も、冷静に見守りながら、その意思を尊重したいものだ。

その「先送り」が許されない政治や外交の世界が困った状況になっている。ロシア国の東欧、クリミア半島の軍進駐(事実上併合の模様)に伴う欧米諸国との摩擦がそれ。同半島の住民はロシア系が多く、ロシア国編入を望んでいる様であるのは事実。そしてロシア国も、黒海に面し海軍上重要なこの半島を保有する事は、本音の望みでもあるだろう。ただ、同国は歴史的に拡張志向が強くある事にも留意しなければならない、遠く100年以上前、明治後期の日露戦争の昔から、旧ソ連邦、国際法違反の北方領土不法占拠の前例から、同国の「獲った物は返さじ」との芳しからぬ姿勢は、一貫して変わっていない様に見受けられる。これは世界の安全保障にも良からぬ影響を及ぼしている様に思われ、欧米勢の懸念の大きな一つも、そこにある様に感じられるのだ。

中国大陸は、ロシア国のそうした姿勢に一見距離を保っている様に見えるが、実は米合衆国や歴史問題で我国ともめている大韓民国とも近づいて、太平洋への影響力と、対ロ政策でも優位を狙っているのではないだろうか。形こそ違え「第二の冷戦」となりかねないこの状況、外交面の舵取りも、決して容易ではないだろう。

領土の問題は、我国の国家の尊厳と対外信頼にも関わるだけに、決して譲れないものがあろう。安倍政権下でずっと議論されている、集団的自衛権の保持行使の問題にも、我々国民市民は一定の理解をする必要があるのではないか。そして、この問題は、日々の生活をも左右する燃料供給の問題にも関わって来るのだ。

燃料、特に自動車用ガソリンには、揮発油税に加えて消費税も課され、その適法性が疑われる二重課税の懸念が指摘されるのだが、来月よりその消費税の上昇に加え、以前の民主党政権下で決定された、温暖化対策税が正に最悪のタイミングで課税開始され、ガソリンは1L当り数円もの価格上昇が見込まれると言う。安倍政権が、まさかこの事態を見過ごしているとは思えないが、この新税の創設には、全国紙Aなど左傾メディアの多くが、燃料課税のあり様の見直しを促す事なく、軽薄に賛成を表明した経緯がある。ただでさえ「ジャパン・プレミアム」などと高値を吹きかけられ買わされている燃料価格の適正化を目指すと共に、こうした税制の実施にもっと慎重を期せる様、今後の法制のあり方も再考を求めたいものである。今月の拙ブログは以上。ラタ、マイ月。

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消費増税前夜

2014-03-24 00:33:24 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!かねて報道もされている、4つの国税中、消費税の上方改定が来月1日に迫った。大は住宅より、小はトイレット・ペーパーの様な日用品に至るまで、増税直前の所謂「駆け込み需要」が大きく増えている様だ。今回の改定は、2012=平成24年の民主党政権・野田内閣時代に決定され、安倍現政権下で予定通り施行するか様子見をしていた所「苦渋の決断」の末実施に至ったもの。少子高齢化の進展に伴う社会保障費用の大幅増大に対応するなど、やむを得ない側面があるのは事実だが、このまま行けば来秋には更に一段の税率引き上げが控え、今回の8%より10%に移行する事になる。低所得層の負担が大きい逆進性を伴う税制だけに、その対策の現金給付などが適切に行われるか、又、政府や税務当局による、安易な税率改定が行われない様、我々国民市民は更に監視を強める必要があるのではないだろうか。

かく申す俺も、試算してみると、今回分だけで年に数万円の負担増が見込まれるだけに、支出の見直しをする必要がありそうだ。悪友達などとの会話では「一定以上の高額商品でなければ、さほど問題ないのではないか」との見方も出たが、やはり一度に買い物で数円から数十円の増加であるにしても、それが集積されれば大きな額となるであろう。これまでにもして参った事だが、改めて不要不急の支出がないかどうか、もう一度振り返ってみる事にしたい一方、人との交流などでどうしてもやむを得ない出費もある。より一層、的を得た「生きた金の使い方」が求められていると言う事だろう。

