Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日台両海保の、必要な連携訓練の何が悪いのか?

2024-07-20 23:06:18 | 国際・政治
先日の事だが、当地東海も我国内他地域と前後して 梅雨が明けた模様。暫くは雲多めの天候が続くも、一度晴天ともなれば 危険な気温上昇が懸念されると聞く。

予想最高気温は 甚だしい場合は「40℃に迫る 30℃台後半」が予想されるとか。かねて警告の熱中症への対応と共に、決して鎮静化した訳ではない 新型コロナ・ウィルスを含む感染症複数にも注意を新たにしたいものだ。

本題です。自衛隊の諸外国防衛組織との必要な交流が進められる様に、海上保安庁の同様な交流、連携も着々と進められている様だ。かねてよりの無理筋な海洋政策を強行せんとする中国大陸を含む非友好側からの 我々への脅威ともなりかねない出方への対応は当然の事。

表の国交がない・・というより現状では結べない台湾とのそれも同様だろう。以下 昨日の日本経済新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「日台海保が房総沖で合同訓練、断交後初 中国(大陸)を念頭」

日本の海上保安庁と 台湾海巡省(海保に相当)は 7/18、千葉・房総半島沖にそれぞれの巡視船を派遣し、合同で訓練した。日台が絡む 東・南シナ海で「力による現状変更」を試みる中国(大陸)が念頭にある。

日台関係筋が明らかにした。台湾海巡省の巡視船「巡護 9号」は 7/10~ 17、東京・お台場の埠頭に停泊して燃料を補給した。房総半島沖の海域に向かい、海保のヘリコプター搭載型巡視船「さがみ」と合同訓練をした。

台湾の巡視船は 2023=令和 5年にも 日本で補給の作業をした。台湾当局者は 「補給期間を利用した合同訓練は初めてだ。日台の海域で 今後も人命救助に取り組む可能性がある」と語った。

海巡省によると、巡視船は漁業当局と協力し 年間 2~ 3回、公海で漁船の保護活動をしている。巡護 9号は 6/21に台湾南部・高雄(かおしゅん)を出港し、8/14に戻る予定だ。

日本と台湾は国交がない。今回の訓練は、日台の窓口機関が 2017=平成 29年に交わした「海難捜索救助分野の協力に関する覚書(おぼえがき)」に基づき 実施した。機関交流の一環と位置づける。

日台の海保当局が距離を縮める背景には、中国海警局の船(艇)が 日本と台湾の領海や周辺水域に入って挑発行動を強めていることがある。7月に沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国海警の船は 7/18時点で延べ 18隻に達した。合計 7日間に及ぶ。

日本政府は「国際法に違反する」と中国(中共)政府に抗議した。中国(大陸)福建省に近い 台湾の離島・金門島周辺の海域では 台湾漁船が中国海警局に拿捕(だほ)された。

同国は武力行使には至らない「グレーゾーン」と呼ばれる行為で、日台の主権が及ぶ範囲を狭めようとしている。同国海警局の公船や漁船を使う。

中国(大陸)と日台の海保当局の実力差は大きい。日本の海上保安庁のまとめらよると、中国海警局は 1000t 級以上の船を 159隻保有する。日本の海保は 75隻で同国の半分以下だ。台湾海巡省は 19隻で、2027=令和 9年に 24隻に増やす計画を立てている。

林 芳正・官房長官は 7/19の記者会見で「台湾は 極めて重要なパートナーであり、大切な友人だ」と話した。「日台間の協力の 更なる深化をはかっていく」と語った。台湾メディアによると、海巡省の別の巡視船は 2024=令和 6年 6月に 米国ハワイにも寄港した。日米台の連携を模索しているとみられる。(引用ここまで)

前掲記事の解説として「2017=平成 29年の海難捜索救助(SAR) 分野の協力覚書締結以来、日台海保当局の共同訓練の必要性は度あるごとに指摘されてきた。日台間の海域は複雑な潮流で、海難事故も生じやすく 互いの SAR連携は十分な正当性がある。それにもかかわらず 長年実動訓練がなかったのは 中国(大陸)に対する政治的配慮のためであり、こうして実現すると 過度の自制であったともいえる」とする。至極当然の指摘といえよう。

