2024=令和 6年 9月も 後僅かとなった。与党自民総裁選の決選投票を逆転で制した、石破新総裁の党役員人事と組閣の大まかな所が徐々に明らかになってきている様だが。
ここまでの情報を見てみると、刷新感はとも角 余り新鮮味には欠ける様だ。まぁ無難さに徹するイメージだが、一部に拙者の好感しない顔ぶれも垣間見え、石破総裁には心あるなら再考を願いたい所もある感がする所。以下 今日の某ネット記事を引用して、少し振り返ると・・。
「総務会長に鈴木財務相、外相に岩屋氏、石破新政権の顔ぶれ固まる」
自民党の 石破 茂総裁は 9/29、党総務会長に 鈴木俊一財務相を充てる方針を固めた。閣僚人事では 岩屋 毅・元防衛相を外相に、加藤勝信・元官房長官を財務省に起用。阿部俊子・副文部科学相を文科相、福岡資麿・党参院政審会長を厚生労働相として初入閣させる。初入閣は 13人で、石破内閣の閣僚の陣容が固まった。
石破氏は 9/30に新しい党執行部を発足させる。石破氏は当初、総裁選で決選 投票を戦った 高市早苗・経済安全保障担当相に総務会長を打診したが、高市氏は固辞していた。鈴木氏は、総裁選で高市氏支持に回った 麻生太郎副総裁が率いる麻生派の重鎮で、麻生氏の義弟。総務会長経験もあり、党運営や政権基盤を安定させる狙いがあるとみられる。
石破氏と良好な関係にある 菅 義偉(すが・よしひで)前首相は副総裁に起用する。鈴木氏以外の党四役は 幹事長に森山 裕・総務会長、選対委員長に小泉進次郎・元環境相、政調会長に小野寺五典(おのでら・いつのり)元防衛相の起用が内定している。
森山氏は 9/29、東京都内で麻生氏と約 20分間会談した。麻生氏は 党最高顧問に就くことを受け入れた。党国対委員長には 坂本哲志・農水相、組織運動本部長には 小渕優子・選対委員長をそれぞれ充てる。幹事長代行には福田達夫・元総務会長が内定した。
10/1に発足させる新内閣の閣僚人事ではこのほか、村上誠一郎・元行政改革担当相を総務相、中谷 元・元防衛相を防衛相、武藤容治・元副経済産業相を経産相、牧原秀樹・元服経産省を法相、小里康弘・首相補佐官を農水相、浅尾慶一郎・参院議院運営委員長を環境相で起用する。総裁選で石破陣営を支えた 赤沢亮正・副財務省を経済再生担当相に充てる。
城内 実・元副外相を経済安保担当相、伊東良孝・元副農水相を地方創生兼沖縄・北方担当相、伊東忠彦・元副環境相を復興相にそれぞれ起用する。坂井 学・元官房副長官は国家公安委員長、平 将明・党広報本部長代理はデジタル相、三原じゅん子・元副厚労相は こども政策担当相とする方向で調整している。
政務の官房副長官には 橘 慶一郎・元副復興相と青木一彦・元副国土交通相を、事務の官房副長官には 佐藤文俊・元総務事務次官を充てる。政務の首相秘書官には 槌道明宏・元防衛審議官と 石破氏の政策秘書を務める 吉村麻央氏を起用する。
石破氏は 総裁選を争った 8候補について「それぞれ最もふさわしい役職をお願いする」との立場をとる、これまでに 林 芳正・官房長官の続投や、加藤、小泉両氏の要職起用が内定した。石破氏は 9/29の NHK番組で、林氏の起用に関し「岸田政権を基本的に引き継ぐ。そういう意味では そういう方に官房長官として座っていただくのは当然だ」と語った。一方 関係者によると、石破氏は 小林鷹之・前経済安保担当相に 党広報本部長を打診したが、小林氏は「選挙で支えてくれた仲間たちが(人事で)生かされることを望む」として辞退したという。(引用ここまで)
まだ公表前につき 踏み込んだ言及は控えるべきだろうが、岩屋外相と村上総務相は 拙的には芳しくない。岩屋外相は防衛相時代に生じた 韓国軍による我らが自衛隊機に向けたレーダー照射事件への対応が十分とは言えなかったし、村上総務相に至っては、以前安倍元総理に向かい「国賊」と呼んで党役職停止処分を受けた 云わば「前科者」だ。こういう輩は、歴代のどんな総理に対しても一度翻意すれば「背後撃ち」とも称される 裏切り行為に出る可能性を今も孕むのではないか。
組閣まで後 2日、このままでは石破新内閣は「期待薄」の印象しか持ち得なくなってしまう事だろう。特に非友好側に通じる可能性ある人物は、決して入閣させるべきでなく、石破総裁は 余り期待はしていないが、こうした閣僚起用に慎重な判断を願いたいもの。さもないと、続く衆院解散総選挙にも悪影響があろう。今回画像も振り返り恐縮。当地名古屋を発ち、新大阪を経て西日本へと向かう 東海道・山陽新幹線列車の様子を。