Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

日常の死角

2009-02-28 10:54:00 | インポート
2009=平成21年2月も最後の1日となりました。2月は良く「逃げる」と言われる様ですが、確かに他の月よりも、時間の経過が僅かながら早く感じられる様な気も致します。

さて昨日の事になりますが、三重県下の近鉄こと近畿日本鉄道線にて列車脱線事故が発生、同鉄道の本線に当たる大阪線が、同県下にてほぼ終日不通となる事態となりました。大阪圏、そして名古屋圏の通勤通学には直ちに支障しなかったものの、名阪間とこの2大都市より伊勢志摩方面へのアクセスは麻痺し、相当数の利用者に影響したのは事実でしょう。
事故原因は当日の前夜、保線作業にての線路上の後処理が不適切だった為とされ、毎回必ず行う作業の手順が守られていなかった可能性がある様です。同じ事を繰り返す内に小さな不具合が見落とされ、やがて大事故に繋がると言うケースは、前述の近鉄の様な大組織において散見される様ですね。だからこそ、整備する側と運転する側の連携や意思疎通が大切なのだが、今回はその事が不徹底だったのではないでしょうか。
一つ間違えば命にも関わるだけに、原因を徹底的に追い、再発の防止に全力傾注を願いたい所です。

又同じく昨日、京都市在住の有名な数学者 森 毅さんがご自宅にて昼食の準備中、着衣に引火して大火傷を負われた由。幸い一命を取り留めた様ですが、ご高齢とは言え森さん程の聡明な人物でもこの様な事を生じるのか、と思わず慄然とする出来事でありました。
同氏は普段より周到な行動をなさっていた様ですが、今回は僅かな油断が大きな事故に繋がった可能性もあり、我々愚か者は、こうした出来事からも少しでも大切な点を学ぶべき、と改めて思った次第。
そうした意味でも森さんは、やはり「大いなる先生」と申せるのではないでしょうか。

更にもう一つ、遺憾な事態が露見しましたのでご報告しておきます。
当地名古屋にて、中東系外国人によって麻薬調剤の原料とされる無水酢酸が持ち出されようとしていた由です。送付先は紛争中の、あのアフガニスタン国。
一時政権を掌握していた同国のイスラム軍事組織、タリパーンの軍事資金集めに利用されていた疑いがあり、事実とすれば、我国は結果的に「テロ支援国家」の汚名を着せられかねず、平和を標榜する我国の尊厳にも関わる重大事態へと進む恐れもありますね。
無水酢酸を送りだそうとした容疑者は、既に海外逃亡している模様。本来は逮捕すべきでありますが、それが難しいのであれば身元を把握して再入国を厳禁する断固とした措置を取って頂きたい。同時に薬物の流れの実態を把握して、これ以上の不正送付を絶対に阻止すべきでしょう。
自国の対外信頼を失墜させる様な、この様な事件に対する一般国民の無関心も問題であります。

P.S 今月の拙日記は、以上です。*(日本)*

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明けない夜は・・・

2009-02-25 07:53:00 | インポート
お早うございます。今朝の当地は雨。昨日より続く、梅雨時の様な空模様ですが、これは冬と春の空気の対峙から来ている模様。要は「季節の変わり目」が気候に表れていると言う事でしょう。想えば、6月の梅雨も9月の秋雨も、季節の変わり目に当たります。

さて中々良い知らせのないこの頃、先日映画の世界にて、久し振りの吉報があったのはご存じではと思います。米合衆国にての世界最大の映画の祭典、第81回アカデミー賞にて、我国の「おくりびと」が外国語映画賞、更に「つみきのいえ」が短編アニメーション賞(で良かったかな?)と、同時に2作品が受賞する、史上初の栄誉を果たしました。まずは、これら映像の制作に携わった各位に、一言お祝いを申し上げます。

今朝の拙記事では、まだ作品を拝見していないものの前者について少し触れたく思います。
「おくりびと」・・・それは様々な理由で生涯を終えた方々の亡骸を、我国の様式に則って棺に納め、冥界への旅立ちを準備する納棺師の事であります。恥ずかしながら、こう言う職業、そして資格が存在する事は、この年初にこの作品がアカデミー候補となった折に初めて知り得た事共でした。

多くの方々の最期に立ち会う納棺師。見送るご遺族や、会葬各位の様々な想いにもきっと接していらすに違いありません。一昨年初め、相次いで旅立った拙祖父母の最期も、きっとこうした方々が演出をして下さったのであろうと、今想いを新たにしている所。

昨夜、ある報道番組の司会の方が触れていらした事。
この方も数年前、不治の病にて親族を失われた由ですが、葬送の折には喪失から来る悲しみにくれ、そのお世話をして下さった方々への感謝が軽くなりがちになるかも、とのコメントをしていらっしゃいました。これには得心するものがありました。

人の最期は、決してその全てが天寿を全うした方とは限りません。
中には、不慮の事件事故にて若くして、又人生半ばにてこの世を去らなければならない方があるのも事実。
社会経済の現状もそうですが、失う事は、特に不慮の場合はその悲しみと落胆も大いなるものがあろうと想像されます。が、しかし・・・

些か酷である事を承知で申せば「明けない夜はない」との言葉もあるやに聞いております。つまり、未来永劫に続く悲しみや辛苦はあり得ない、あってはならないと言う事でしょう。
暗い話題の多い昨今ですが、此度のこの映像の快挙を素直に喜ぶと共に、せめてこの言葉を信じたい、との想いもありますね。*(映画)*
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「愛がない」と言う事

2009-02-22 16:05:00 | インポート
コナサン、ミンニチワ!

今朝は快晴だった当地愛知、ここへ来て天候が怪しくなって来ました。予報によると、早ければ今夕にも降雨の可能性有りとか。今日これからの外出には、傘の必要がありそうです。

さて本日の拙記事、初めは先日の続きにてご容赦下さい。
先程のTV番組にて作家 金 美齢さんが、先日国際会議での失態が元で辞任した中川前財政・金融大臣の件に触れていらっしゃいましたが、この中で大変興味のあるご見解を表されましたので、少し取り上げたく思います。

同氏によると、中川前大臣の訪欧時には秘書や側近、警護担当など複数の関係者が動行していたはずであり、もし会食にての飲酒などで度が過ぎそうな時は、事前に注意を促すへきであった。又無理をして会議会見などへの出席を思い留まらせる為の行動も必要であった、それが同前大臣に対する「愛」だったのではないかと言うお話でした。

これを伺って、私は「なる程」と得心したものであります。
官僚を中心とする中川前大臣の側近達は、国際会議に深刻な影響を及ぼす言動を想定する事もせず、又、そうなる可能性がある時に、積極的に危険の芽を摘み取る言わば「火消し」の役割を担おうとする意思もなかった様に思われます。その事が大変遺憾に感じられるのです。

金さんは中川前大臣に関し、人間面に難があるのは事実なるも、諸外国に対して率直な発言ができる事を高く評価していらっしゃいます。これは私も共感できる所で、同前大臣の側近達は、そうした場合にどうして適切な援護ができなかったのか、この大きな課題と真剣に向き合い、大臣自身の失態ではあっても、二度とこの様な問題を表沙汰にしない様心がけてもらいたいものであると強く思いました。

「愛がない」と言えば、一般社会ではもっと深刻な事態が生じていますね。
昨年一年間の自殺者が計32000余人との統計が発表され、これで11年連続で年間30000人を超える遺憾な事態となりました。当地を含め鉄道自殺も多く、しばしば大きな運行障害の原因にもなって、多くの方々が不利益を被っているのは事実。深刻な社会経済の問題から来る雇用不安などが影響しているのは間違いない所ですが、もう一方で、この「愛がない」事がこの惨状を生じている面は否めないと思います。

自らの進退極まる事態となった時、相談できる知友がない。力になれる情報にも辿り着けない。これらは自ら「死の選択」をした方々の自己責任だけではないと思います。
「愛がない」最悪の形は、周囲の無関心だと思います。これを少しでも解消しない限り、自殺の問題は好転しないのでは、と強く思いますね。*(日本)*
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峠道にご用心!

2009-02-22 15:21:06 | 旅行記

コナサン、ミンニチワ!今朝は晴れていた当地愛知だが、昼頃より空模様が怪しくなって来た。予報によると、早ければ今夕よりは降雨の可能性があるとか。この後又も外出の必要ずあり、傘を持って出かけるとするか。

さて、ネット報道によると、先日東京と神奈川の都県境を走る国道の峠道にて週末の深夜、難所の走りを楽しむドライバーを狙う所謂「走り屋狩り」を働いていた未成年の若者グループが摘発された。10余名が関与していた由。手口は以下の様なもので、二輪車数台に分乗して峠道に繰り出し、登って来た乗用車の前に割り込んで進路を阻害、同時に後方へも回り込んで後退をも阻止し、挟み打ちにして停止させ、ドライバーの所持金を奪ったり、甚だしい場合には暴力行為などに及んでいた次第。数名の負傷者を生じ、被害額は昨春より一年間で約20万円を超えていた模様。

繰り返しになるが、戦後教育の不良が主因により、子供達や若者達の精神面の荒廃が指摘されて久しいが、今回もその一端が露呈した形になったと俺は見ている。本人達は道路交通を不当に支配して優越感に浸り、通行車のドライバー各位より金品を横取りして快感なのだろうが、一歩間違えば、生命の危険を生じる重大さを理解していないのではないか。自らの行為がどれ位の罪業かを一度身に染みて理解させる教導が是非とも必要である。その為にはこれまでの「平和教育」とか「ゆとり教育」ではダメで、標的にした相手の立場に立って理解させる「己をつねって人の痛さを知れ」的な方向にて実施すべきである。

同時に、峠道を目指すドライバー各位にも、一つまみで良いから危機感と警戒心が欲しい所だ。車の便利さに溺れているだけでは、いざと言う時心もとないのは当然だろう。結局、自らを守るのは、自らの姿勢が全てである、と俺は思う。

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特報~困った茶番

2009-02-18 00:20:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

昨日、過日の先進7か国財務大臣及び中央銀行総裁会議G7に出席した財務・金融担当大臣、中川昭一さんが、会議の折の記者会見に朦朧とした状態にて臨んだのが失態とされた件で、大臣の職を辞任しました。

乱調の原因は、同大臣自身の説明では風邪薬の誤った服用による由ですが、一部では酒気の影響も指摘され、国際会議の折だっただけにその模様は全世界に中継され、全人類の衆目を浴びる結果となりました。辞任に対し、内閣総理大臣、麻生太郎さんは特に慰留もなく受理された由。
この所良い所のない同内閣、我国の印象低下にも繋がるこの所業に対し、今度ばかりは庇い切れなかったと言う所でしょう。又、その余裕もなかったのではないでしょうか。

ご存じの様に、現在の祖国日本は政治、経済、社会、外交などあらゆる面で難題に直面し、本当に日本人の叡智と力量、教養をも含めた人間性が大きく問われている所であると強く思います。その様な時に、やはり一国の大臣たる人は、どの様な困難な状況にあっても揺るぐ事のない自己管理が厳しく求められると感じるのです。
想えば各界の有力者、経済界やプロ・スポーツの世界にもこうした事を厳しく実行して讃えられる方々も少なくないですよね。政治家や官僚も同じ事。我国の選ばれし代表であれば、それ位の自覚はあって然るべきであり、それができなければ国民各位よりの尊敬も信頼も得られないでしょう。任命した内閣総理大臣の責任も問われる事と思います。

対する野党や報道の姿勢も相変わらずと思います。直ちに辞任を求めるのは良いが、辞めさせた後の政治的なビジョンがきちんと描けるのか、私にはちと疑問の余地がありますね。責任野党の長、小沢一郎さんの政権担当力も世間よりは疑問符がつけられているのはご存じの事と思います。次期内閣総理大臣に関する意見で一番多いのは「麻生さんでも小沢さんでもない」ですから。
報道の過剰反応も、決して健全な図ではないですね。一見国民視線を装ってはいるが、実は立法、司法、行政に次ぐ事実上「第四の権力」を司る自覚はない様に思います。
下手をすれば、営利優先の大衆迎合=ポピュリズムに走り、人気取り優先の論調に陥りかねない。反発を買っても、大所高所を見誤らない気骨が強く求められる所ではと思います。

拙趣味も絡んで恐縮なのですが、もうすぐ鉄路を去る名古屋鉄道パノラマカーの様な、巨視、公正、そして蛮勇を備えた視点の持主が、今こそ待ち望まれている様に思います。*(日本)*
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