今年、数少ない朗報かも知れない。テニスの世界四大大会 全米オープンに出場中の 大坂なおみ選手が、男女通じ 史上初の日本人優勝を遂げた。まずは、この快挙を称えたいものだ。
それに引き替え かつて北海道選出だった 鳩山由紀夫元総理が、又も粗相をやらかした様だ。先日の 北海道震災において、ほぼ全道の電力がダウンした所謂「ブラック・アウト」現象につき「不思議に思う」という意の SNS言動があったとか。本当に、十年近く前の総理時代から しばしばの安直な言動はよく覚えているし、今も燻る 在沖縄米軍基地問題にしても、当時のオバマ米政権向けに 意味もなく「Trust Me(信じてくれ)」とか表してみたり、ありもしない「腹案」の事を口外もしていた。此度にしても「思考停止」としか言い様のない有様で、とてもかつての選挙区への想いなど感じられない無神経な姿勢だろう。当時も今も、この輩の「思考停止」は続いている感がしてならないし、もしかすると一生このままかも知れない。全く、粗相を垂れ流す土鳩と大して変わらないと感じるのは、拙者だけではあるまい。
本題です。今月下旬、二つの重要な選挙が予定されるのはご存知かと思う。一つは 安部現総裁の任期到来に伴う自由民主党総裁選。もう一つが、現職だった 翁長雄志さんのご逝去に伴う沖縄県知事選。今回拙記事は 後者を次回以降に譲り、前者の自民総裁選に少し触れようと思うが、お知らせ一件。今回選挙は、安部現総裁・現総理と石破元防衛相のいわば「一騎打ち」の様相。
拙者、安部候補の続投に吝(やぶさ)かでない一方、政策面での 前向きな研鑽姿勢ある石破候補も「どうしても『交代』なら認めても良いか」の姿勢だった所 同候補の党籍履歴から、政権交代をした時期の前後、自由民主党とは敵対する 小沢現自由党代表が主宰だった旧自由党や新進党に在籍した事があり、その信頼性への問題から 支持から遠ざかるやむなきとなった次第。保守勢力の動きからは、早くから石破候補と距離を置くのが大勢だったが、拙者がこれを把握するのが遅れたのは反省点だ。一言の陳謝と共に、ここにお知らせの次第であります。
次に、今回総裁選に際し 一時立候補の意思を表しながらも推薦人不足などで断念に至った、野田聖子総務相の事にも触れたい。今回の本題は、こちらかも知れない。同総務省も、御子の重い障碍や 現夫君の反社会勢力に関わったとされる履歴など、大変な家庭問題を抱える事情は一定分かるが、やはり芳しくない所がゼロではないのではないか。昨日の全国紙 読売夕刊記事を引用して、少し見て参りたいと思う。
「日本の『ガラス』は硬いか」
物質にはそれぞれ硬さがある。「モース硬度」という 10段階の尺度では、ダイヤモンドは「10」で最も硬く、ガラスは「5」に相当する。米合衆国初の女性大統領にあと一歩まで迫った ヒラリー・クリントン元国務長官は「ガラスは『5』より硬い」と主張するかもしれない。
2008(平成 20)年の大統領選を現地で取材した際、敗れた彼女は「一番高くて硬いガラスの天井に ヒビを入れた」と語った。女性の進出を阻む「ガラスの天井」がはっきり見える所まで上り、硬さを確かめた実感が込められていた。
2016(平成 28)年の選挙でも、ガラスを突き崩せなかった。戦いの内膜を記した「WHAT HAPPENED? 何が起きたのか?(邦訳版は 光文社刊)」によると、本物のガラスを天井に掲げた舞台で、勝利宣言をかる準備までしていたという。
女性であることが 敗因のすべてではないにせよ、クリントン女史を 2度もはね返した米政界のガラスは、女性トップを輩出している欧州と比べて硬いのかもしれない。実際、世界経済フォーラムの 男女平等度ランキングでは、米合衆国は 144カ国中 49位と高くはない。
114位の 日本はどうか。9/7に告示された自民党総裁選で、女性初の総裁をめざす野田総務相は 前回に続いて出馬を断念した。それを ガラスの硬さのせいにするのは早計だ。必要な(自民)党内の推薦人を集められないのは、本人が認める通り「力不足」だろう。次は力を養い、日本では前人未踏のガラスに迫る姿を示してほしい。(引用ここまで)
保守側の各位はもうご存知だろうが、我国で初の女性総理誕生の「ガラスの天井」は やはり高くて硬いで当然だろう。国民統合の象徴たる 皇統との真摯な向き合い。夫婦別姓や LGBTなどの問題に、どれだけ原則厳しい姿勢を守れるか・・などなど。野田総務相にはこの他、個人レベルの問題ではあろうが 音楽家・俳優の GACKTさんも関与する、仮想通貨取引に関する疑惑なども浮上している。そうした事も含め、どれだけ責任をもって明確に説明できるかも、国民市民レベルでの政党支持に影響するだろうし、そこから総裁選に必要な 推薦人確保の問題も、ある程度見えて来るのではと心得るものだ。
「ガラスの天井」の事共は、何も 野田総務相一人の問題ではない。与党にも少数認められるが、主に野党籍で 国会議場などで何かにつけ騒ぎ立てる「騒女議員」の連中は、この「ガラスの天井」を、騒擾によって 自ら「高くて硬い」ものにしてしまっている様に思えてならない。つまり 騒げば騒ぐ程、この天井は硬さを増し、破るのが困難になる一方なのだ。いちいち個人名に触れるのは 時間とスペースの無駄でもあるので行わないが、党で言えば 立憲民主、社民、自由の各党には確実にいるし、国会両院では 参院に多い。森友・加計両学園問題での 感情的追及が広く知られるだろうが、今夏前の「Me Too」騒動は、本当に恥を晒しているのかと思ってしまった程 レベルが低かった。野田総務相は よもやこんな連中や、冒頭で触れた 粗相の目立つ鳩山由元総理に近いレベルとは思いたくないが。今回画像は、埼玉の JR大宮駅にて捉えた、北陸新幹線 E7系列車の様子を。