来月の上方改定後は、今は好調と言われる景気の落ち込みが懸念される所だろう。安倍現政権の、この事への適切な対応を求めると共に、我々国民市民も、思考を持って消費を考えないと、と言う所かも知れない。ここよりは蛇足になるが、昨日まで日本海側に旅行に出ていたのだが、都市部を中心に人出は多く、旅行者も多数入っている様に見受けられた。来月よりの大型連休中の混雑が今から気になる所だが、宿はとも角、交通機関は概ね利用1カ月前よりの発売がメイン。前半は消費税現行の今月中に始まる為、この期間にお出かけなら要注意だろうが、連休の中核となる5月初旬分のリリースは、来月の上方改定後。ある程度の出費増は避けられないだろうが、それが気にならなければ、これまでより宿や交通などを確保できる機会が増えるかも知れない。

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年度末~夜行列車衰退の背景は

2014-03-16 23:09:36 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ! 昨3/15(土)、JR全国列車ダイヤ改正が実施された。概ね、各地の鉄道利用の実態に近づけた運行ダイヤの手直しが行われたのは事実なるも、大規模なものだけに、必ずしも地元の実情と合わない所が生じるのも事実だろう。新幹線網充実の陰で、在来線に犠牲やしわ寄せなどが行われた所も、それはあるかも知れない。

直接の露骨なものではないかも知れないが、報道などで広く取り上げられた、東京・上野と青森を結ぶ夜行特急列車「あけぼの」の運転終了。大阪万国博覧会が催された1970=昭和45年よりほぼ半世紀近くに亘り、首都圏と東北の「夜の架け橋」としての重責を担って来た。この地方を走る夜行列車は、地元の方々に「出世列車」と親しまれた急行「津軽」が有名だったが、「あけぼの」はその後を受け、「第二の出世列車」として、同様の絶大な支持を集めて来たのである。

最盛期には、秋田までの便を含めて3往復が運転され、上野~福島間を東北本線、その先終着青森まで奥羽線を行くルートの所、1992=平成4年途中より、福島~山形間のルートを、新設の山形新幹線に譲り、軌道間隔変更に伴って、この区間を通れなくなった「あけぼの」は、福島以北も東北本線を北上、深夜の仙台北方の小牛田(こごた)と言う所で、有名な鳴子温泉郷を通る陸羽東線(りくうとうせん)を山形・新庄へ向け西進、その後奥羽線に合流して秋田、青森へ向かう様になる。更にその後、山形新幹線の新庄延長と前後して、長らく守った東北本線経由のルートを捨て、高崎線、そして川端康成の小説「雪国」の舞台ともなった上越線、更に信越線を経て羽越線を秋田へと向かう、現在までのルート(以前運転の夜行特急「出羽」とほぼ同じ)へと変更されるのである。

沿線の方々の強い思い入れを表す様な、昨日のラスト・ランと相成った訳だが、勿論これは、数年前まで当地でも夜間見られた東京~西日本・九州間夜行特急の場合も同様だったろう。「あけぼの」の場合も、一定の需要があったればこそ、今日まで存続できた訳だが、今回の廃止劇には、他の列車と同様の事情がある様なので、以下俺なりに感じた所を指摘して参りたい。

まず、新幹線網の整備。東京~九州間夜行特急の場合、初めは1975=昭和50年春の東海道・山陽新幹線博多開業時に、列車廃止が見込まれていた様だ。が、しかし、当時の主戦、0系列車の速力では、東京~博多間に最速でも7時間近くを要し、夜行需要も簡単には切り捨てられない判断があった様で、その為この時は、数往復あった夜行特急ほぼ全列車が残される事となる。次に、1979=昭和54年に、当時の運輸省や国鉄上部より、夜行列車段階廃止の方針が明らかにされ、当時は一般社会より否定的な受け取られ方をしたものだが、東北、上越など各地への新幹線網の拡充と共に、この方針は徐々にだが説得力と現実味を帯びて行く事となる。前述の「あけぼの」の場合は、岩手・盛岡を経て秋田へと向かう、新幹線「こまち」の速達化が同列車廃止の直接の理由らしい。

もう一つの難敵、国内航空。かつては、鉄道の優等車、新幹線グリーン車や在来線A寝台車と並ぶ高価な運賃で、一部の層の乗り物だった飛行機も、早割や旅割、利用マイレッジの蓄積などで、昨今は賃料面で随分利用し易くなって来た。更に、格安運賃で飛ぶ内外の航空会社「ローコスト・キャリア」の進出で、夜行列車淘汰の尖兵となった新幹線も安閑としてはいられなくなった。これからは、従来型の夜行列車は基本消滅、新幹線と航空各社の激突と言う図式も考えられよう。