前掲記事・合同訓練の動きに対し、中国大陸・中共政府は「やっぱり」強硬な反発を示し 我国外務省へも大きく抗議した模様。しかしながら「見当違い」の印象も否めまい。

台湾と我国の両海保関係(台湾は海巡省)は、主に海難救助と必要な補給などで連携するだけであり、併せてどうしてもの緊急事案にも対処できる様 必要な連携を図ろうとするだけだ。そうした動きへの一方的反発は、見当違いの過剰反応。

そんな出方の前に、これ又一方的な「太平洋における核心的利益」の無限な拡大解釈と それに伴う複数の危険行為を慎むのが先だろう。と言っても、中共政府がまともに守り 履行するはずもないだろうが。それを助長するのが、対中共で大甘な 我国媚中勢力でもあるのだが。

そんな訳で、前出引用記事の解説にもあった通り、日台間では必要な海保と先方海巡省での 海難救助などの人道面をメインとした連携を進める事を評価し尊重する者だ。その上で、中国大陸を含む非友好側の危険な出方とも自信を以て対峙できる様 努めて頂きたいもの。

改めて、中共政府からの反発など気にする必要はないものと心得る。今回画像は 今春訪ねた当地愛知と東隣静岡の両県境近く、浜名湖畔付近を西日本へと下る JR東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子をもう一度。
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東京都知事選の場外戦が続いているらしい

2024-07-18 22:15:38 | 国際・政治
今日 7/18は、京都府下が本社の 京都アニメーション・旧主力スタジオにての放火死傷事件の 5周忌。跡地にては遺族と関係各位による追悼式が持たれた由。
理不尽過ぎる惨劇に、拙者も改めての弔意とお見舞いを表したい。

本題です。先の東京都知事選は、既報の様に 小池現知事の 3選で幕となったが、敗北を喫した野党側・立憲民主党の周辺では健全な総括や反省とは参らず、正直場外戦の感も拭えぬ事態となっているらしい。拙者は同党の支持者ではないので どの様な展開となろうが無関係なのだが、それでも以下 一昨日のテレ朝NEWS ネット記事を引用して、一通りみて参ろうと思う。

「『勝つ気ある?』立憲民主党に支持者が苦言」

東京都知事選挙での 立憲民主党の対応について支持者から戦略ミスなどの批判の声が上がっています。

蓮舫(れんほう)氏「私の力不足。さこに尽きると思います」

蓮舫氏にとって 悔しい幕引きとなった東京都知事選。1位の小池都知事とは 160万票もの大差が付いただけでなく、広島県安芸(あき)高田市の石丸伸二・前市長にも敗れ 3位という結果に。

この惨敗に、蓮舫氏を支援していた「市民連合」はインスタ(グラム)を更新。

「一生懸命に支援した蓮舫さんが、1年後には忘れ去られているのでなければ TVのコメンテーターになっていそうな泡沫(ほうまつ)候補に抜かれてしまったのは、深く傷つく結果となりました」

市民連合が ”泡沫候補” と言ったのは 恐らく石丸氏。さらに文章の終わりは、こう締めくくられました。

「私たちが変えたいのは政治だけでなく、こんな選挙結果が出てしまう社会でもあった、と改めて思います」

そんななか、元立憲民主党の支持者が書いた noteの記事が話題に。タイトルは「リベラル派の私が 蓮舫氏と立憲民主の敗北に納得しか出来ない理由」

ゼイゼイさんの noteから
「勝つ気あるんか?アシストどころか邪魔しかしてない一部支援者たち。支援者に関する話で言うと、自分たちと意見が合わない人たちを敵視しすぎという問題もあるでしょう」

選挙の場で 相手候補の演説妨害を称賛するような人がいたことを指摘したほか、戦略についても小池都政の支持がそれほど低くないにもかかわらず ”批判” に終始してしまったという 辛辣(しんらつ)な分析が続きました。

そして「抜本的な方向転換をしてくれなければ今後 投票することはないが、自民や(日本)維新(の会)に投票するつもりはないので、一縷(いちる)の望みは懸けたいと思います」と 立憲民主党に変わってほしいという切なる願いも。果たして こうした人たちの声を立憲(民主)はどう受け止めるのか。離れた支持者の心を取り戻せるのか。(引用ここまで)

末尾リンクの関連記事に多くを譲るも、拙的には立憲民主党が「大きく変わる」のは所詮無理とみる。「変わらなきゃ」はこれまでにも繰り返し主張されてきた言葉だが、旧民主党期から変化の気配はない様に思う。つまり概ね同じ事、同じ失敗が繰り返されてきたという事だ。

そも泉現代表を含め、第 1野党に見合った力量の人物が党代表だったという記憶がない。近いといえば 野田元総理辺りだろうが、それでも尚役不足の感は否めない。前述都知事選の敗因は それは蓮舫前参議の力不足もあったろうが、一部であって全部ではない。それより大きな敗因は、選挙協力の日共が前面に出過ぎた為の忌避感からだろうとの芳野連合会長見解を拙者も支持する者だ。

引用記事中の批判的表明主を含め 立憲民主党を支持するか否かは自由だが、大な進化や変化は望むべくもないと拙者などはみる。賛否はあれど ネット戦術を駆使する石丸前安芸高田市長などの新しい勢力と対峙していく事にも疑問符がつくだろう。新たな政治資金問題が取り沙汰される 与党自民も変化のない体質に問題を抱えるが、立憲民主にしても 形こそ違え、古色蒼然の所は覆うべくもないのではないか。

反省とか以前に、その事実認知の方が大きな課題の様な気もするが。今回画像も振り返り恐縮。先年の初夏訪ねた 当地北郊・一宮市内の田園風景。通る線路は JR東海道本線。以下に 関連記事をリンク致します。「デイリー新潮 7/17付」
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我国の国運をも左右する「太平洋・島サミット」

2024-07-16 22:19:18 | 国際・政治
今日から 7/18まで 3日間の日程で、主に西太平洋の島嶼(とうしょ)国が主な「太平洋・島サミット」が東京で進行中だ。

今日は 岸田総理が参加各国代表と個別会談、メインの全体会合は 明日からと聞く。後述の 我国経済や安保にも関わるだけに、実り多い真摯な議論を期待したい。

西太平洋諸国は我国に似て震災や台風による風水害も少なくなく、我国の観測衛星も関与の 気象などの情報共有化も模索されている様だ。この海域への関与は 我国の国運を左右するエネルギーなど枢要な物資の輸送にも関係するだけに、各国の実情をも汲んだ適切な関与が叶えばとも思う所。以下 昨日の TBS NEWS DIGネット記事を引用して、みて参る事に。

「太平洋 18の島国トップが東京に終結『太平洋・島サミット』存在感を強める中国 日本の狙いとは」

太平洋 18の島国や地域のトップらが一斉に終結する「太平洋・島サミット」が 7/16から開催されます。何が話し合われるのでしょうか。注目は、この地域でも影響力を強める中国(大陸)の存在です。

対面で行われるのは、実に 6年ぶりとなる「太平洋・島サミット」。多額の経済投資で、この地域で存在感を強めているのが中国(同)です。

上川陽子・外務大臣
「国際社会や地域情勢の変化を踏まえた議論をおこない、従来の絆(きずな)に加えて 協力関係を一層強化してまいりたい」

「地域情勢の変化」の中で最たるものが 中国(大陸)の影響力の拡大です。同国はおととし、台湾と断交したソロモン諸島と安全保障協定を締結するなど、この地域での軍事拠点化を進める狙いがあるとみられています。

先週も、習 近平・国家主席は島嶼国の首脳と相次いで会談し、親密さをアピール。こうした同国の動きに日本も警戒感を示していて、゜ある外務省幹部は「安全保障上、この地域がまとまっていることが 日本の外交上の利益だ」と話します。

日本は今回、気候変動対策で連携強化を打ち出し、信頼関係を固め直したい考えです。

そして、もうひとつ注目されるのが 福島第一原発の処理水をめぐる問題です。当初、多くの島嶼国は 海洋放出に反対していましたが、日本政府が現地をまわり、対話を重ねたことで 風向きは変わりつつあります。ただ 一部の国は依然として懸念を示している中で、どこまで不安を払拭できるのか。日本のリーダーシップと外交力が問われています。(引用ここまで)

これまでの流れを汲む所もあり、今回の「太平洋・島サミット」も、末尾の関連記事に譲る所あるも 気象防災情報面の連携も、大きなテーマだろう。

それに加え、最近は我国の沖ノ鳥島近辺の公海上にて 中国大陸の海洋調査船が資源調査の挙に出、沖縄・尖閣海域に続き 浮標(ブイ)を置いたとの報にも接している。大半が我国の排他的経済水域 EEZに属する中、沖ノ鳥島を「ただの岩礁」と揶揄する中国大陸は、最近この海域に希少金属の海底鉱脈が存在の可能性を聞きつけ、調査船を派遣した可能性もあるだろう。

同様の問題は 南太平洋 NZ国の北方に位置する ツバル国も直面しているとされ、為に不審船情報捕捉などで我国との連携を望んでいるとも聞く。今回「太平洋・島サミット」にては、経済を含む安保問題についても できるだけ詳細に踏み込んだ会談や議論が多くなされる事を望みたい。エネルギー資源の多くを海路を経る輸入に頼る我国にとり、南太平洋の安保は国運を左右しかねないからだ。

18もの国・地域が集まる会合は、各国・各地域の利害や内情も絡んで 意思疎通や意見集約が大変難しいのは理解するが、その様な中でも 少しでも我国の国益にとり有意義な表明が一つでも多くできる事を期待したい。

同時に 海洋進出を図る中国大陸の軍事的影響力を挫く方策も考えられる必要があろう。今回画像も振り返り恐縮。当地東郊・静岡との県境近くの浜名湖畔を西下の JR東海道・山陽新幹線下り便の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「読売新聞 7/16付」
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米大統領選集会にての発砲事件に関する雑感

2024-07-14 22:29:16 | 国際・政治
「大丈夫だよ。大した事じゃないから」衝撃の事態直後、集まった支持者多数に挙手をして去る トランプ前米大統領の後ろ姿は、そう語っている様に見えた。

といえど、同氏の有力支持地・ペンシルベニア州の遊説先を襲った発砲事件は 遺憾にも参加者に犠牲を生じ、トランプ前米大統領自身も 右耳をメインに相当な負傷となった様だ。まずは犠牲者への弔意と、トランプ氏への一言のお見舞いを表したい。

米合衆国は今、一つの分断の危機に見舞われているとの指摘も聞く。同国の二大政党、民主・共和の両党ともそれなりの問題を抱え、有権者サイドからも賛否や批判もあろうが、それにしても一方の主張を銃刀などの暴力で封じんとする様な挙が許されるはずがない。発砲の容疑者は、シークレット・サーヴィスと呼ばれる警護団により掃討された由だが、事件の動機などにつき 詳しい調べと追及がされる事を望みたいものだ。

この件については 当然ながら各国元首クラスからの トランプ前米大統領へのお見舞いを兼ねた表明などが寄せられている。我国与野党の国会議員らも又 同様と聞く。この辺りにつき、今日の産経新聞ネット記事を引用して みて参る事に。

「茂木敏充氏『トランプ氏こそタフ』泉 健太氏『無事で』与野党幹部が銃撃非難 安倍氏想起も」

米共和党の トランプ前大統領が 11月の大統領選に向けた選挙集会で銃撃され負傷した事件を受けて、(我国)与野党の国会議員も 7/14、X (旧ツィッター)で トランプ氏の身を案じるとともに 容疑者が及んだ凶行を厳しく非難した。2022=令和 4年 7月に、参院選応援演説中に凶弾に斃れた 安倍晋三元首相の銃撃事件を振り返る投稿も相次いだ。

民主政治に対する破壊行為

自民党の 茂木敏充党幹事長は「いかなる事情があっても、暴力に訴えることは決して許されません。強く非難します」とした上で、トランプ氏と自身のエピソードを挙げて「私はかつて、日米貿易交渉で トランプ氏からタフだと言われたことがあります。今回の銃撃事件の様子を見て、トランプ氏こそタフだと感じます」と強調した。

立憲民主党の 泉 健太党代表は「重大な事態。どうか無事でありますように」と トランプ氏を気遣い、枝野幸男前党代表は「誰に対するものでも、こうした暴力は 民主政治全体に対する破壊行為です。政治的立場を超えて、怯(ひる)ことなく立ち向かいます」と書き込んだ。

日本維新の会の 音喜多 俊党政務調査会長は トランプ氏について「ご無事のようで何よりです」とした上で「演説会場における安全確保も ますます喫緊の課題になります」と指摘した。同党の 梅村みずほ参院議員も「またもこのような暴挙。なんとしても許されない」と強調した。

国民民主党の 玉木雄一郎党代表は英文で「われわれの民主主義に暴力の余地はない。トランプ氏の早期回復を祈っています」と書き込んだ。無所属の 松原 仁衆院議員も「トランプ氏集会へのテロ行為。民主主義への極めて凶悪な挑戦であり 許しがたい。その野蛮な行為と政治的たくらみを最大限非難する」と強調した。

安倍氏の事件を思い出した

今月 8日に三回忌を終えた 安倍(晋三)氏に対する言及も目立った。

自民党の 高木 啓衆院議員は トランプ氏の銃撃事件について「安倍氏の三回忌も終わったばかりで、国際社会の混乱を象徴するかのような出来事に なんともやりきれない思いがします。トランプ氏の早期ご快癒(かいゆ)を願ってやみません」とした。

自民の 英利(えり)アルフィヤ衆院議員も「安倍氏の暗殺、選挙中のさまざまな妨害など、わが国での選挙の安全性やあり方も問われる中、暴力に屈せず民主主義を守っていく姿勢が重要です」と訴えた。

維新の 池下 卓衆院議員も「安倍氏の狙撃事件を思い出してしまいました。(政治家に対するいやがらせも)事が大きくなると 今回のような事件にもなりかねません」と警鐘を鳴らした。(引用ここまで)

当然かもだが 今回事件の第一報に接した時、拙者も安倍元総理の遭難を想起した一人。同氏にも 改めての弔意を表し、特に外交安保の分野などで 確と同氏の遺志が継がれる事を切に望む者だ。

又、人物的にも良き交流を持ったとされる トランプ前米大統領が 未遂とはいえ同様の事件に遭われた事を重く受け止め、早い回復と共に 政治思想面での立ち位置差があれど、その政見が暴力で封じられる事など断じて認められない事を 繰り返し主張せんとする者だ。

日米両国もだが、今後は世界レベルで 選挙活動向けの警護のあり方が見直される機運が強まるとの指摘も聞く。安倍元総理の様な犠牲、トランプ前米大統領の様な被害を再発させぬ為にも 法整備やその見直しを含め、適切な警護を可能とする色んな努力を引き続き願いたいもの。又 我国では有権者となる我々も、選挙演説会などで 有事にどう対処すべきかを普段から一考しておいた方がとも思う者だ。

今回画像も振り返り恐縮。当地名古屋の直ぐ北郊、清須市内を西日本へと向かう JR東海道・山陽新幹線の人気試験列車「ドクター・イエロー」の模様を。間もなく引退局面とかで、既に撮影困難となったこの地点での捕捉は 今は良き記憶。
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現内閣不人気でも、政権交代ほぼ不可能な訳は・・

2024-07-13 12:00:01 | 国際・政治
拙者は、政府要人が外国に渡航される折に使われる「外遊」なる言葉が嫌いである。

昨夏、与党自民の女性部会による対仏視察の折、観光面に傾き過ぎた振る舞いが批判されたのは事実も 重要な外交交渉などが含まれるのも事実。岸田総理の今回訪米訪独も、安保面での北大西洋条約機構 NATOと我国の必要な連携を図る意味で、極めて重い意味を持つ事だろう。

そうした事共を、全て「遊び」の文字で一括りにする神経はどうなのか。教育文化界からも、報道のフィールドからも、こうした疑念は出て来ない。こんな状況では、各自の判断で 容認できぬ言葉や表現には与しない心がけを以て臨むしかないという事か。

本題です。与党自民派閥レベルの政治資金問題や、ここの所の防衛省・自衛隊の組織レベル不祥事複数もあって 更に人気低迷の岸田政権。同内閣支持率は遂に 2割を切ったとかで 末期症状と受け止められても仕方ないかも知れない。

それに留意しつつも、与党のあり様を糾す立場の主要野党のそれも芳しからぬものがあろう。先の東京都知事選、主要・・というより左派野党勢力の推した 蓮舫(れんほう)前参議は大方の予想を裏切る敗北を喫した。与野党対決の様相とはならず、次点の 石丸伸二・前広島安芸高田市長の SNS選挙戦略の後塵をも拝し、結局は 小池百合子・現知事の 3選を許したのは、ほぼそれが本当の民意だという事だろう。

その主要・・というより左派野党内よりは 都知事選敗北の真摯な反省の意はみられず、党派内の不協和音が目立つ様だ。まあ我国の主要選挙後によくある構図かも知れないが。この辺りにつき、以下 昨夜の時事通信ネット記事を引用して、みて参る事に。

「立民(立憲民主党)、共産共闘で板挟み=決別迫る連合・国民(国民民主党)」

次期衆院選を巡り、立憲民主党内で 共産党との共闘路線の是非が焦点となっている。東京都知事選で立民(党)が支援した 蓮舫・前参院議員が敗北し、連合や国民民主党は共産との「決別」を改めて要求。ただ 立民内には「共産と手を切れば 得をするのは自民党だ」(党幹部)といった声も根強く、泉 健太・党代表は板挟みとなっている。

「立民が 全国的に連携しているのは国民(国民民主党)だ。同党とは連立政権の可能性がある」。泉氏は 7/12の記者会見でこう強調。同時に「共産と政権を共にすることは否定している」とも主張した。

(7/7投開票)都知事選の結果を受け、連合(日本労働組合総連合会)の芳野友子会長は 7/11、泉氏と会談。「共産が前に出過ぎ、逃げた票があったのではないか」と関係見直しを迫った。これに対し、泉氏は「教訓をどう生かすか 党の中で話し合う」と明言を避けた。

国民(国民民主党)も連合に同調する。玉木雄一郎・同党代表は 7/9の会見で「『立憲共産党』路線は終焉(しゅうえん)を迎えた。見直さないと、厳しい次の衆院選になる」と断じた。

それにもかかわらず 泉氏が煮え切らないのは、衆院小選挙区で「共産票」を頼りにする議員が (立憲民主)党内に一定数いるためだ。都知事選を仕切った(同党)都連幹部は「東京で共産の支持率は高い。その支援がなければ 結果はもっと厳しかった」と指摘。都連会長を務める 長妻 昭・党政務調査会長は 7/11の記者会見で、共産との共闘撤回を求める意見に対し「私自身は そういう考えではない」と反論した。

一方、共産は共闘継続へ圧力を強める。小池 晃・同党書記局長は 7/11、芳野氏の発言を受けて急きょ会見し「何を根拠に 票が逃げたと言っているのか」と猛反発。都議補欠選挙でじみんが議席減となったことに触れ「共闘の力が発揮されたことは間違いない」と述べ、立民(党)に選挙協力を進めるよう呼びかけた。(引用ここまで)

相変わらずの 党内不一致には辟易とさせられる。 国会両院にての 立憲民主左派議員による「攻撃的追及」の挙も大いに不興を感じるものだが、主要選挙に敗れた時などのこの不協和音は、それ以上に不快かもだ。

既に連合は、過去何代もの執行部が 過去には旧民主や民進の各党、今は立憲民主党に対し「日共との連携は認めない」との強い申し入れをし続けているはずだ。立民党内に複数いるとされる、日共系票や同党との協力に頼る議員や党関係者は 要は連合のこの基本姿勢を受け入れられないという事だろう。

そうであれば、そうした勢力は立憲民主党を離れ、より立場の近い 日共なり社民なりに移るが良かろう。それこそ政治活動は、現憲法も保障する「自由」の範疇だからだ。そうする事なく 立憲民主内の多数勢力を「立憲共産党的」に利用する意図からとすれば「寄らば大樹の陰」と何も変わらないではないか。

どんなに岸田現政権が支持率低迷に喘ごうが、そんな「寄せ集め」勢力に 我国の政権が担えるはずがない。旧民主党政権の 3年余りは「悪夢の時期」と断ずる向きもある様たが、そこまでではなかったにしても 今の立憲民主に、当時と同レベルの政権担当力があるとはとても思えない。

残念かもだが、少なくとも拙者には 玉木国民民主代表や芳野連合会長の表明の方がまともに聞こえてくる。泉現代表に 日共との決別の断を下せる蛮勇がある様には見られないが、本当はそうすべきだろう。それができなければ 同代表に内閣総理大臣の立場など務まるはずがないし、過去経験の 野田元総理を以てしても難しいのではないか。

それもこれも、日共との連携解消が前提だが、果たしてできるのか?甚だ疑問。自公政権がどう傾いても 政権交代に繋がらない理由と拙者はみるのだが。今回画像は、今初夏 悪友と訪れた、新潟市郊外を福島・会津方面へと進む JR磐越西線・蒸機列車の様子を。
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