猛暑下の 2023=令和 5年 7月も、後僅かとなった。この所の岸田内閣支持率は、ご存じマイナンバー・カード情報不具合の問題などもあって 調査によっては 30%割れの低迷状態とか。
まぁ森元総理らに似て 低空飛行は得意かもだから、もう少し様子を見たい気もするが、激動の情勢に応えられないなら退陣を視野に入れる選択もありなのではないだろうか。
その岸田政権にとっての大きな難題ともされる、在留外国人絡みの社会問題も深甚の度を加えている様だ。改善への動きも見られないではない様だが、少なくとも当分は安定とは参らない事だろう。以下 今日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参ろうと思う。
「『移民』と日本人 病院でクルド人『100人』騒ぎ、救急受け入れ 5H半停止 埼玉・川口」
埼玉県川口市で今月初め、トルコの少数民族・クルド人ら約 100人が病院周辺に殺到。同県警機動隊が出動する騒ぎとなり、救急の受け入れが約 5時間半にわたってストップしていたことが 7/30分かった。
同市は全国で最も外国人住民の多い自治体で、クルド人の国内最大の集住地。現在我国内には約 314万人の外国人が住んでおり、うち約 7万人は不法滞在とされる。同市では近年、クルド人と地域住民の軋轢(あつれき)が表面化している。
関係者によると、7/4・9pm頃から 同市内の総合病院「川口市立医療センター」周辺に約 100人とみられる外国人が集まり始めた。いずれもトルコ国籍のクルド人とみられ、翌 7/5・1amころまで騒ぎが続いたという。
きっかけは 女性をめぐるトラブルとみられ、7/4・8:30pmごろ トルコ国籍の 20代男性が 同市内の路上で複数のトルコ国籍の男らに襲われ 刃物で切りつけられた。その後 男性の救急搬送を聞きつけた 双方の親族や仲間らが病院へ集まり、救急外来の入り口扉を開けようとしたり 大声を出したりしたという。病院側は騒ぎを受けて警察に通報。その後 救急搬送の受け入れを停止した。
県警からは 多数のパトカーや機動隊が出動。その際 男 2人が暴行や警察官に対する公務執行妨害の現行犯で逮捕されたほか、別の男 4人が男性に対する殺人未遂容疑で逮捕された。
同病院は 埼玉南部の川口、戸田、蕨(わらび)の 3市で唯一、命に関わる重症患者を受け入れる「3次救急」に指定されている。
地元消防によると、(救急)受け入れ停止となった時間は 7/4・11:30pmごろから翌 7/5・5amごろ(まで)の約 5H半。この間 3市内の救急搬送は計 21件あった。このうち搬送先が 30分以上決まらないなどの「救急搬送困難事案」は 1件だが、幸いにも命にかかわる事案には至らなかったという。
同病院は「騒ぎが救急搬送に影響したかどうすは分からない」(病院総務課)と原因を明らかにしていないが、関係者は「病院周辺は騒然としており、とても救急車が入れるような状況ではなかった」という。
騒ぎを目撃した飲食店の女性は「男たちがわずかな時間に次々と集まってきた。サイレンが鳴り響き、外国語の叫び声が聞こえた。とんでもないことが起きたと思い、怖かった。こんな騒ぎは初めて。入院している方も 休むどころではなかったのではないか」。別の住民男性は「背丈が 2mくらいのクルド人の若者が、片言の日本語で『親戚(しんせき)が刺された』と叫んでいた。病院前の道路にどんどん車が集まってきた」と話した。
川口市は人口約 60万のうち 外国人住民数が約 39000人と人口の(ほぼ) 6.5%を占め、2020=令和 2年からは 東京都新宿区を抜いて全国で最も外国人住民の多い自治体になった。トルコ国籍者も 我国内最多の約 1200人が住んでおり、その大半がクルド人とみられるが、内訳や実態は行政も把握できていない。
トルコ国籍のクルド人の多くは 祖国での差別や迫害などを理由に日本で難民申請しているが、認定された人はほとんどおらず、不法滞在の状態が続いている人も少なくないという。
「国を持たない最大民族の『国』ワラビスタン」
クルド人は トルコやシリアなどを中心に(約) 3000万人いるとされ、それぞれの国では少数民族のため「国を持たない最大の民族」と呼ばれる。
川口市に隣接する JR蕨駅周辺は、在日クルド人の一大コミュニティーとなり 中東料理や食料品の店が点在。一帯は「ワラビスタン」と称される。「スタン」はペルシア語で「土地、国」を意味する。
トルコと日本の間には 短期滞在査証(ビザ)免除の取り決めがあり、渡航の容易さから 1990年代以降、多くのクルド人が来日するようになった。彼らは(本)国内での「差別や迫害」を理由にビザの期限切れ後に難民申請するケースが多いが、トルコ国内には クルド系の国会議員や実業家などもおり、一概に「差別されている」かどうかの判断は難しい。政府発行のパスポートを持ち、高額な飛行機代を支払えていることなども 議論の対象になることもある。
川口市一帯は鋳物(いもの)産業などで栄え、在日韓国・朝鮮人も多く住むなど 従来から多民族が暮らす土壌があった。また東京に近く、家賃など生活費が比較的安いことから、中国人やベトナム人らが多くやって来た。クルド人も 先に来日した親族などが川口市周辺に住んでいることが多く、ここ 20年ほどの間に国内最大の集住地となったという。(引用ここまで)
血の気の多い外国人住民がしばしば騒ぎを起こす事自体は、余程の危害や公共への脅威でもない限り 努めて冷静に向き合うべきとの考えは一つあるかもだ。これは 今回問題渦中のクルド人だけを問題視してはならず、日本人を含めた他の人種でも同様に向き合うべきは勿論だ。
しかしながら、今回引用記事中の 救急医療機関の活動を支障する様なケースでは、話は別だ。幸い今回は目立つ事案がなかったにせよ、救急搬送の救急車も近づけぬ状況が数時間も続く様はあってぱならず、警察力を導入してでも正常化すべき。その上で 外国人住民に対し、決して病院や診療所の医療活動を妨げてはならぬ事を 執念を以て強く啓蒙すべきだろう。
今回当該のクルド人は、古くから友好あるトルコ国の少数派だ。人道的配慮は当然の反面、トルコ国籍といえど 反政府・反体制の価値観を持つ向きも少なくない。歴史の困難に直面する度、手を携えて乗り越えてきたトルコ国との強い友好を守るべきも、最早我国に ウクライナ危機避難民各位に匹敵する 2000人レベルのクルド人が我国内に在る由。
この両者とどう上手く向き合い、折り合いをつけるのか?岸田政権の大きな課題だとも心得るが、果たして低空飛行中に上手く捌けるのか?一つ見ものだと思うがどうか。今回画像も振り返り恐縮。当地の直ぐ北郊、清須市付近を新大阪方面へ西進の 東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。高架部分の改修などもあり、現在は撮影できない地点です。