これらの動きに連携するかの様に、特に少し前のデフレ経済下、ビジネス・ホテルのチェーン化と価格革命も進み、場合によっては、以前の2/3以下の安い料金で利用できる例もある様だ。正に、カプセル・ルーム並みの価格破壊的革命が進行している訳で、新幹線や航空機とビジホは、夜行列車衰退を進める最強のタッグとなったのではないだろうか。

それと後、昭和末期以降急速に進んだ全国高速道路網延伸に伴って起こった、夜行長距離高速バスの隆盛も見逃せない。こちらも、些か行き過ぎた価格革命となってしまった様で、それに伴うとも言われる、乗客の犠牲を伴う大事故の発生や、都市部のバス乗降場不備などの社会問題をも生じて来た訳だが、この方面への運輸行政の見直しなどもあって、こうした所も徐々に改善される事だろう。又、乗車券類の入手にしても、わざわざ窓口まで出向く必要のないネット予約、最寄りのコンビニ店決済などが利用できる夜行長距離高速バスは、夜の移動手段としての主流として、不動の地位を確立するものと思われる。夜動かす為に、運転要員だけでなく、接客を担う車掌、地上の業務の為の駅係員の配置も必要とする列車と異なり、バスの場合は交代運転手の手配と運転指令の一部維持だけで済むからだ。最も影響の大きな経費、人件費のあり様が大きく異なるのである。深夜の列車運転や駅業務を嫌う、JR貨物を除く各社の労組が、夜行列車存続に概して非協力的だったと言われる所も取り上げておきたい。

想えば、夜行列車は、こうした省力化の流れを的確に取り込んで生き残る事ができなかったのではないだろうか。デフレ経済下の各方面の価格破壊的革命の波にも、夜行列車は乗り遅れ、寝台料金の引き下げなどは、一部を除いて行われる事はなかった。当地にも、数年前まで東京~大阪間を結ぶ夜行急行「銀河」があったが、以前は設定のあった座席車の連結が途中からなくなり、寝台専用とあって、随分利用し難かった記憶がある。他のライバル輸送機関との整合性を考えれば、まだ需要はあった様に思われるだけに、こうした衰退はやや残念な所でもある。昨秋、JR九州が、内外の富裕層向けに、豪華夜行クルーズ列車「ななつ星in九州」の運転を始め、向こう1年位の満席予約を取り付けている様だが、この人気が息切れしない事を祈ると共に、定期とは行かないものの、新しい夜行列車の一つの形として定着するのか、注目して参りたい所である。

画像の夜行特急「あけぼの」は、今より4年前の2010=平成22年夏、秋田にて捉えたものであります。

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3・11~防災再考

2014-03-09 23:58:37 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!我国を震撼させた東日本大震災より間もなく3年、決して望ましい復興が進んでいるとは言えない、現場となった東北各地の様子を伝える報道や、震災当時を振り返るメディアの番組も多い。それぞれに、本当の所を知らせようとする熱意や「何が一番大事か」を考えさせる好企画も見られ、それぞれに前向きの評価をしたいが、我々見る側としては、やはりそれらの中より、己にとって本当に必要な所を選択し、決して他人事ではないこの様な災禍と向き合って、自らに降りかかった時どうするかと言う事共を、少しでも具体的に考えて行けたら良い、と俺などは感じるのだが。

さて、その様な中の一番組にて、地震予知に繋がる地殻変動のデータ解析にて気になる動向があると言う。近い将来発生が見込まれる南海地震の前触れとも見られる動きが、昨秋以来見られる様だと言うのだ。これによれば、早ければ今春にも何らかの動きが見られるかもとの由。もし、震源域が西日本とすれば、当地東海も、震度5弱以上を免れず、今からある程度の警戒が必要と言う事だろう。ただでさえ「東北の次は、東海だ」との指摘もある。先の震災を遠い所の出来事とは思わず、己の身にも起こり得る位の気構えでいた方が良いのかも知れない。

さて、その事につき、余り大きな事は申せない俺だが、一応の備えはしている所もあるので、少し触れておこうと思う。まず、生存に必要な水は約3L。まあこれで2日位はもつかなと言う所。食糧は、乾物のクラッカーを3pc位、缶詰を若干は買い置く様にしている。自らの分の他、有事の時に、周囲の必要な他人にも、ある程度は分けられる様にする為もある。尤も、いざとなれば、そんな余裕もない程状況は激変する事もあるかも知れないが。

衣類の方は、食糧程の備えはないが、それでも着のみ着のままで逃げられる想定位はしているだろうか。非常灯に携帯ラジオとその電源用電池も、多少の備蓄はする様にしている。後は所謂「非常持ち出し品」も、一通りの選定位しているかなと言う所である。

決して十分とは言えない備えだが、地震と言う奴、発生時刻を選ばないだけに、深夜帯に生じる可能性もある。そんな事にも配慮しつつ、いざ避難の時に、居所の電源ブレーカーやガス元栓を閉じて、通電火災などの二次災害を防げる様、安全に行動できると良い、などと愚考している次第であります。

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3月~良い兆しである様に

2014-03-02 23:58:31 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!2014=平成26年3月も、拙ブログを宜しくお願い致します。先週末は、春の兆しを感じさせる温かさに恵まれるも、今月初旬は、再び寒の戻りもある様だ。引き続き、お互い健康安全留意にて過ごしたい所であります。

その安全の事で少し。昨夏、当地西隣の三重県下にて、四日市港花火大会の帰途発生した、女子中学生強盗殺人事件の容疑者が、ほぼ半年ぶりで逮捕された。地元在住の18歳の男で、先日高等学校を卒業した所の由。人を殺し、金品を強奪した一方で、平然と通学し続けていたのが事実なら、大変悪辣と申さざるを得ず、その罪業が厳しく糾され、その者の将来を左右する程の重い処分が下されるのは当然であろう。又、改めての被害者への弔意と共に、やはり深夜単独で行動した油断と無防備さにも、我々は留意しければならないだろう。それと共に、加害者よりは善悪を峻別する倫理観と道徳観念、被害者よりは警戒心と自衛精神を奪い去った戦後の不良なあり様に対し、それを糾すべく、改めて厳しい姿勢で臨む必要があるだろう。

さて、もうすぐ春。余り良からぬ面だけでなく、少しは良い事にも目を向ける必要があろう。今日付の地元紙、C新聞のコラム欄に、ちと考えさせられる記事があったので、以下引用してみたい。

「三月。カエルが鳴く季節はまだ先だが、カエルは他のカエルと鳴くタイミングをちょっとずらして、自分の声がかき消されないようにしているそうだ。

理化学研究所脳科学総合研究センターなどの調査で分かった。間を取ることで自分の声を残し、縄張りを主張することができるという。これがカエルの合唱の正体のようだ。

人間の中には己の考えを押し通そうと、人の意見をさえぎったり、強情に叫び続ける人もいるが、これはこれで疲れるし、恨みも残る。カエル式に人の意見を聞いた上で自分の意見を述べる。自分の意見を守りたいのであれば、こっちの方がよほど効果的だろう。

別の「合唱」。電車の中で赤ん坊が泣いている。困った母親がこの子のお気に入りか『カエルの合唱』をささやくように歌いだした。[カエルの歌が 聞こえてくるよ]

母親は何度も歌うが、泣きやまない。すると隣の女性がその小節を引き取って歌った。輪唱。その次は、向かいの男性。次は別の女性。気がつけば、車内にいた大勢の人が、赤ん坊のために『カエルの合唱』を輪唱している。

『いい話』を収集する作家 志賀内(しがない)泰弘さんに教えてもらった。古いイタリー映画のようでにわかに信じられなかったが、とげとげしい公共の空間も、ちょっとした機転と勇気で温かくなるものだろう。『人間の合唱』にも知恵がある。」

この記事、各位はどうお感じになりますか?前半はまあ、メディア人にありがちな理想論の押し付け的で感心しない。又、「とげとげしい公共の空間」なる文句も余分な言葉だろう。空間全部がそんな訳はない。だが、後半の「いい話」は俺も同感だ。これに近い感動の出来事が、昨夏東京都内であった事実を、改めて忘れない様にしたいものだ。先月下旬、回送便と線路作業機材の衝突で、遺憾な脱線転覆事故を起こした同じJR京浜東北線を舞台に、プラット・フォームと停止列車の間に転落してしまった女性客の、乗客の方々と、駅や列車の鉄道関係各位の、立場を超え、手を携えての命を賭けた救出劇である。

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