Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

今市事件に見る、複線思考の大切さ

2014-06-08 22:33:16 | ニュース

梅雨の晴れ間となった本日の当地愛知。午前、皇室に訃報あり、天皇陛下のご親族が逝去された。まずは、一言の弔意を申し上げ、ご冥福をお祈りしたい。

次に、先日の事だが、2005=平成17年暮れに栃木県下にて生じた、女子小学生惨殺事件の犯人とされる男性容疑者が確保され、9年近い歳月を要したのは遺憾なるも、まずは良かったと思う所。容疑者は30代前半で、人格及び精神面の発達に障害があるとかで、刑事責任を問えるか、被告弁護側と争いになる可能性もあろう。それにしても、人命を奪い、将来を絶った重い罪責は厳しく糾されるべきは当然で、死刑適用に無理あらば、保釈なしの無期刑、あるいは老齢獄死が想定される位の、数十年の刑事処分を求めたいものだ。又、年少者を狙った性的変質者による犯罪は繰り返される事多く、昭和末期に真剣に議論されるも、結局は実施が見送られた、心身障害者及び耗弱者に対する治療処分などが、今度こそ法制化の上、厳しく適用される道が開ける様、国民的努力がなされるべきではないのか。そうした、地域社会の安寧を図る姿勢こそが、幼くして生を奪われた被害者への、最大の供養となるのではないか。

その一方で、当該容疑者は、台湾国の出身者であるとも言われる。罪業は重大なるも、この事で我々日本人は、決して同国の事を悪い視点で見る事のない様心がけたいものだ。栃木・茨城両県を舞台にした前述の、所謂「今市事件」は、あくまで国籍や民族を別にした、一個人の犯罪であり、出身国だからと言って、その国や地域の事を悪罵したりしてはならない。台湾は、古くより我々日本及び日本人に対する敬意を持ち、先の震災にあっては、国際社会に先駆けて資金、人員の両面で、多大な援助を下さっている。今市事件の容疑者は、たまたま台湾の出身だっただけと言う事で、そこの所は厳しく峻別区別した思考がなされるべきだろう。

我国と台湾は、強引な海洋進出を企てる中国大陸と対峙し、連携協力してこの狼藉に対応して行かなければならない。想えば、台湾も中国大陸との難しい経済協定の問題に直面し、対応を誤れば、大陸の経済攻勢に飲み込まれかねない危機に直面しているのだ。こうした連携の大切さは、安倍現政権も良くお分かりのはずだと心得る。その様な中で、沖縄・尖閣の領有問題の解決にも繋げなければならないし、中国大陸の行き過ぎた姿勢を糾す為の、他のアジア諸国との連携協力も、進められる様にしなければならない。

繰り返すが、栃木県の此度の逮捕劇は、こうした複線的な受け止めが必要だと言う事だ。

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焼き肉店死亡中毒事故より見えたもの

2011-05-05 23:10:56 | ニュース

コナサン、ミンバンワ!2011=平成23年5月も、拙ブログを宜しくお願い致します。

先日来、東日本大震災に次いで我国社会を不安に陥れている、首都圏と北陸に店舗展開する焼き肉チェーン店にて生じた、生肉料理に絡む食中毒事故は、遂に本日現在犠牲4名を数える重大事態へと発展した。この内2名が幼児であり、折しも次代を担う子供達の心身の健全な成長を祈る国民の祝日「こどもの日」でもあっただけに、本当に遺憾な所であります。この事故の主因は、やはり販売したチェーン店の、食肉の安全処理に等閑な所があった事によるものであり、犠牲各位のご冥福をお祈りし、又数十名を超える発症各位にもお見舞いと、速やかなご回復を望むと共に、事故を生じた店側、そして関わった可能性を指摘される仕入れ元共々、誠意を以て責任問題を避けない様願いたいものである。他店に比べ、異常に安い価格設定が人気の反面、安全面の低下に繋がった所もある様で、そうした事共への検証も必要。又、食肉の販売管理に罰則を設けなかったなど、厳正な対応を行わなかった厚生労働省の姿勢も問われるべきだろう。

こうした事共の一方で、我々食す側の消費者にも、やはり油断がなかったと言えば嘘になるのではないか。ここ暫く、生肉料理に関しての大きな事故や問題がなかった為に、本当は好ましいとは言えない生食に、以前はあった用心や警戒心が希薄になっていた所はなかっただろうか?拙幼少の頃などは、まだ社会の衛生レベルが現在程高くなかった事もあって、学校にて、回虫を初めとする寄生虫感染についての注意が良く通達されていたし、獣肉の生食は、条虫などの寄生を招き易いとして、極力避けるべきとの教育がなされていた様に思う。魚類でさえ、鮭とか淡水魚の多くは、生食を避けるべきと教えられていた記憶があり、その為俺は、今でも生食する品を、できるだけ絞り込んで安全を期す様にしている次第である。

今回の事故を拝見していると、どうもそうした肉の生食に対するリスクへの抵抗が稀薄になっている様子が見えて仕方がない。特に、大人でもリスクの高いユッケなどの生肉料理を、年端も行かない幼児にそのまま与えるのは如何なものか。料理を提供する店側にも、それを注文して何の吟味もせず、そのまま子供に与える客側にも、共通しているのは、次代の担い手たる子供達の命と健康を軽く見ていやしないかと言う印象だ。これは、福島県にて原子力発電所事故を生じた、某電力会社にもほぼそのまま当てはまる事共だろう。

報道や、宣伝をするコマーシャル・メディアの不良姿勢にも困ったものだ。子供達の命の危険や健康を大きく損ねる恐れのある所に目をつぶり、ただ営利だけを視野に入れた様な狭量な不良姿勢も、又糾されるべきだろう。今回の中毒事故の背景には、浅薄で無責任ななメディアの招いた低レベルなグルメ・ブームの存在がある事も事実ではないのか。

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