Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

2017=平成29年10月回顧

2017-10-31 21:11:26 | 日記・エッセイ・コラム

2017=平成29年10月も最終日となり、先週と今週、二度に亘り襲来した台風の影響もあって、ここの所は急速に季節が進んでいる。もう「秋たけなわ」を通り越し、初冬の風情さえ感じられる。天気で一番の要注意は、朝晩を初め、急な温度変化だろう。相当気をつけていても、大きな変化について行けず、風邪などを拾ってしまう事も少なくない訳だが、なるべくなら罹(かか)らないに越した事はない。服装の調整頻度を上げるとかで、上手く対応できればと言う所。又、風邪と並んで脅威となり得るのが、インフルエンザとノロ・ウィルスだろう。嗽(うがい)や手洗いなど、基本対策の励行と共に、流行期に入る前に、予防接種を受けるのも、有力な手立てだろう。

今日は、神奈川県下での大量殺人事件が露見し、現地辺りは大変な所だろうが、まだ詳報が伝わっていない所にて、ひとまず言及は控える。今月の大きな注目は、第48回衆院解散総選挙だろう。大方の予想以上に、安倍自公連立体制が大躍進した訳だが、決して手放しで喜べないのも事実だろう。拙者の、安倍自公政権との向き合いもそうだが、確固とした信任をされたかと言えば、疑問符がつくのも事実。ひとまず、内外の難しい状況に対応するには、当面は安倍自公政権に頑張りを願うしかない、とのやむを得ない選択が、背景にあると言う事だろう。政権連立与党は、この現実を確と踏まえて、これからの政権運営と国会対策を願いたいものだ。

今回の、安倍自公政権の「一応の勝利」は、足並み揃わぬ野党側の「敵失」の所も大きい様だ。特に目立つのが、小池東京都知事率いる新党「希望の党」の失速だろう。多忙な東京都政を担う、重責を果たすべき小池知事兼党代表にとり、この時宜での国政進出は、やはり無理筋だったのではないか。報道マスコミ側からのばら撒き挑発に乗ってしまった感のある、所謂「排除」発言にも、都知事選や都議選では見られなかった、焦りや粗雑な対応が見られた。前宮崎県知事で、TVタレントでもある 東国原英夫(ひがしこくばる・ひでお)さんによれば「小池代表の、二度に亘る『排除』の言及は、明らかに注意を欠いていた事による」そうだ。

だが、そんな事は二次的、三次的な問題に留まるだろう。一番の問題は、やはり「国政と都政は並び立たない」事への見通しが甘かった事によるのではないか。又、小池代表を取り巻くブレーン達も、全てがその辺りを見誤っていた、としか申し様がない。ブレーンのお一人 若狭 勝弁護士・前衆議が。今回選挙に敗れ、政界引退に追い込まれた事も、その一端だろう。

それにも関わらず「希望の党」が 衆院50議席も得られたのは、まあ善戦と見る事もできよう。但しそれは、随分無理なやり方で、分裂した旧民進党議員の相当数を取り込んだからであり、所謂「排除」騒ぎで「希望の党」合流が果たせなかった、或いは、自らの信念で合流を見送った衆議たちよる新党「立憲民主党」の旗揚げをと、第一野党への躍進を許した。その事はまず、小池希望執行部の大いなる失策と見て良いのではないか。青天の霹靂に近い「希望」「民進」合流に際し、小池、前原両代表の打ち合わせが、果たして緻密かつ周到であったか否かも、不透明なままだ。こんな事で、これから野党として安倍自公政権と向き合えるのか、疑問が残るのは拙者だけか。

繰り返しになるかもだが、立憲民主党のあり様も、決して芳しくはない。枝野執行部、結局は菅 直人・民主内閣時代の閣僚連中で全て固められ、党の主張と方向性は、所謂 55年体制時代の旧社会党と何ら変わらない。一度国会質疑が開かれれば、これまでと変わらぬ「初めに反対ありき」の攻撃的追及に終始するのは、目に見えている。そも、枝野代表や陳こと福山幹事長、辻元政調会長兼国対委員長の基本姿勢がこれである。選挙中、大量に飛び交った SNSの美辞麗句に踊らされた有権者達の内、果たして「自らの投票は正しかった」と胸を張って表明できる者がどれ位あるのか、後ろ向きの意味で見ものである。もう一つ、同党の抱える問題として、菅元総理に代表される「ポンコツ議員」の淘汰がされぬままと言うのもあると思うがどうか。

