Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

初冬~師走へ向けて

2012-11-29 23:10:28 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!2012=平成24年11月も、本日を含め後2日を残すのみとなった。北の方では、そろそろ雪の便りも聞く様になったが、その様な中、決してのんびりと聞き流して良くはない出来事もあった。北海道・登別市とその周辺を襲った突然の停電事故。予想外の強風と着雪による、送電塔の倒壊が原因だった。当該地域の電源を担うH電力は、目下応急の送電塔並びに電線の手当てに当たっている様だが、復旧は最速でも明日になる見込みの由。暖房も使えず、命にも関わりかねないだけに、一刻も早い善処を願いたいものだ。

その一方、衆院解散総選挙を受け、政権党 民主党よりの離党組をメインに、多くの中小政党が生じて、選挙へ向けての動きも活発な様だ。注目は、嘉田滋賀県知事を中心に結党された「日本未来の党」。これに、民主党より分離した「国民の生活が第一(小沢一郎代表)」が基本政策の一致を理由に合流、メディアよりは、小沢さんの巻き返しではないかと揶揄されもいるが、先の福島県下での大事故を受け、卒原発路線をも掲げているだけに、その動向を注視したいのも事実。少なくとも、昔気質的な「日本維新の会」よりは、多少は生活者の実感を理解できるかも知れないから。

安倍晋三総裁率いる自由民主党にも、条件付ではあるが、頑張りを期待したい。やはり、財政規律を蔑ろにしてまでの、積極的な経済対策はお避け願いたい、と記すと、野田民主党政権に迎合してしまいそうな印象であるのは分かっているが、昨今の社会保障費の激増などを考えると、財政面は顧慮を下されたい所。後、国防軍構想は、国民レベルで十分な論議を尽くし、拙速に陥らない様留意する必要があろう。1970=昭和45年11月、陸上自衛隊東京・市ヶ谷駐屯地に乗り込んで同隊などに武装蜂起を促した後、自刃された作家 三島由紀夫さんの悲願でもあったこの構想も、集団的自衛権の行使共々、まだまだ議論を尽くす余地がある様にも思うのだ。後、原子力エネルギーの今後のあり様も、即座の廃炉は無理があるとしても、何年か先には廃止か存続か、冷静で主体的な投票行動ができる様、我々も心がけるにしなければならないだろう。

本日は、今秋口に行われた、拙勤務先行事の代休だった。終盤に入った、当地郊外の紅葉を少し見て参った次第。当地の瀬戸市北部より、岐阜県との境、古虎渓辺りまでの県道沿いに約10km余り続く紅葉のトンネルを車で走り抜けるのは、ちょっとした快感でもあった。師走の12月も、お互い健康安全留意にて、良い年末年始へと繋げたい所であります。今月の拙ブログはこれまで。ラタ、マイ月・・・

002

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事件事故にご用心

2012-11-24 08:38:12 | 社会・経済

各位お早うございます。この連休、俺は恐れながら新潟磐越の地にお邪魔し、生憎の雨天なりに、写真や美味などを楽しませて頂いている所。丁度、首都圏より写真仲間の一人も新潟入りしていて、今日もこれから郊外へ参る所。初冬の今頃は、この地にての初雪の便りと、北方よりの白鳥の渡来が始まる時期。今回は、天気の方が中々上手く行かないだけに、こちらとタイミングが合ってくれればとも密かに思ったりもするのだが、甘いかな?苦笑

さて、先日の当地愛知・豊川にての、金融機関立て篭もり事件には、俺もちと冷や汗を禁じ得なかった次第。多くが金融関係者とは言え、犯人は計5人もの人質を取り、十数時間に渡り「篭城」を強行。二日目の昨未明、居眠りをしたとされる僅かな隙を突く形で、特殊捜査班の的確な活動の下、犯人確保、人質各位は、(お一方の軽傷はあったも)ほぼ全員無事救出されたのは幸いであった。

本当に、拙故郷でもある門前町 豊川にてのこの様な事件発生は遺憾だが、戦後、そして平成期にかけて製造企業の拠点が集積し、又、周辺町村の編入合併もあって、人口が急増した同市は、それまでの平穏さが変化、渡り者の様な住人も増えて、それらの事共がこの様な事件に繋がる土壌を生じつつあったのかも知れない。大都市だけに留まらない、悪しき無関心の放置は、第二第三の事件事故を呼ぶ事となりかねず、見守る我々も、決して他人事だと思わず、この時期の夕刻には特に増える交通事故と共に、注意を新たにする必要がありそうだ。

