今国会も早終盤を迎え、主に米価を含む物価高向けと、トランプ米政権が図る 貿易高関税方針への両対策との向き合いが大切という所は理解する。
それらを踏まえた上で 大変な折ではあろうが、かねて議論される 我国の独立と尊厳、固有文化の根幹にも関わる皇統の事共にも 是非目を向け続けたいものだ。
我国の固有文化にも関わる所と言えばもう一つ、選択的夫婦別姓の議論もあるが、これについては末尾リンクの関連記事に多くを譲ろうと思う。ただ両大問題共 与党自民も揺れている所があり、これらについても腰を据えた対応を願いたいものだ。まぁ与党内基盤の弱さが指摘される 石破政権に多くを期待すべきではないかもしれないが。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。
「自民・麻生氏『そのような事実ない』皇位継承協議での立憲民主・野田代表との合意否定」
自民党は 6/11、「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」(会長、麻生太郎・党最高顧問)の会合を開いた。
立憲民主党の野田佳彦・党代表は皇族数確保策の主要 2案のうち「女性皇族が 婚姻後も皇族の身分を保持する案」のみで麻生氏と合意していたとの認識を示していたが、麻生氏は「そのような事実はない」と否定した。懇談会事務局長の 木原 稔・前防衛相が明らかにした。
皇族数確保策を巡る 麻生氏と野田氏の交渉は難航している。その理由として、木原氏は
①女性皇族の配偶者を皇族とすることに 立憲民主側に強いこだわりがある。
②同党側が皇室会議で配偶者を皇族にするかしないかを決めると主張している。
③同党側がもう一つの主要案の 養子縁組による旧皇族の男系男子の皇室復帰案の先送りを主張している・・の 3点を挙げた。
木原氏は「三権分立と異なる特殊な機関である 皇室会議に白紙委任することはできない」と指摘した。また 与野党協議を振り返り、女性皇族の配偶者と子は一般国民とし 養子縁組による皇室復帰が国会の多数意見だと強調。「これを踏まえて 麻生氏に今後の対応も一任する」と述べた。(引用ここまで)
これまでを振り返っても、意味の全く異なる「女性天皇」と「女系天皇」をさも同様な意味の事共として喧伝してきた左傾メディアの論調に 安易に靡いてはならない事を、改めて感じる所だ。
麻生自民最高顧問と野田立憲民主代表の交渉を難しくしいているのは、木原前防衛相の報告を拝読する限り 立憲民主以下の野党側、と言うより左傾側に起因しているだろう。
女性皇族の配偶者や子達までも皇族入りを認めるとなれば、どの様な外国人勢力が入り込んで来るか分からない。或いは中には 非友好側のスパイが潜んでいる可能性すらあろう。仮にそれが現実のものとなれば 皇室自体が存亡の危機に晒されかねず、ひいてはその事が 我国の国運を傾かせる事ともなりかねない。
ここは 政界の大ヴェテランでもある 麻生党最高顧問の熟考と賢察に期待したい。野党ではバランスを心得た 野田党代表の方向性は一定は評価もするが、皇統の事共となると どうもその廃絶を目論む左派勢力の動向を抑え切れていない印象があり、要注意だ。
やはり安定した皇位継承の為の正道は、元皇族の作家・竹田恒泰さんもご指摘の様に 先の大戦後処理の折、連合国進駐軍 GHQの命により離脱のやむなきとなった旧皇族各位の皇籍復帰であると拙者も信じる所。異なる宗派とされる 石破総理の下での苦労もあろうが、ここは皇統の将来の為にも 我国固有文化を尊守する結論に達する様努めて頂きたい。
今回画像も 浜名湖界隈で恐縮。この年初訪ねた、前回より少し東寄りの船着き場付近で目撃の、東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子をもう一度。陣容規模は縮小も、同列車の活躍はもう暫く続く見込みとの事。以下に 冒頭の関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」