Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

花便り

2007-03-31 00:05:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!
2007=平成19年の3月も後僅か。梅の見頃も過ぎ、先週辺りから各地にて桜の開花を聞く様になりました。

先月までが暖冬だったせいで、今年の開花はかなり早まるのではとの予想がなされていましたが、今月に入ってかなりの寒の戻りがあり、結局は若干早まるに留まった様です。

当地名古屋の桜は当初の予想より少し遅れて3/23(金)に開花が宣言され、現在平均で5分咲き位。木によっては満開一歩手前のものもあると言った感じです。

今日明日の土、日曜は間に合わない様ですが週明けには再び寒の戻りも予想され、上手くすれば次の週末まで花の見頃が続きそう。是非そうあって欲しい所です。

夜桜見物も盛大に行われそうな気配ですが、どうか事前の場所確保の段階より公共のマナーに配慮して、整然とした行動を強く望みます。特に酒席にての度を超えた騒ぎは見られたものではない場面もあり、くれぐれも一考を願いたい。周囲への迷惑でもありますから。

さて、私も今週と来週は、新たに入手したカメラをお供に、春の写真帖新作のネタ探しに出かける事としますか。*(桜)*
(今月の拙日記は、以上です)
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続・惜春~植木 等さんを偲ぶ

2007-03-28 00:38:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!今春は私にとり、どうもお別れの場面が多い様に思います。

先日の作家 城山三郎さんに続き、こちらも当地愛知の誇る知性であった喜劇俳優 植木 等さんが昨日午前、やはり病を得て逝去されました。

1926=大正15年12月、城山さんより若干早い当地名古屋のお生まれ。享年は80。早くに宗教家であった父君のお仕事の関係で三重県へ移住、大學卒業後に芸能界に入り、既に故人の同じく喜劇俳優 フランキー堺さんとの交流を経て、余りに有名な喜劇集団「クレージー・キャッツ」の中心メンバーとなり、一躍TVの花形キャラクターへと飛躍します。
先にご逝去の青島幸男さんが作詞なされた「スーダラ節」を初めとする面白ソングの数々は私も幼少の頃より大いに親しみましたし、しばしば口ずさんでは両親の顰蹙を買ったものでありました。苦笑

喜劇のみならず実力派の俳優としてもご活動になり、1990年代の平成期に入ってからは、長らくの芸能活動を讃えられ、生存者叙勲もお受けになっています。これも誠に我が事の様に喜ばしいものでありました。
思えば本当に同氏の硬軟に亘るご活動に希望と勇気を与えられ、元気づけられて参った記憶がありますね。

その植木さんの一番強い記憶は大阪万国博覧会の折、ガス館にての「笑い」をテーマにした展示にての同氏の笑顔でありました。本当に、笑顔の美しい方でした。
男性で良い笑顔の方は少ないと言われます。同氏以外でこの笑顔の魅力的な方と申せばジャズ音楽家 渡辺貞夫さん、そしてプロ野球の大御所 長嶋茂雄さん、そして王 貞治さん位でしょうか。

先日の城山さんに続く当地から出た知性の訃報。喪失感は誠に大きなものがあるのは事実です。その一方で、どんなに愛し、慈しんでいても物語にはいずれ終幕が用意されている現実も受け容れなければならないと言う事でしょう。
今は植木さんに対しても謹んで哀悼の意を表すと共に、これまで楽しませて下さったご恩に対し、心より一礼を申したく思います。
最後に、植木さんが生前お詠みになった詩をご紹介してその感謝の意に代えたく思います。合掌・・・。

「星に願いを」

夜空の星に 願いをこめて
大きな夢を 描いてごらん。

悲しい時でも 楽しい夢を
明日につないで 育ててゆけば 
願いは かなうだろう。*(コメント)*
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「空白域」はない

2007-03-25 23:09:50 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!ご存知の様に今日午前、日本海側の北陸能登沖を震源とする地震にて、特に石川、富山の両県にて被害が目立っている様だ。何はさておき、一言お見舞い申したい。

1995=平成7年初の阪神淡路大震災、そして2004=同16年秋の新潟中越地震でもそうだったが、近年は特に、これまで大きな地震とは無縁と思われて来た地域にての発生が目立つ様だ。よってこの地域の方々は、地震についての経験が浅く、十分な対策を講じていなかった節も感じられる。まあ俺も余り大きな事は申せないが。

所でこうした、歴史的に地震の生じていない地域を「地震の空白域」と呼ぶらしいが、俺はこうした見方、呼び方には賛同できない。元々我国の国土は世界有数の火山帯に属し、又太平洋とユーラシア大陸の地層、所謂プレートのぶつかり合う所にある為地殻変動が起き易く、全国的に地震発生の原因となる断層が分布しているのではないか。

現にこうした断層は当地東海地方にも多く、19世紀末の明治中期に発生して多くの犠牲を生じた濃尾地震の原因となった根尾谷断層は、その代表的なものであろう。それ以外にも、当地愛知にもかなりの断層が存在すると言われる。

この様な背景より、祖国日本の国土には、地震の空白域など存在しないと見るのが至当であろう。今回の北陸能登での強い揺れは、全国どこで起きてもおかしくないのである。

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惜春~城山三郎さんを偲ぶ

2007-03-24 17:49:00 | インポート
様々な出会い、そして別れの交錯する春。そして年度末でありますが、今春は我々の郷土が誇る大いなる一つの知性を見送らなければならなくなりました。
「組織と人間」をテーマに旺盛な著作活動をしていらした作家 城山三郎さんが一昨日、病気の為逝去されました。

同氏は正に我々と同郷の方で1927=昭和2年8月、名古屋市のご出身で享年は79歳。
学生だった為、戦時下にも関わらず徴兵猶予となるも旧海軍に志願入隊した経緯があります。ただ、当時の旧海軍内は旧陸軍と同様、上官による過度の暴力が常態化していた様で、この事が同氏の組織観に大きな影響を及ぼしたとされます。この辺りの状況は、作家 中野孝次さん(故人)や保坂正康さんの著作からも窺い知る事ができます。
戦後は大學の講師等を経て、1950年代の終わり、昭和30年代の途中より、上記のテーマにての多くの著作活動を開始される事となります。ペンネーム「城山」は名古屋市内の地名より取られた由。

私が拝読したのは恥かしながら以下の3作「小説日本銀行」「指揮官たちの特攻」そして「落日燃ゆ」であります。その他TVドラマにて「黄金の日々」「官僚たちの夏」「男子の本懐」そして「勇者は語らず」の各作品を拝見しました。
これらの著作を拝見して感動したのは、やはり城山さんの事前調査に対する能力の高さと姿勢の真摯さでしょう。
事実に基づき物語を追い込み、読者をもその状況の当事者である気分にさせて頂けるのが所謂「城山ワールド」の魅力だった様に思います。

作品で印象深いのはやはり「落日燃ゆ」ですね。
先の大戦の後処理として行われた「勝者の裁判」と評される東京裁判こと極東国際軍事裁判にて軍人ではない文官として唯一絞首刑となった元内閣総理大臣、広田弘毅さんの戦争回避への命懸けの努力、そして戦後のこの裁判の理不尽と申して良い判決への従容とした姿勢など、本当は高い知性と品性を備えた敬愛すべき政治家であった事を、改めて思い知らされる文章でありました。
唯一疑問の残る所・・・それは東京裁判に際し徹底して被告の立場から、全員無罪の強い主張と刑の減免への尽力を惜しまなかったインドの法学者、R・Bパール博士のご活動に全く触れられていない事でしょう。
この事はあるいは、同氏の旧海軍時代のご経験と関連があるのかも知れませんが、この事は史実として正面より取り上げて下されたかったと強く思います。

その事を差し置くとしても、我国の現代社会においての「組織と人間」の問題はこれからも永遠に続くテーマであり、その事に正面より挑み続けた知性が失われた事の損失は大きいでしょう。このテーマに関して多くの考える事共をご提供下さった城山さんに対し心よりお礼申すと共に、謹んで哀悼の意を表すると共に、同氏の志を継ぐ書き手の出現を望みたいものであります。

城山さん、本当に有難うございました。*(日本)*
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一区切り

2007-03-21 23:46:11 | インポート

コナサン、ミンバンワ!

先週末は3日程新潟方面へ遠出していた為、拙ブログも10日程ご無沙汰となってしまった。ご容赦!

さて3月と言えば多くの企業や学校、官公庁にとっての年度末に当たり、1年の区切りと言う所だろう。先日参った新潟も、正にその区切りの時期を迎えようとしていた。

まず良い方では今年2007=平成19年4月1日付にて新潟市は、名誉の政令指定都市昇格を果す。既に日本海側の街では北九州、福岡、札幌の各市があるが本州の日本海側では新潟市が最初。心より奉祝申すと共に、今後の飛躍をも祈りたい所だ。

残念な方は、その新潟駅前にあって長年我が定宿であったホテル、W館が今月末にて閉館してしまう事。やはりホテル飲食業界も価格面等での競争が激しく、値下げ合戦の煽りもあって採算が悪化してしまった模様。予兆は昨年辺りよりあった。

オンライン予約による宿泊室料の大幅値引きや朝食メニューの変化が乏しくなっていた事・・・などなど。ただW館は全国チェーンと言う事もあって、サービスの質は価格の割りに高レベルであり、保安防災面も充実していて安心感があった。何よりも総じてJR駅の近辺と言う好立地が魅力的であっただけに、今回の新潟店撤退は遺憾の念を禁じ得ない。

街自体がこれから飛翔しようと言う時だけに誠に残念ではあるが、又いつの日か復帰して来る事を祈って、本日の記事の締めくくりとしたい。

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