Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

敵失勝利、立憲民主主張の「政権交代」はない

2024-10-30 13:07:56 | 国際・政治
少数与党に転落の、石破政権は野党側にも政権安定の為の協力を打診している様だ。ひとまずは 来月初旬の首班指名選挙に向けた動きだろうが、石破総理に楽勝はないだけに 結果が注目されよう。

一方の第一野党・立憲民主。野田執行部も今回の議席増は自民側の不心得や不行き届きによる「敵失」である事は理解している様で、決して状況を楽観している訳ではなさそうだ。

自民、立憲民主の双方共、政権安定化もしくは交代を図っての他党派協力願いに奔走している感もするが、それには程遠い趣というのが素直な所だろう。

末尾リンクの関連記事に譲る所もあるが、与党自民敗北の原因は 石破総理の指導力不足だけにあるのでなく、対する立憲民主の伸長も 総理経験ある野田党代表の力量だけでないのも事実。政権交代を目指すにせよ、不安要素は隠し様がなかろう。以下 今朝の読売新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「立民、高揚感なき大幅増『有権者にあったのは 自民への怒りだけ』・・野党連携の先行きに不透明感も」

「政権交代前夜という言葉に 間違いなくリアリティー(現実感)が出てきた」
立憲民主党の 野田(党)代表は 10/28の記者会見で、与党が過半数割れとなった衆院選をこう評価した。

立民は 148議席と 公示前から 50議席の大幅増となった。ただ、党幹部は 20議席弱を取りこぼしたと悔しがり「自民党をもっと追い込めたはずで 高揚感はない」と明かした。

全国の比例選の得票は 今回(約)1156万票で、惨敗した 2021=令和 3年の衆院選からの上積みは(約)7万票にとどまった。それでも議席を増やしたのは、政治とカネの問題で 自民党に激しい逆風が吹き、小選挙区での勝利が前述年の 57から 104に急拡大したためだ。

石破首相(自民党総裁)は選挙中「自民の候補者に おきゅうを据えたいという国民の気持ちが強すぎる」と周囲にもらした。返り咲きを果たした立民の中堅議員は「有権者に立民への期待があったわけではなく、自民への怒りがあっただけだ」と指摘した。

野田氏は今後、少数与党に陥った自民と対峙(たいじ)するため、野党をまとめていく手腕が求められる。 10/30には 日本維新の会や共産党との党首会談が予定されているが、野党第二、第三党の 維新と国民民主党は 政策によって与党とも連携する路線を掲げ、立民と温度差が大きい。維新と国民は、憲法や外交・安全保障、エネルギーなどの考えが立民と異なることも問題視し「基本政策の協議と一致が不可欠だ(国民、玉木[党]代表)との立場をとっている。

野田氏は 衆院選では、党綱領にある「原子力発電所ゼロ」などは曖昧にし、現実路線で穏健派保守層の支持を呼び込んだ。今後は 党内左派の反発も招きかねない政策の見直しに正面から取り組まなければ、立・維・国関係の構築や 来夏の参院選での支持拡大はおぼつかなそうだ。

立民内には、内閣や閣僚への不信任決議案を連発するなど「国会戦術で徹底的に与党を揺さぶるべきだ」という主戦論がある。立民の前身である民主党は 2007=平成 19年参院選で躍進し、衆参の多数派が異なる「ねじれ国会」が生じた。(旧)民主は 法案や国会同意人事などの駆け引きで自民を追い込み、2009=同 21年衆院選の大勝、政権交代につなげた。ただ 国政をいたずらに停滞させれば、維新と国民は さらに立民と距離をおきかねない。野田氏が目指す 野党連携の先行きは不透明感を増している。(引用ここまで)

広く知られる様に 石破総理は与党自民内での人的浸透が弱いとされるが、形こそ違え 野田立憲民主代表も他党派との連携においては、近い弱点を抱えられているのではないか。

首都圏の比例復活で衆院入りの 有田芳生(ありた・よしふ)元職を含め、特に参院の立憲民主議員には左派色が濃いとされる。この層が所謂「主戦論」を強硬に唱えている様だが、もしそんな声に押されるなら 悪名高い「立憲共産党」の再来を招きかねないのではないか。いや、参院の同党はそのものか。失笑

「立憲共産党の言葉を使ってくれるな」との同党幹部の声も聞こえる所だが、事実は事実だから仕方がない。「対決よりも解決を」とは 玉木国民民主代表のお言葉だと記憶するが、立憲民主にその様な謙虚さがあるのか?甚だ疑問だ。

もしかしたら再びの総理ともなり得る 野田党代表を以てしても、そうした危険個所を抑え込んで今の難しい情勢に立ち向かえるかは やはり疑問符が付く所だろう。そも、具体的な政策論さえ明らかにはされていないではないか。

衆院の勢力的には伸長した立憲民主党だが、何度振り返っても やはり与党自民の自滅的敵失と、有権者各位の「消去法の選択」による所の感が拭えず、野田党代表が図る政権交代には程遠いレベルと拙者などはみるのだが。今回画像は 今月訪ねた当地東郊、静岡との県境に近い 浜名湖畔の JR東海道本線を西下する長距離貨物便の様子を。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
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悪い事ばかりでもなかった、今回衆院選

2024-10-28 21:51:19 | 国際・政治
石破政権下で初の国政選挙となった 衆院解散総選挙結果は大方の予想通り、与党自民・公明の大敗と相成った。不行き届きとはいえ 所謂「裏金問題」が躓(つまづ)きの元となったのは事実。

更に投開票直前の、自民執行部による 未公認候補を含めての激戦区向けの対策費用 2000万円支給問題は文句なしの悪手といえよう。この 2点が自民の大失点に繋がった事は動かし様がない。

連立する公明の傾きも覆い様がない。特に 石井党新代表の完全落選は致命傷に等しい。自業自得の域にも感じる 政治資金問題が主なダメージの自民と異なり、公明の場合は党自体の勢いに翳(かげ)りが見られる感があるのが特徴的ではないか。まぁ拙者は支持者ではないので、どうでも良いとの返事もできるのだが。

対する第一野党、立憲民主も喜べる状況にはないだろう。同じく躍進の 国民民主党も似た所だろうが、議席増の多くは自民失態からの「敵失」によるもの。

野田党代表が声高に主張の「政権交代」にしても、具体的にどの様な陣容で他の政治勢力とどう連携や協力を深めるのかの具体像は見えてこない。それを誠実に明らかにしない限り、国民的信頼を得られないのは 敗れた与党自公の現状と結局同じだろう。詳しくは 末尾リンクの関連記事に譲る所もあるが、この辺りは注視をと強く思う。

さて今回選挙。与野党伯仲で不安定化も事実だが、全部が芳しからぬ訳でもなさそうだ。我々保守側にとり ある程度の朗報もない訳ではない。新興の保守政治勢力「日本保守党」が、公認政党の仲間入りをしそうなレベルに来たのだ。まだ正式ではないが、その方向であるのは好ましいのではないか。以下 今日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「日本保守党が政党に 比例で得票率 2%以上の要件満たす 交付金や比例重複など利点多く」

10/27 投開票の 第 50回衆院選では、作家の 百田尚樹代表率いる政治団体「日本保守党」が 国から政党として認められる要件を満たす見通しとなった。産経新聞の集計で、比例代表で公職選挙法が規定する得票率 2%以上となった。

政党となれば、政治活動で使用できる政党交付金が国から交付される。また 公認政党の(選挙)候補者は、選挙戦では選挙区と比例代表の重複立候補や政見放送の出演などが可能となり、無所属候補よりも有利に戦える。

百田氏は 10/28、X(旧ツィッター)で「得票率 2%を獲得し、国政政党要件を満たしました。これは快挙と言っていい出来事です!」と喜びの声を投稿した。(日本)保守党は 愛知 1区で元職、河村たかし・前名古屋市長が当選。また 比例東海ブロックで新人の 竹上裕子・元愛知県議、比例近畿で福井県立大名誉教授の新人・島田洋一氏がそれぞれ当選し、計 3議席を獲得した。

アピール力や資金面で利点

総務相によると、政党要件は 公職選挙法や政党助成法、政治資金規正法でそれぞれ定めている。要件はほぼ共通で 現職の国会議員が 5人以上いるか、直近の国政選挙(前回衆院選、前回か前々回の参院選)で 得票率が 2%以上を獲得した団体。

政党となれば、国から政党助成金を受け取ることができる。また 政党が正式な(選挙)候補者として認めた公認候補は、TVやラジオでの政見放送で映像や音声を放送でき、選挙活動で配布するビラの枚数が政党分(4万枚)上乗せされ、計 11万円に引き上げられる。

選挙ポスターの枚数や 使用が認められる選挙カーの台数、設置できる事務所の数も無所属候補より多く、所属政党から「公認料」を支給されるなど 資金面のメリットも大きい。

また、公認候補になれば 小選挙区と比例代表に重複立候補できる。小選挙区で敗れたとしても、惜敗率(当選者の得票数に対する落選者の得票数の比率)が高ければ 比例復活の可能性がある。(引用ここまで)

拙的には、自治体首長の任期途中で「逃避的」印象の拭えぬ自動失職の末に国政復帰を図った 河村たかし・前名古屋市長の当選が今一感心しない所だが、それに留意するとしても 日本保守党の着実な伸長を祈念したい所。

左派野党勢力と 左傾報道メディアの視点からは、日本保守党の伸長は芳しからぬ所だろうが、百田党執行部はそんな事は気にしなくてもよろしい。党として、くれぐれも信念と執念を以ての国政活動を願いたいものだ。日本及び日本人の為「何が一番大事か」という所を見誤らない向き合いが肝要だろう。

日本保守党内の不協和音を揶揄する一部メディアもある様だが、そんな「雑音」は無視すればよろしい。とに角、まずは今回衆院選で 国政への確かな足掛かりを掴んだ。次は来年の参院選だ。これに際しても 党派として、政治勢力としての信念が表明できれば 相当に国民的支持を伸ばす事は不可能ではないとも思うのだが。

今回画像は 先週末、学生時分の悪友と共に追った 西日本は JR山口線を島根・津和野へと向かう蒸機列車の様子を。蒸機の日本代表「デゴイチ」こと D51型機は童話「きかんしゃトーマス」でも日本生まれのキャラ「ヒロ」の名で出ている模様。走行音の良さは一聴の価値あるもの。以下に 関連記事をリンク致します。「夕刊フジ 10/28付」
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今回衆院選ー参院からの所謂「鞍替え」は民意とは言わないが

2024-10-23 14:39:52 | 国際・政治
所謂「裏金問題」で党公認ならず 当該前与党実力者各位は大いに苦戦を強いられてもいる様だ。法令違反も疑われる不適切対応の以上、過分の理解は控えるが。

一方で 今回衆院選に臨む一部野党や左傾報道勢力中には、明らかにこうした候補への過分な貶め言動や論調も散見され、こちらも又与する訳には参らない。

東京都下の某激戦区にては、やはり「裏金疑惑」もあって苦戦が指摘される前自民候補の立憲民主対抗馬の某候補が、かつて属した日共を除名されたにも関わらず、公認の立憲民主に加え 日共も自主支援に回るとは、呆れる以前に失笑した。しかもこの輩、前与党候補が認められなかった 比例代表との重複立候補で保険まで掛けているというから、もう声も出ない所だ。

この候補の実名は 拙的には載せる価値もないと思ったのでやめておくが、事実なら正に「立憲共産党候補」という訳で、決して国会へ送ってはならぬ輩だろう。近しいとされる極左勢力は、情宣にかけては天才的とも聞く。当該有権者各位は、どうかこうした履歴を持つ候補もあるに留意の上で賢明な投票を願いたく思う。

もう一つ。今回衆院選には、参院にて任期中にも関わらず 衆院選立候補を図って自動失職した与野党議員が複数に上る様だ。所謂「鞍(くら)替え」。人としての政治活動は自由かもだが、左傾メディア中には 参院の地位低下を懸念する声もありはする様だ。以下 そうした勢力の一、共同通信の昨日付ネット記事を引用して みて参る事に。

「衆院くら替え、続々 7人 透ける『参院軽視』姿勢」

衆院選に 与野党の参院議員 7人が任期途中で立候補し、自動失職した。衆院の定数是正や世代交代に伴い、地域に地盤や知名度がある議員らが 即戦力として続々と転出した。中には政府や党の要職就任に向けた「ステップ・アップ」との思惑もあり「参院軽視」の姿勢が透ける。

くら替えした 7人は、自民党の 丸川珠代(参院東京)、日本維新の会の 音喜多 駿(同東京)、公明党の 山本香苗(同比例)、共産党の 田村智子(同比例)、自民を離党し無所属となった 世耕弘成(和歌山)の各氏ら。

こうした背景には、衆院を参院より格上と捉える風潮がある。現行憲法は、首相指名や予算案採決、条約承認などで衆院の議決が優先されると規定。首相に就く条件は 参院を含む「国会議員」としているものの、過去の全員が衆院議員から選ばれている。

かつて自民の 青木幹雄・元参院議員会長らが健在だった頃は政権運営に一定の存在感を示したが、近年はそうした例も少ない。参院関係者は「安易なくら替えは『参院軽視』を助長し、不要論に拍車をかける」と懸念を示す。(引用ここまで)

「時代の流れだよ。共同通信サン!」とでも申しておこうか。「衆院を参院より格上と捉える風潮」との取り上げ自体が不適切だよな。そも現憲法に「衆院の優越」が明文化されているのだ。一つ 参院軽視が好ましくないとするなら、それは堂々と憲法改正に言及すべきだろうが。共同を含む左傾報道各社に、そうした取り上げの挙に出る蛮勇は恐らくないだろう。

次に拙者が なぜ時代の流れでは?と申したのは、近年とみに顕在化しつつある 人口減の流れと不可分だからだ。既に将来消滅が危惧される自治体が 東北地方をメインに数百に上るとされる。全都道府県中、唯一人口増とされる東京都も 増勢は年毎に弱まっており、全都道府県での人口減も間近だとされる。

そんな状況下で、果たして国会二院制を末永く維持できるのだろうか。一部かもだが 人口問題を扱う専門家中には、進む少子高齢化と人口減は 民意の表れではないかとする見解もあると聞く。この見方は決して不正解ではないと拙者も思う所だ。

隣の大韓民国を観られたい。賛否はあれど、一応は一院制でも議会民主主義を執り行っているだろうが。こう記すと「同国に見習う所は余りない」と反論されそうだが、国会一院制位はそうしても良いのではと 拙者などは愚考するものだ。

「国会は二院制でなければならない」というよりは「二院制でないと都合が悪い」のは、それこそ共同を含む 左傾報道各社ではないのか。事実ならそれこそ「一部の都合」だろう。既に全国民がお分かりの様に、国会運営は議員初め関係者の人数が多ければ 当然に予算規模は肥大し、国家財政は今以上に悪化する。今後減少、良くても横這いがほぼ永遠に続きそうな我国にあって、国会一院化は今から議論を始めて良い位ではないのか。

石破政権を初め、与野党各位は是非 この議論にも覚悟を持って正面から臨んで頂きたいものだ。今回画像は 先日暫くぶりで訪れた 熱田神宮近くの JR東海道本線を西日本方面へと下る、砕石貨物便の様子を。近づく列車の向って右側に、旧皇族が乗降された 宮廷プラット・フォーム跡が残ります。(次回は 10/28月曜以降に掲載予定)
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今回衆院選の「投票心得」を復習してみた

2024-10-21 13:19:01 | 国際・政治
慌ただしく日程の決まった、今回衆院選も投票まで後数日。各党各候補の選挙戦も早終盤を迎えた。報道各社の情勢調査では、今回与党の大苦戦が見込まれるも政権交代願望から生じた様な作話的記事も散見され、決して感心するものではない。

投票日の 10/27日曜 所用で赴けない拙者は、この後 期日前投票に出かけるつもり。かつての「不在者投票制度」が前身で、今世紀に入った 2003=平成 15年頃から期日前投票への改称がなされると共に 投票の要件が大きく緩和され利用し易くなったと聞く。制度利用は徐々にだが広まっている様で、中々に上昇しない投票率向上の一助にでもなればと願うのは 拙者だけではなさそうだ。

既に拙者は 投票する候補の方や政治勢力を決めており、投票に当たり何を基にするかはもう復習レベルだが、それでも言及位するのは無意味でもないかという気もする所。以下 昨日の産経新聞ネット記事を引用して、この所をもう一度辿ろうと思う。

「有権者は 少しでも『まし』な人を選ぶべき 時間はかかるが『ダメな議員は淘汰される』茨城大、村上信夫・特任教授」

10/27投開票の衆院選について、茨城大・人文社会科学部の村上信夫・特任教授は産経新聞のインタビューに応じ「有権者は まず投票に行くことが大切。候補者の主張に耳を傾け、少しでも『まし』と思われる人を選ぶことが 民主主義の基本ではないか」と説いた。

今回の選挙で まず焦点となりそうなのは、石破 茂首相が 衆院解散直前に行った(派閥パーティー収入不記載事件に関係した)「裏金議員」への処置や対応を国民がどう判断するかだろう。

選挙結果などを予想する 党のマーケティング(市場調査)の結果が思わしくなく、危機感を覚えてかじを切ったと思われるが、今のところ国民の支持を得ている印象はない。

むしろ 選挙の争点となるべきなのは、危うい日中関係やウクライナなどの外交問題と、少子高齢化の進む(我)国の将来をどうするかといったテーマではないか。先の党首討論でも 本当はそうした政策論議が行われてほしかった。野党も倒閣を狙い、(政治資金の)不記載事件だけを議論していては政権は取れないだろう。

有権者は、まず投票に行くことが大切です。そして候補者の主張に耳を傾け、少しでも「ましだ」と思われる人を選ぶことが、民主主義の基本なのではないか。時間はかかるが、そうしていけば ダメな議員は少しずつ淘汰(とうた)されていく。

投票先を決める視点としては、困窮するほ経済など 目の前の問題だけでなく、自分の子供や孫たちが生きる 10年後、100年後にこの国がどうあるべきかという グランドデザイン(長期にわたる大規模な計画)も含めて考えたい。

茨城は 県北地域で高齢化が進む一方、急激に都市化する県南地域ではインフラ整備が追い付かず、地価も高騰するといった多様な問題を抱えている。

各選挙区から選出される衆院議員は、地域のそうした目の前の問題について 有権者の関心を集めるための甘い言葉(公約)を示すだけでは物足りない。それらが実は 日本全体に共通する課題として国政レベルで議論できる力を持っているかどうかが、衆院議員としての価値を問われるところ。(以下略。引用ここまで)

今回の引用記事を拝読しても、これまで「もう分った」と思われる事でも 改めて読み直しや見直しをしてみると、それなりの復習価値があるという事が少しは分る所だろうと思う。この感触は大事にして参らないととも思う所。

「まず投票に行くことが大切。候補者の主張に耳を傾け、少しでも『ましだ』と思われる人物を選ぶことが 民主主義の基本なのではないか」の下りが、今回の肝だろうと心得る。国政・地方の両選挙、拙者も後何度かは投票機会があろうが、ここの所は思考的の差を超えて尊重されるべきではないだろうか。

折しも先日は 自民党本部を標的にした暴挙もあり、容疑者が逮捕された。まだ詳しい供述をしていない様だが、どの様な立場であれ 言論で争われるべき選挙戦を 暴力で変更、抑圧を図る様な出方は断じて許されない。時間を要しようが、所謂「ダメ議員」と共に そうした危険意図も少しずつ取り除ける可能性があるのが健全な選挙と投票の行動ではないか。

さて、もう少ししたら 期日前投票に出かける事に。今回画像は先週末「鉄道の日」関連の行事に関し臨時運転された 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」と背景の名古屋市都心部との夕景コラボ。或いは、来年はもう見られないのかも。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
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対EU安保協力強化を理解する

2024-10-18 21:29:18 | 国際・政治
この所増えた TV放送の衆院選報道は、拙的には不要となりつつある。公示後直ぐに 候補者並びに候補政党の投票先がほぼ決まったからだ。

公職選挙法上必要な放送時間の絡みがあるのかも知れないが、拙的に必要がなくなりつつある以上「観ない自由」の行使にも及んでいる次第。他の有権者各位が観られるのは 野党も含め自由であり、立ち入った言及は控えるが。

その衆院選期間を狙ったかの様に、自由民主党本部を含む我国主要団体複数を標的にした 海外発と思われるサイバー攻撃が確認されたとか。これも詳しくは控えるも、複数の情報によれば 諜報大国・ロシアに近い関係から発せられた様だとの見方も多くある様だ。やはり中露両国をメインに、非友好側からのこうした不良な攻勢には 厳重な対応策が求められよう。

そうした問題を含め、これまでの日米同盟に加えて 価値観の近い欧州連合EUとの安保協力の強化が進められている様だ。もう以前からかもだが、非友好側のこうした不良な出方を踏まえれば 米合衆国に加えての EU諸国との安保協力も一定はやむなしか。以下 今日の共同通信ネット記事を引用して、みて参る事に。

「日本(と)EU、11月に安保協力締結 中国(大陸)念頭、初の戦略対話」

日本と欧州連合(EU)が 海洋安全保障協力の強化などを盛り込んだ合意文書「安全保障・防衛パートナーシップ」を 11月上旬に締結することが 10/18、分かった。

EUの外相に当たる ボレル外交安全保障上級代表が日本を訪れ、岩屋 毅外相と 初の日EU外相戦略対話を東京で開催して署名する。日EU外交筋が明らかにした。中国(大陸。以下中国と略記)の覇権主義的な行動が念頭にある。

EUは 海洋進出を強める中国を懸念しており、文書締結を通じて 自由や民主主義の価値感を共有する日本との協力を深める狙いがある。中国がウクライナに侵攻するロシアに協力していることも、EU側の危機感を増幅させている。

EU加盟国は 10/16の大使級会合で草案を承認することで合意し、加盟国で構成する理事会が 10/21にも正式に採択する予定だ。

草案は、欧州とインド太平洋地域が地政学上や安保分野で「相互依存している」と強調。日EUの局長級(会合)で「安全保障・防衛対話」を新設して毎年開催することや、自衛隊と EU海軍部隊の共同訓練、第三国を含む合同演習の実施を盛り込んでいる。(引用ここまで)

先日の対台湾演習を含め、無理筋の印象強い中国大陸の 強引な一連の海洋政策を見れば、日米同盟に留まらず 欧州連合EUとの安保協力も一定はやむなしだろう。

ただ 我国にとっては、周辺の脅威は中国大陸に留まらない。むしろロシア国によるそれの方が、脅威的リスクはより大きいと拙者などはみる。

情宣や諜報などのサイバー攻撃は、中国大陸・中共政府系も行うだろうし その脅威も大きいだろうが、やはりロシア国のそれの方がより我国への直の脅威となる様図っている所もあるし、危険度はより大きいというのが拙印象だ。

故・安倍元総理が折々強調されていた「自由で開かれたインド太平洋地域」の必要性は、我国の生命線ともいえるエネルギー調達にも関わるだけに その向き合いは ゆくゆくは憲法改正を含め、国民的真摯さが強く求められるのではないか。

米国に続き EUとの安保協力の必要を認めつつ、例えば海自・海保が東南アジアや中東地域のシーレーン防衛に 今以上に積極関与するとか、以前インド洋で実施した様に 我国側が同盟同志国の艦船向けの燃料や物資補給をもっと重い責任を負って実施するなどの施策が考えられて良いとも思う。

そうしたより重い任務に対応できる様にしていく為にも、石破総理も取り上げられた 自衛隊各位向けの待遇及び福利厚生面の大幅改善とかがもっと強力に推進される機運を作るべきだろう。直ぐに防衛予算上積みの難しい事情も分かるが「とに角、できる所から」順次手当てしていく姿勢位あっても良いと心得る。

こう記すと 左派護憲勢力などの「発狂的反応」もありそうだが、それは発熱させておけばよろしい。我々保守側は、冷静に粛々と必要な策の実施を求めるべく発言して参れば良いのだ。今回画像も振り返り恐縮。先年秋、戦国期に豊臣・徳川両軍が激突した関ケ原古戦場近くを行く JR東海道本線・下り貨物便の様子を。
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