コナサン、ミンバンワ!重ねての災害が心配された第27号、第28号の両台風も、当初予想よりも沖合を通過、先の第26号による風水で大害を蒙った伊豆大島の重ねてのダメージも、今度は概ね適切な避難判断により、軽度にとどめ得たのは良かったのではと心得る。今年は台風の故郷たる赤道近くの太平洋の水温が高く、台風やその予備軍 熱帯低気圧が生じ易い環境が続いている様だ。台風は11月にも我国本土に接近上陸した前歴もあり、今暫く、ここの所急に朝晩の気温が下がり始めた秋の気候と共に、注意した方が良い様であります。さて今回は、先日拙生涯で初めて受けた大腸検査とその折訪れた病院の様子について、少し触れてみたく思います。
「絶対に、受診すべきだ」 日頃、決して快調とは言えない拙胃腸の様子を知る岐阜の悪友の語気は、これまでにない厳しいものだった。昨年、同様の検査を受けた彼は、早期の癌に見舞われている事が判明、適切な手術もあって事なきを得たのだが、日頃、そして今春の俺の体調より思い当たる節があったのかも知れない。
実は、今春インフルエンザを拾って難儀した事は既に述べたが、これにはちと後日談があり、罹患の折に減少した体重が、今夏頃まで戻らず、やや不安になったのも事実である。拙記憶が正しければ、この事を悪友に話した事もあって、受診に至った所もあった様に心得る。基本は胃カメラと同様だが、下方よりセットする事が決定的に異なるのと、前日位より食事制限、当日朝は要絶食なるも、水分もアウトの胃とは異なり、大腸の場合は水分のみ基本OKである。
そうは言っても、検査前夜より下剤服用の必要有。当日午前は、腸内洗浄目的の、再度の下剤服用で、かなり下すのも事実である。午後早い段階でのカメラ検査に備え、待機部屋が用意されるのは〇。上手くすればTVもあり、普段なら絶対見られない国会中継を見られたのは、苦しいなりに幸いであった。カメラ検査は、初めてとあって確かに辛い所も数回あり、何しろ長さのある臓器につき、時間も30分近く要する様だ。ただ、この苦痛は数十分後報われる事に。検査結果は「今回は異常なし」だったのである。
正直、この結果は少々意外だったのも事実。便秘気味や膨満感は時々あり、後半生とあっては、まあクリアとは行かないだろうと、ある程度の覚悟はしていたからである。それだけに、これまで色んな事で不運な状況に陥った事もありはしたが、殊健康面については「ひょっとすると、俺は強運なのだろうか」ともふと思ったものだ。勿論、できる所で栄養バランスに一応は注意し、なるべく不規則を避け、大きなストレスもできるだけ受け流すのが良いのは分っているつもりだが。これらの実行は中々に難しいが、これからも可能な所でできればとも思っている所。悪友の話では、今後2年毎の受診を続けるべきだろうとの事。結果がクリアでも、1回に数千円超の費用を要するのも事実だが、症状が進んでからでは遅いのも事実。今回の結果を、次への糧にしなければとも思っている所であります。
1日で完了した今回検査の帰途、夕方近く会計待ちをしていたのだが、平日の日中も、受診に訪れる患者各位は多く、又、入院されている方々も少なくない。医療費も増大している折、予防医療の拡充により、患者数の抑制を図る施策も強く求められる所だろう。医療費が抑制できれば、医療保険の負担を今より下げる事も可能かも知れない。そうした思考も、今の我々には求められている事共かも知れない。それにしても、今回適切なアドバイスをくれた悪友には、改めて一礼であります。