又、選挙中、安倍総理の選挙区のある山口県下にて、野党候補絡みの重大な選挙妨害があったと聞く。事実なら、民主主義の根幹に関わる重大事案だが、正面から報じたのは、産経新聞だけだった様だ。他の各紙は見て見ぬふりか。こう言う事だから、以前から指摘される、マスコミ不信が増幅され「マスコミはマスゴミ」などと揶揄されるのだ。拙者も同感で、最早「揶揄される方が悪い」レベルと感じる昨今である。

明日から特別国会。安倍自公政権には、必要な説明を漏らさぬ一方で、近日の、トランプ米合衆国大統領来日にどう対応するか、周到な準備と調整を願いたい。特別国会は、8日間の見込みとかだが、少しでも中身の濃い議事となる事を望みたい所だ。早くも与野党対立のネタになりそうな質問時間の見直しだが、野党側に多い時間割は、もっと早くから見直されるべきだった。「議員数に比例した時間割の見直し」との自民案は、流石に露骨なもので、そのままでは支持できないが、与野党で現状2:8(=1:4)を、1:2或いは3:7位に変更するのは、検討されて良い。野党質問は、決してその全てが国民市民にとって有意義な中身とは言えない所あるのも事実だからだ。今回画像は、昨年、琵琶湖西岸の志賀町辺りで捉えた、JR湖西線貨物便の様子。右奥に、僅かに見える防音壁の設置が進んで、画像全長に及んでしまい、もう今は、撮影叶わない光景です。今月も、お世話様でした。ラタ、マイ月。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雑誌ジャーナリズムの価値は、この程度

2017-10-29 20:36:15 | 日記・エッセイ・コラム

第48回衆院選など、色々あった 2017=平成29年10月も、後僅かとなった。先週に続き、我国本土沖合を、台風第22号が通過中。お蔭様で、強風の影響はほぼ皆無だが、大雨の方は、明日まで油断できない状況。今夜以降は、東北日本への影響が懸念され、既に前回の台風第21号などによる、風水ダメージを被った地方もあり、大変な事を察したいが、どうか荒天が収まるまでは、各位警戒を緩めない様お願いしたい所です。

さて本題。前述の衆院選は、まだまだ振り返るべき所も多く、又、朝鮮半島情勢も、不穏さが拭いきれない所だが、今回は、政治情勢や、芸能界をメインに、良くも悪しくも大きな影響を及ぼす事ある、雑誌ジャーナリズムの事に、少し触れたい。拙者は今、スマートフォンや、タブレット端末向けの雑誌アプリ・ソフトで諸々の雑誌、週刊誌を読んでいる。消費税込みでも、月々数百円以内の出費で、多い時は 100タイトル近くが読み放題なので、まずは重宝している所である。

新潮、文春みたいな老舗誌を初めとする総合週刊誌は、昨今は一部 400円超であり、決して安価とは言えなくなって来た。又、毎回少しは興味のある記事も載るので、以前なら、書店に立ち読みに行くのが常だった。これは勿論、書店営業にとり 支障があるのは事実であり、余りの長時間は、店側からの苦情を招く事もあり、又、万一にも身辺で万引き事件などが生じると、容疑が持たれる事も懸念される。

勿論、趣味などの専門誌は網羅されないタイトルもあり、それは書店に赴く事となるが、このアプリ・ソフトのお蔭で、読書量を減らす事なく、居所にて掲載各誌をチェックできる様になり、結果、書店での立ち読み時間は大きく減らす事ができた。赴くのはほぼ、買いたい書籍や雑誌などがある場合だけになっている。アマゾン、楽天などのネット通販で入手できるタイトルも多く、更に高齢になれば、世話になるケースも生じそうだ。

もう一つ、雑誌電子化の本当の理由が、価格だろう。各紙 最低でも月数百円、50タイトルなら 2万円超の所、電子アプリ・ソフトなら 計数百円。人により、千差万別の価値基準があるのは事実であり、又、通常誌と電子版で、内容がやや異なる事もある様だが、拙者は、雑誌週刊誌については、電子版で十分事足りている現状だ。

亡きコラムニスト 天野祐吉さんがまだお元気だった頃、出演されたラジオ番組の席上「私は、週刊誌を読まない」旨を表された事があった。そのお言葉が、今も拙脳裏に突き刺さっている。主要新聞も、朝日勢力などの様に、決して中立公正とは言えない、偏向した論調の紙も複数ある。「不偏不党」が朝日社是のはずだが、今のままでは、虚偽の烙印を押されても仕方なかろう。雑誌や週刊誌も同じ事。天野さんは、これらにも偏向姿勢や捏造志向がある事を冷静に見抜き、距離を置かれたのだろうと心得る。

そうは申しても、取材、編集、制作、配送(デリバリー)などの労力もそれなりだろうから、全部タダと言うのも、それは不条理が付き纏うだろう。ただ、それにしても、そうした病理を抱える以上、過分な投資も明らかな無駄だ。100タイトル上限で数百円と言う価値レベルで十分だろう。電通などの主要企業と異なり、雑誌業界は、関係者の過労死レベル相当の過重労働だとしても、表に出る事はあるまいて。

今後、TVの視聴人口共々、雑誌、週刊誌の購読人口も、確実に減少する。そうなれば、各誌相互間で、凄惨な叩き潰し合いが始まる事だろう。そうはなっても、安直な値上げは叶うまい。どのタイトルが 10年後、20年後生き残り、どのタイトルが消えて行くのか、今から楽しみな見ものではある。新聞各社にも、これから求められるだろうが、我国だけが未整備の、捏造報道を処罰する法整備に、当然ながら雑誌、週刊誌が含まれる事をも想定すべきだろう。

もう一つ、雑誌ジャーナリズムの価格破壊が進む事に関連して、指摘しておきたい。それは、遂に政権与党でも検討に入った、TV電波のオークション制を、一刻も早く実施願いたいと言う事だ。現状、我国のTVを初め、電波の値段は諸外国に比して、不当に低いと言われる。以前、民主党政権下でも検討された事実は、せめて評価したいが、その折反対した政権与党が、今年の地方選挙などで、偏向放送の標的にされ、苦杯を仰いだのは記憶に新しいはずだ。

各TV社局に、正当な電波コストを厳しく求め、経営や放送制作の姿勢を強く糾すのは当然だ。スポンサー企業も、電波の値段は、今までが安過ぎた事を意識し、番組提供に臨むべきだろう。安倍政権の進める、教育正常化も勿論大事だが、報道健全化への施策も、同様に重要だろう。今回画像は、当地 名古屋市内にての、名古屋鉄道の特急列車「パノラマ・スーパー」の、登場時からのオリジナル外装。既報通り、目下、内外装の更新 お色直しが進行中で、この姿も後 1年強と言う所です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「改憲議論」成熟への道は、ゆっくり確実に

2017-10-27 20:52:04 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!この所、我国屈指の大手メーカーにて、製品検査に関する不祥事が相次いでいる。関西の部品製造大手 神戸製鋼グループによる、製品検査データの不正、日産と富士重工改め スバルによる、無資格社員による、不適切な完成車検査など、「モノ造り立国」たる我国の国際信用を大きく損ね、そこから我国の国運まで左右しかねない可能性さえある。

経産省や国交省初め、行政による立入調査などが厳しく行われ、関係者複数の処分も行われようが、同様に、製品検査の不正から犠牲まで生じる事故を多発し、結局は経営破綻した 部品メーカー「タカタ」の顛末から何も学ばなかったのだろうか。「我社だけは大丈夫」などと構えていたのなら、思い上がりも甚だしいものがあろう。もう期待する方が無理筋かもだが、我国のモノ造りの担い手としての自覚がまだあるなら、国民市民の前に、誠実に問題の全貌を明らかにすべきだし、行政側も、一切の妥協や擦り寄りを排し、厳然たる姿勢で、必要な処分と対策を強く進めて頂きたいものだ。中途半端な幕引きでは、我国経済が傾いたままになってしまいかねないだろう。

本題です。先日の衆院選は、与党側だけで、日本国憲法改正の発議可能うな、全体の 2/3超議席を確保する圧勝であった。野党側の分裂による「敵失」も大きかったとは言え、安倍政権が現状のままで良いと言う訳でもない。北海道地区や新潟県下などの様に、一部の選挙区での苦杯も少なくなかった。決して油断せず、野党側からの正当な意見や一定の批判は良いが、決して「言論テロ」まがいの不当な攻撃をさせぬ様、強い引き締めをお願いしたいものだ。

その上で、日本国憲法改正を巡る、各方面の論調は、ゆっくりだが変化の兆しもあると言われる。以下、経済紙「日本経済新聞」電子版記事を引用して、見て参ろうと思う。

「『護憲か改憲か』論争の構図に 変化の胎動」

「安倍首相の続投と、野党再編を残した衆院選。11/3で公布 71周年を迎える 日本国憲法の改正論議も仕切り直しとなる。安倍首相の下での改憲に反対して来た民進党が分裂し、選挙を経て、改憲を頭から否定しない勢力がむしろ増えた。多党化した分だけ論点も広がり、議論が一気に進むとは限らないが、戦後長く続いた『護憲か改憲か』の対決構図には、変化の胎動が窺える。

安倍首相 『9条改正で文民統制明記』

安倍首相は 10/22夜に出演した TV各局の番組で、憲法9条1項、2項を残した上 『9条の2』などの新たな条項自衛隊を明記する、との自らの提案の実現に、こう意欲を示した。石破 茂・元幹事長らが 2項削除を唱えるのをよそに、10/7のインター・ネット番組での党首討論会では、新しい条項に文民統制シヴィリアン・コントロールの確保を盛り込む考えも表明した。

『防衛省と自衛隊の関係は変わらない。文民統制シヴィリアン・コントロール(国民代表として、民主的に選ばれた政治家が、軍事を統制する意)をしっかりと明記して行けば、よりすっきりとしたものになって行くのではないか』

2012=平成24年の自民党会憲草案では、自衛隊を『国防軍』に衣替えして『首相を最高指揮官とする』と定めた。同時に『軍』は任務の遂行に際し『国会の承認 その他の統制に服する』と規定した。安倍首相の発言は、この手の国会や内閣による自衛隊統制の枠組みを『9条の2』などにも書き込む意向を示したものだ。

安倍首相は 9条の自衛隊明記の提案を、集団的自衛権の限定容認などは変えない『現状追認』が目的だと説く。ただ、憲法学会からは、憲法の明文で自衛隊に正統制を持たせるなら、それに見合う統制の枠組みも一体で盛り込まないと『最悪の改憲提案になる』などの批判も根強い。文民統制シヴィリアン・コントロールの明文化は、これを打ち消す思惑がある」(引用ここまで)。

安倍自民の改憲への姿勢の全てが、決して望ましい訳ではないし(連立する公明は、本当は改憲に慎重姿勢)、野党側も、日共、社民の様な容共左派を別とすれば、日本国憲法の検証や改正の議論に、必ずしも否定的ではない思潮や見解が、徐々にだが増えている風情である。勿論、憲法改正は「目に見えない国家プロジェクト」の側面もあり、余りの拙速で進めるべき事共でないのも事実。安倍政権も、総理在任中に必ず発議などとの強迫観念に縛られず、改正は次期、又はその次の内閣で実行されれば可、位の、一方で大らかな、もう一方で毅然とした姿勢で臨めば良いのではないか。

改憲への流れは、年毎に強まっているのは事実だし、又、後退は許されない。日経紙の、バランスに配慮した冷静な報道姿勢も、一応「〇」だろう。朝日や東京辺りは、果たしてこんな取り上げ方をするのか、疑問符がつく。趙 春花(通名・福島瑞穂)社民執行部が事ある毎に喚き騒ぐ「改憲の議論さえ認めない」変な思潮は、これから徐々に姿を消すだろうし、又、そうあるべきだ。今回画像は、岐阜東美濃・恵那市内にて見かけた、これから忙しくなる、中央西線・燃料輸送関連列車の様子。長野県方面への燃油送り込み途中で、山間の上り勾配に備え、電機 2機重連での先導となります。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「一票較差訴訟」には 他意がある

2017-10-25 20:55:42 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!先日行われた、第48回衆院選などは、選挙区割りによっては有権者対議員候補の員数バランスに欠ける、所謂「一票較差問題」がある事は、よく知られる所だろう。

日本国憲法「法の下の平等」に反するとして、較差緩和(解消は、物理的、現実的に不可能)を図る弁護士有志による訴訟が繰り返され、十分ではないにせよ、今回選挙でも、選挙区割り見直しが行われ、これまで最大2.13倍だった選挙区格差が 1.98倍に改善された。にも関わらず、選挙終了を狙った様に、又も違憲認知と選挙無効を要求する訴訟が起こされた様だ。弁護士による司法権限濫用の疑いもありそうだ。国会と行政が連携して、改善への努力を重ねている所へ、一体どんな了見なのか、弁護士有志の見識を疑わざるを得ない現状である。

まだ不十分とは言え、昭和期の、数倍もの較差から徐々に緩和され、日本国憲法の趣旨に一定沿う形になって来ている事は、国民市民レベルで認める必要があろう。最高裁以下、各地の裁判所判決も、多くはその流れのはずで、但し、選挙無効は再選挙に莫大な国費を要し、又関係各位の労務負担も過重につき、認めないのが一般的だ。然るに、今回の改善を顧みる事なく、訴訟の挙に出た弁護士勢力は、最近の判例を無視している所があり、遺憾にして不快と言うのが、拙所感である。

「最高裁判決は、較差二倍と明言していない」とか「今回の改善は、昭和期の、較差数倍時代の目標につき、意味なし」などと強弁を並べている由。これは、サッカーに例えれば、体よくゴール・ポストを不当かつ身勝手に移動する手口そのものではないか。選挙候補や、選対活動の関係各位に過分な負担を及ぼし、又、選挙費用の拠出を強いておきながらのこの所業は、正直、提訴した弁護士勢力の功利売名の為であり、国民市民の利益や幸福の視点に立ったものでない事は明らかだ。

自由民主党の実力者で、元防衛相 石破 茂さんだと思うが、一票較差の実態を認めながらも「選挙区問題は、各地の有権者と議員候補の、長らくの繋がりなどの実情に応じて決めるべき」との見解を表されている。勿論拙者も、同氏のご見解全てを支持する訳ではないが、一票較差の問題については、まず正論を述べられているものと心得る。然るに当該弁護士勢力は、選挙区割り見直しの実態を正視しているのだろうか。否だろう。単に、法制上の問題を指摘しただけで、違憲認知だけならいざ知らず、非現実的な選挙無効要求まで出している辺りは、断じて認められるものではなかろう。

一票較差で重みが減るのは、主に都市部の票であるのは事実。しかしながら、国政或いは地方選挙毎に、棄権が目立って多いのも都市部の実態だ。現実面、慣習面を顧慮すれば、実態としての一票較差は、数値上のそれをかなり下回るのではないか。当該弁護士勢力の訴訟目的は、一見正当な司法活動を装った、政治運動の疑いがある様に感じるのは拙者だけか。つまり、反与党、反権力、現内閣で言えば「反安倍政権」の意図を、司法活動になりすまして行おうとしている印象が付き纏うのだ。

野党、なかんずく左派系の立憲民主、日共、社民の各党に加勢して、自公政権を弱体化させ、打倒を図る他意がある様に思えてならない。弁護士の政治運動は、勿論弁護士法などでの禁止事項だ。訴訟に出た弁護士勢力の背後には、前述の左派野党やそのシンパ共が蠢いている様である事を、決して見落としてはならないと思うがどうか。この勢力が伸長する事は、まず日本及び日本人の利益や幸福に繋がるものではない事を、我々は強く認識する必要があろう。今回画像は、先年訪れた、三重南部の二木島(にぎしま)漁港辺りの様子。上方を行く、JR紀勢線の 旧国鉄型列車も長らくの運行を終え、今はステンレス車体の新車に替わったやに聞いております。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今回衆院選~「池上無双」が面白い

2017-10-23 13:21:56 | 国際・政治

第48回衆院選が終わった。大方の予想に反し、与党 自公政権側は、衆院総数 465議席中、日本国憲法改正発議に必要な 2/3を超える 313議席を確保。後述の所を除いては、ほぼ安定した政権運営の基盤を手にしたと申して良さそうだ。

公示間際に起こった、突然の野党再編劇に際し、当初大いに注目された、小池東京都知事率いる 希望の党は意外に苦戦し、旧民進党左傾組メインの、立憲民主党に第一野党の座を奪われる不覚を取った。原因は色々ある様だが、一つには、希望の党発足に際して、小池代表と、前原民進代表の「合流」協議にて、当初民進全員が「希望」行き可能とした前原代表見解が、打ち合わせ不足もあって、小池「希望」代表より事実上否定され、合流に当たっては「希望の党」政策運営に合意できるか否かの「政策協定書」に合意できる向きに限り受け入れるとした 小池代表の方針が、世間から民進左派の「排除」と受け取られ、理不尽な印象を持たれた所があるのではと言われる。