003_2

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「烏合」になるなかれ

2012-11-18 16:17:21 | 国際・政治

ここの所、政治ネタの連続にて恐縮なのだが、一昨日、野田民主党政権の予告通り、日本国憲法第7条規定による国会 衆議院解散が執行されたので、今回も記させて頂きます。

今朝の地元紙 C新聞のコラム欄に、この関連記事が載ったので、以下引用しながら暫し考えて参りたい。

「大店(おおだな)のお嬢さんに婿に入った亭主が、3人続けて若死にした。出入りの八五郎から話を聞いたご隠居が思案する。店は番頭が切り盛りしていて、亭主はたまに帳簿を見るだけでよい。暇を持て余し、めっぽう器量のいい奥さんといつも2人っきり・・・『そりゃ短命だろう』

落語の艶笑噺(はなし)『短命』は、ご隠居の解説がのみ込めない八五郎のとぼけぶりが面白い。家に帰って女房と飯を食う八五郎が『やっぱり俺は長命だ』とつぶやくオチだ。

新党が乱立する中、『太陽の党』は短命だった。旗揚げから4日しかたっていないのに、共同代表の石原慎太郎前東京都知事は『日本維新の会』の代表になり、太陽は昇らないまま沈んでしまった?

気の毒?なのは、『減税日本』代表の、河村たかし名古屋市長だ。石原氏と共同会見して合流を発表しながら、一夜で反故(ほご)にされた。維新の会を率いる橋下 徹大阪市長との一体化に懸ける石原氏には、河村氏との信義は取るに足らないことなのだろうか。

原発や消費税の増税、環太平洋経済連携協定TPPなど、大きな隔たりがあった政策を石原氏が譲歩したとはいえ、合流ありきの野合批判は免れないし、若々しい維新の会のイメージからタカ派的部分が突出した。橋下氏にとっても大きな賭けだ。

第三極の核は長命か、短命か。長生きすれば、国会で憲法改正のけん引役的な存在になるだろう。」

今回のこのコラム、俺は正直やや粗雑な印象を受ける。確かに石原さんと橋下さんの両勢力の合流は野合的と言えなくもないし、政策協力が取り沙汰される、渡辺喜美さん率いる「みんなの党」とも上手く折り合えるかどうかも未知数だ。ただ、前出の文言を真に受ける訳には参らないのも事実。元々無理のあった、河村さん率いる「減税日本」との合流見送りは結果的に妥当だし、石原、河村の両氏も「あるいはこんな事も」との折り込み済みみたいな所もあったのではと心得る。大体、今回の衆院解散劇に際しては、民主党より又も離党者が続出、次々に小党派を結成して、今や公認政党だけでも15を数えると言うではないか。正に異常事態であると共に、今までの民主党がいかに「寄せ集め」でしかなかったかと言う事を、自ら証明している様にも感じられるのだが。

野田内閣総理大臣は、選挙戦の冒頭挨拶にて「畳を掻き毟(むし)ってでも政権維持を!」と檄を飛ばされたそうだが、あの「砂上の楼閣」民主党執行部では、それも覚束ないのではないか。次の政権は、安倍 自由民主党執行部の手に移りそうな気配だが、それはそれで良しとして、石原、橋下両氏の第三極にも、速やかにまとまって少しでもしっかりした方向性を示して頂きたい。「タカ派的部分」が目立つのは、それはそれで良い。「憲法改正の牽引車」も結構な事で、むしろ、必要なら安倍自民執行部と協調し易くなるメリットもあろう。要は、「烏合の衆」のレベルより終始脱する事ができず、遂には雲散霧消しようとしている民主党政権と同じ轍を踏んではならないと言う事だろう。

008

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秒読みへ・・・

2012-11-15 23:16:23 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!最初に、大変残念な事だが、今夜はお二方に弔意を申さねばならない。

まず、女優 森 光子さん。遠く戦前より、舞台を初め、映画、TVに至るまで、広範なご活躍は良く知られる所。先日になって、俺が生まれた頃の、三十代の頃のお姿を拝見したが、敢えて主観を申せば、まさしく絶世の美女だった。人格もそれに違わぬ素晴らしいもので、加えてご自身の使命への努力を惜しまぬ本当のプロ。まあ真似をしろと言われても不可能な訳だが、女優初の国民栄誉賞に相応しい、見事なまでに美しい人生の軌跡だったと今は思う。「生涯現役」を全うした92歳だった。

もうお一方は、政治評論家の三宅久之さん。同氏にも、TVの討論番組などで、大変お世話になった。世間よりは「辛口の先生」と言われるも、俺の視点よりすれば、政治学者 渡部昇一さんのお言葉「国想う ゆえに我あり」を身を以てお示しになった、こちらも見事な生き様だったと今は思う。つい先日まで、TV画面にてお目にかかっていたが、昨日今日は、健康面が優れず一時入院の後、ご自宅療養中だったと言う。全国紙M新聞の記者時代より、大変濃い82年の軌跡だったのではないだろうか。

その三宅さんが、生涯をかけて取り組まれた政治の世界、東京・永田町辺りは今、急遽明日に決まった衆院解散と、続く総選挙を控え、大いに慌ただしくなっている様だ。東京都知事の座を降りた石原慎太郎さんらによる新党「太陽の党」や民主党前議員の方々による「緑の風」の立ち上げ、更に「太陽の党」や当地の「減税日本」による政策連携や選挙協力への動き、民主党よりの更なる離党の気配など、これからほぼ一か月の国政の動きには、我々国民市民も、注意して見守る必要があろう。が、連携する以上は、それぞれのグループが強い信念の下、くれぐれも民主党の様な「烏合の衆」の末路とならぬ様お願したい所。

安倍総裁率いる自由民主党の政権復帰を望みたい気も一方にはあるが、昨日の党首討論にて、野田内閣総理大臣が声を荒げてご指摘になった様に、今の財政危機や、消費増税踏み切りのやむなきとなった責任の一端は、自由民主党側にも無きにしも非ずであるのも事実。同党が本気で政権復帰するおつもりなら、我々はそうした「負の部分」にも目を向けながら、安倍総裁が誠実に取組み続けられている、「北」による日本人拉致事件解決などの動きを、冷静に応援して行く必要があるかとも思う次第。

それと、くれぐれも「2009=平成21年政権虚偽公約 詐欺フェスト」をぶち上げた張本人にして我国憲政史上最低の内閣総理大臣と言われた、鳩山某の如き不良分子を間違っても支持してはならないと言う事だ。遂に衆院解散への秒読み開始。今後の展開が、面白くはある。

012

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一部の奉仕者か?

2012-11-11 12:15:01 | 国際・政治

「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」 日本国憲法第15条第2項「公務員の性質」より。

これは、現行憲法による、中央の霞が関官僚他の国家公務員、及び全国の地方公務員のあるべき性質を定めたものである事は良く知られるが、立法を担う政治家や、地方自治体の首長にも準用されるべき定めである事は論を待たないだろう。この所、衆院解散総選挙の時期が又も取り沙汰される様になったが、本気で国民市民の利益を顧みた議論になっているかどうかは疑問符がつく所だろう。

調子の良かった2009=平成21年政権公約マニュフェストを守れなかった揚句、同公約の趣旨に背く消費増税決定に走った野田民主党政権の不誠実ぶり。党関係者に向けては誠実とか言われても、国民市民向けのそれは微塵も感じられず、その様な元首を信じよと言う方が無理だろう。何よりも、そうした元首を輩出した「寄せ集め集団」民主党のあり様が、根底より糾されるべきだろう。

今、色んな問題が噴出して来ているのはご存知の通りだが、例えば来年より一部が増税により賄われる予定の、先の震災復興予算にしても、その相当額が震災復興以外の事業に充てられ、本来の使途とは乖離しているやに聞いている。そうした不適切をなぜきちんと監視監督しないのか、霞が関官僚集団や、地方自治体の財務当局者達をなぜ適切に指導できないのか、そうした所も、主権者たる国民市民に対し誠実に説明できる様実行がされなければ、復興・消費の両増税に着手する資格はないであろう。不適切な予算使途を放置すれば、従来より揶揄されて来た、大型公共事業同様、儲かり潤うのは一部の勢力だけと言う、芳しからぬ事態の再現も十分あり得るのである。

俺は、安倍自由民主党総裁がかねて主張される戦後のあり様、即ち「戦後レジームよりの脱却」を基本的に支持し、日本国憲法にしても、例えば自己矛盾に満ちた財産権の見直しや第9条 平和条項への自衛権保持の補足、そして第42条 国会二院制の取り止めと一院制への移行をメインに、大幅改正を志向する立場だが、第15条の公務員のあり様についてはその通りであり、真理を突いているものと心得る。これは政治家に対しても同じ事で、敬愛する安倍総裁、そして新組織立ち上げへと動く、石原前東京都知事や橋下大阪市長に対しても、強い留意をお願いしたいと感じる次第である。

009

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする