今夕、又も北鮮が日本海へ向け 二発の飛翔体を発射した様だ。文韓国政権のブレた姿勢もあって、南北宥和が「北」の思いと都合通り進まないのと、対米面も形こそ違え停滞がちな所を、荒手を打って局面打開を図る意味もあるのだろうが、直接の脅威を被る可能性高い我国にとり、芳しくないのは申すまでもなかろう。外交ルートによる厳重抗議も結構だが、それ位で動じる相手ではない。核兵器保有も指摘されるだけに、防衛安保面の手立ても必須だろう。
本題です。高齢人口の増加に伴い肥大する医療福祉費抑制と 国民個々の人生における価値基準の尊重の意もあって、所謂「終活」が世に認知され始めた事に伴い 人生の最終段階(ステージ)にて望む医療福祉のケアなどにつき、事前に家族らと話し合いを進める取り組み 所謂「人生会議」の構想が厚生労働省メインで持たれている由。誰にも必ず訪れる「最期」につき 普段から思考しておく事は当然に必要と拙者などは思う。で先日、啓発の為のポスターが準備されたのは良いが、表現が冗漫などとされ、患者や遺族の会派各位の不興を買い、加藤厚労大臣が国会の衆院公労委の席にて陳謝、釈明する事態となった様だ。
このポスターは、末期医療を要する男性患者が病院にて酸素吸入器を着用してベッドに臥し、家族との事前の話し合いや意識の共有が不十分だった為、こうした問題の解消を目指した所謂「人生会議」を促すべく 多少の冗談を交えて呼びかける意図があったとされる。これにつき、患者役のタレント氏が吉本新喜劇系の方だった事もあり 患者及び遺族会派から心情を害する内容との意見が複数寄せられ、為に全国向け発送見合わせに至ったもの。
この問題で特に留意すべきは、患者及び遺族会派の各位が 決して「人生会議」を持つ事、その議論をする事自体には反対でない事。厚労省向けに、啓発のあり方を再考すべきとの文書送付はその証左だろう。厚労省は「配慮不足の箇所を 寄せられた意見も照合して今後の対応を検討する」方針とされる。「人生会議」の構想は日本及び日本人の全てに必須な事共であり、是非とも聡明な啓蒙の手法が打ち出される様望みたい。それと、患者や遺族の会派各位と多少見解の齟齬があっても、議論自体を閉ざす事のない様にして欲しい。日本国憲法改正の是非や、安楽死賛否の問題もそうだが「議論さえ認めない」硬直姿勢だけは避けなければならない。終末期医療福祉のあり様についての思考が委縮する事態は、決してあってはならないと思うからだ。
前述の啓蒙ポスター関連の費用は約 4000万円強を要した由だが、拙者はこれは「試行錯誤」の範囲内だと心得る。昨今問題視される 安倍現政権による「総理と桜を見る会」の不自然に肥大した規模に伴う諸問題と同一視してはならないのは勿論だ。厚労省は、費用面への留意は必要だろうが、一方でより良い啓蒙手法に到達する為の研究や試行錯誤を恐れぬ様 強い姿勢での取り組みをお願いしたい。安倍政権も、諸問題を抱える現状は分かるが こうした取り組みを後援する姿勢をもっと見せて頂きたいものだ。今回画像は、もうすぐ見頃を迎える当地名古屋の西郊外 稲沢市内の祖父江地区・銀杏の郷の模様を少し。先年の画像で、通る線路は名古屋鉄道尾西(びさい)線。今月の拙ブログ記事は以上です。以下に、関連記事をリンク致します。 https://news.goo.ne.jp/article/nhknews/politics/nhknews-10012192071_20191126.html