確かに、小池代表は、一度は「排除」の言葉を発してはいるが、それは報道会見場で、記者質問にあった「排除」をそのまま返答したものであり、同代表が積極的に発したものではない。新興政党が、円滑な党運営の為に、一定レベル 入党候補を選別するのは当然の措置であり、それ自体は間違っていないだろう。むしろ「排除」の言葉が、報道側に、一種の言質を取られる形となり、そこから「希望の党」は冷酷である印象操作をされる結果となったのが拙かったのではとも心得る。ただ、この問題のウェイトは、あくまで軽い次元であろう。

「希望の党」の主な敗因は、やはり国政政党としての準備が不足、又、運営の在り方も杜撰(アバウト)な所が否定できないのではないか。党組織、資金調達、候補者擁立、地道な政策の策定、首相指名候補の公表などなど、どれを取っても、民進からの合流が叶わなかった、或いは見合わせた勢力が旗揚げした、立憲民主党の進行に遅れを取った。又、小池代表の衆院選立候補の有無が、最後まで不透明だった事も、有権者の不信を買った事だろう。

「希望の党」は、政党コンセプトとしては、決して悪い訳ではない。今回衆院選の敗北を糧と教訓に、もっと地道な東京都政と国政との向き合いをして欲しい。一旦下がった支持を回復する為には、それ以外方法がなさそうだと見るのは拙者だけか。

その一方で、野党第一党への道を、優勢裏に進んだ立憲民主党も、決して芳しい内容ではない。旧民進より左傾しているのは、かつて「55年体制」の片翼だった、旧社会党そのものだ。新執行部人事は、枝野代表以下、旧菅 直人民主内閣の閣僚だった連中ばかり。来月初からの特別国会の体たらくは、もう開会前から分っていて、大いに白けるものがある。「初めに、攻撃批判ありき」 「対案なき反対の為の反対」では、旧社会党の犯した失敗を繰り返すだけだ。今回当選者にも、菅元総理、海江田元民主代表など「ポンコツ議員」も少なくない。SNSの巧妙な情宣など、野党分裂の混乱に乗じての勢力伸長だけは上手い集団だ。その術策に、ネット情報などに疎い、新聞・TVからだけの、所謂「情弱」と言われる中高年有権者達がまんまと乗せられ、取り込まれた印象が付き纏って仕方がない。立憲民主党の最盛時は、今の結党直後と言うのが拙印象だがどうか?

前述の事共から、絶対安定多数を確保した、安倍自公政権も、今後に向けては、決して油断と慢心に陥らぬ様、万全を期して欲しい。安倍総理大臣は「大勝しても、謙虚さと警戒心ほ保持し続ける」旨を表されたが、本当に実行が伴わないと、北鮮の脅威や、中国大陸による、無理筋の海洋政策、不安定要素を抱えたままの、トランプ米政権との向き合いや国内製造業の検査不祥事問題などに、強い姿勢で対処できなくなってしまう。そうなったら、我国の国運が傾く事が、現実のものと化してしまう恐れもある。

今回の表題は、余談レベルになってしまい恐縮だが、昨夜の TV衆院選特番の視聴率は、首位 NHKで、それに次いだのが、TV東京放映の、報道家 池上 彰、同局アナ 大江麻里子の各位が総合司会の番組だったと言う。その内の「池上無双」が人気の様で、拙者も好感した次第。

これは、番組中で、池上さんが各党政治家に、鋭い質問や指摘をされる時の、云わば「ネット俗語(スラング)だそうで、番組中の同氏の「悪魔の辞典」には、真実や核心を突く文言が多くあるのはよく知られる所らしいが、拙者の一押しは「リベラル」についての、池上さんのご見解だ。曰く「左翼と呼ばれたくない人たちの自称」の由。快哉!これが「リベラル」の本当の意味だろう。それを、政党も政治家もメディアも、皆曲解し、本当は左傾している所「リベラル」の文言で誤魔化しているのだ。立憲民主党には、この様な輩も多いが、これから国会活動が進むと、いずれ馬脚を現す事だろう。一種 楽しみではある。今回画像は、浜名湖の近辺を行く、東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の英姿を。以下に「池上無双」の関連記事をリンク致します。  https://twitter.com/hashtag/%E6%B1%A0%E4%B8%8A%E7%84%A1%E5%8F%8C

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする