Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

Booing?787

2013-02-24 16:58:59 | 社会・経済

厳冬の風情もあった、2013=平成25年2月も、早下旬となった。気象情報によれば、今の厳寒もほぼ今月末までで、続く3月よりは、少しは春めく日々もありそうだと言う。梅の開花も全般に遅れていると言われている折、この予報を信じたい所だが、天の事共は、その時になって、言わば「開けてみなければ分らない」のも事実である。

さて、内外の情勢も大変な折、安倍内閣総理大臣は先日来 米合衆国へとご出張。昨日は現地の日中に、オバマ合衆国大統領と会談され、共同声明も発表された。注目される、環太平洋経済連携協定TPPへの我国の交渉参加取扱いが一つの焦点だったが、問題の多い貿易関税の撤廃については、農業関係などの例外、所謂「聖域」の存知を一応認めさせる結果となった様だ。ただ、基本方針は「向こう10年での撤廃を目指す」原則が生きている以上、余りの楽観ができないのも事実。我国の農業分野も、今後の国際競争力向上へ向けての、厳しい対応を徐々にだが迫られる様になるのかも知れない。

安倍自公政権の前任、民主党政権の無力(できれば、直近の野田政権は除外して差し上げたい思いもあるが)もあって、本当に経済・社会保障など内政、領土・安保など外交の両面で、難問が絶壁の様相を成している訳だが、その陰で、これも決して軽視できない問題がある。今年初以来、全く(鳴かず)飛ばず、駐留施設で寝続けている飛行機が何機もいた!ボーイングB787である。

ウィキペディアなどで調べもしたのだが、次世代の主力航空機に位置付けられる同機は、当初予定よりかなり遅れの2009=平成21年暮れに初飛行、我国の航空路線には、2011=同23年中途より登場したのは良く知られている。自動車レース、F-1世界選手権の競技車への多用で知られる炭素繊維によるカーボン・コンポジットの本格採用により機体を大きく軽量化、電気周りも新世代のリチウム・イオン電池の採用と電子制御化で、操縦、航行、信頼の各性能の大幅向上が図られたはず・・・だった。

しかし、就航前のテスト中より諸問題が多く、特に開発と製作が我国をも含む多国籍に亘った事もあって、その解消と緩和には苦労が多かった様だ。中でも今年初、米合衆国内にての我国国際線トラブル、我国内の四国・高松空港への緊急着陸事態は、いずれも電源たるバッテリーの大きな損壊が原因だったとされ、一つ間違えば大事故に繋がりかねない懸念もあった様だ。原因は調査中の為、これ以上の言及は控えるが、問題のバッテリーは我国産だったとは言え、リチウム・イオン式は、現状では発火事故リスクが高く、その様な状況での飛行機への採用が果たして妥当だったのか、疑問が残る所でもある。

その他にエンジン系統、油圧系統の信頼性にも疑問符が付いてしまい、目下世界に50機程いると言われるB787は、これまでほぼ1ヵ月半は飛行停止、地上での待機状態が続いている。ただでさえ芳しくない所へ、更に困るのが、全体のほぼ半分が我国に配置されている事だろう。最大勢力のZ社に17機、一時は経営危機に直面した老舗のN社に7機、実に24機が我国の保有機なのである。既に主力機と位置付けていたZ社では、多くの欠航が経営に悪影響を及ぼすレベルに達していると言われ、追随する形のN社でも、決して影響は少なくないだろう。現状では危険なリチウム・イオン電池の安全を担保する機器の技術は目下開発中で、来年途上には市販できそうな話を聞いたが、それまでの繋ぎ、暫定の安全策を講じる事はできないものだろうか。ボーイング社は、関連各社とも連携の上、現状のバッテリーに当面の安全策を施した上で飛行可能とする様対応する方針の様だが、早くても4月中途となる見込みの模様。来月下旬よりは、春の企業各社の人事異動などで航空需要が増すだけに、ボーイング787が、ブーイング787に成り下がった、などと揶揄する声も聞こえて来そうである。本当に、日本語読みも英語読みも、一字違いでこうなってしまうのだから(Boeing~Booing・・笑)、何とも皮肉であり、又少しく面白くもあるのだが、いやいや、やはり「笑えぬ喜劇」と心得るのが本当だろう。1日も早い、安全裏に空への復帰を願いたいものである。今月の拙ブログはここまで。ラタ、マイ月。

P.S 今回画像は、東日本の知友の方よりご提供頂いた資料を載せております。

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問い直さるべき 危機意識

2013-02-17 23:28:27 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!そろそろ春の気配見えるも、まだまだ続く厳寒。インフルエンザやノロ・ウィルス、更に中国大陸よりの大気汚染など、健康面の不安要因も多い。引き続き、健康安全留意にて参りたい所であります。

その安全の事だが、先月の北アフリカ アルジェリア国にての、LNG施設にての日本人技術者複数が犠牲となる襲撃事件に続き、先日は人気の観光地 グアム島の中心街にて通り魔殺傷事件が発生、邦人3名が犠牲となる遺憾な事態となった。内お一方は、幼い実子を守る為、犯人の凶刃の標的となってしまった様だ。謹んでの弔意と、被害各位へのお見舞いと共に、犯人の厳正かつ厳重な処分を強く求めたい。グアム島のある米合衆国の州は、極刑でも死刑適用がないそうなので、尚更だ(最高刑は、終身刑の由)。

さて、この事件にても、直接の罪責は、その多くが日本人の無辜の方々に対し、無差別に刃物を振るった犯人が負うべきは当然だが、当時居合わせた方々の方も、少し危機感や警戒心が緩んでいた所はないだろうか。アルジェリア国の事件でもそうだが「軍隊や警備組織がいるから大丈夫」とか「この土地は何年も大事件がなかったから安心」などと最早言えない状況へと変わってはいないだろうか。グアム島は、確かに著名な観光地であるのは事実だが、その一方で、やはり一つ間違えば、何が起きるか分らない米合衆国の一大都市ではないだろうか。だとすれば、やはり息抜きの観光でお出かけになるにしても、大切な方との会合にしても、少しは命に関わる事件事故を意識する事も必要ではと愚考するのだが。

数年前、福岡市内にての飲酒事故で、幼少三兄妹が犠牲となったのはまだ記憶に新しい所だが、この時も、発生時刻は深夜に近かった。先日の、グアム島の殺傷沙汰も、かなり遅い夜間に起きており、果たしてその時間まで子供達を連れ歩くのが適切なのか、俺にはふと疑問が過った。この辺り、我国の親や大人達は少し考えを変えるべきではないだろうか。夜間、特に遅い時間程良からぬ事が起き易い。子供達が巻き込まれない様にする為にも、夜遅く連れ歩くのは控える様にする。まずは、その辺りより注意喚起して、事件事故に巻き込まれない危機意識、そして警戒心を育てる必要がある様に思う。そうすれば、此度の悲劇の教訓が、かなりの所で生かせると思うがどうだろう。

ここからは余談となるが、昨日と今日、観光資源の掘り起こしを図る、河村名古屋市長の発案で、当地の市街地を蒸機の列車が実験走行を行った。100倍中より抽選で選ばれた約1200人の方々が試乗され、見物の方も大盛況だった様だが、今回実験の目標たる定期走行は難しい様な気もする。当該路線 港区へ向かうあおなみ線は、終点にJRリニア鉄道館や国際展示場などのイベント空間が充実しているとは言え、決定的な国際観光地とまでは言えず、又、機関車を終点まで通すには、線路の強化などの設備投資が必要となろう。それでいて収益の方は未知数で、蒸機の運転には設投の他、莫大な保安コストや燃料費、人件費が必要となる。集客にしても、頻度が増えれば珍しさが薄れ、初めの予想以上に難しくなる可能性があろう。俺個人は、名古屋市街地にての蒸機運転は考えない方が賢明と心得る。単年度で執行できる予算には、当然限りがある事も考えねばならず、国家共々、財務面の危機意識も喚起しなければならない。そうであれば、、長期計画たる名古屋城の本丸御殿再建とか、歩行者優先の広小路通再開発に投資する方が余程賢明だし、有意義だろう。ついでに、広小路のJR名古屋駅近くより、中心街栄辺りまで新世代路面電車LRTでも建設する方が余程市民の利益に叶うと思うのだがどうだろう。

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「困った巨人」とどう向き合うか

2013-02-12 07:49:39 | 国際・政治

今年に入って、安倍自公政権による経済策、所謂「アベノミクス」が一応の成果を上げ始めている様だ。為替面の「行き過ぎた円高」の是正、徐々にだが、国内企業の株価上昇の気配などで、消費面も上向く事が期待されよう。尤も、既定通りなら、来春より消費税の上方改定が実施される事もあり、今までが不十分と言われた金融政策をメインに、更なるテコ入れと、悪化する一方の財政規律の立て直し姿勢も必要ではあろう。

さて、我国の経済を初めとする内情に大きく影響すると言われる、中国大陸こと中華人民共和国との関係が、例の沖縄・尖閣諸島領有の問題などで冷え込んでいるのはご存じの通りだが、従来よりあった、我国領海や領空への大陸船舶、航空機の違法な出入りに加えて、公海上とは言え、我らが海上自衛隊艦船に向け、大陸海軍艦船が、射撃前提の火器管制レーダーを行使した事件は大いに遺憾。一つ間違えば直ちに交戦状態へと発展しかねず、又、大陸政府外交部門による見解発表、予想通りの自国正当化発表だったとは言え、そのタイミングが大きく遅れた事より、同国政府が軍部を厳しく管制する安全策たる文民統制 シビリアン・コントロールが機能していなかった疑いがあり、事実とすれば、同国の内情は、此度の事件以上の危うさを感じさせるものがあろう。必要最低限とならざるを得ないのは分るが、我が防衛省と外務省は、必要と認められる情報開示を積極的に行い、我国側に問題がなかった事を世界に向け、強く主張して頂きたい。

もう一つ、大問題に発展しかねないのが、大陸内で広く問題化している大気汚染問題。暖房や工場などの生活。生産に伴う排気と、近年大きく普及した自動車交通によるそれが、原因の双璧の様だが、大陸当局は本来内政問題のそれさえも、同国へ進出した日本企業のせいにする傾向がある様だ。ここまでの出られ方は、最早残念遺憾のレベルでは済まず。呆れて言葉も出ない境地。と同時に、一度は同様の問題を経験して苦しんだ後、徐々にだが有効な対策を積み重ねて危地を脱した我国の経験や技術を学ぶ能力にも欠けると言う事だ。我々日本人は、こうした中国大陸の「話にならない側面」を理解把握し、それとの関わりには大きなリスクが付き纏う事を覚悟しなければならない。

先月来、安倍現政権とは対立する鳩山(由)、村山の両内閣総理大臣経験者と、同じ自由民主党ながら容共、親中、親北と揶揄される加藤元幹部らが大陸を訪れた様だが、一体どんな話をしたのやら、てな風情。可能性として、自虐的、大陸擦り寄りの言動を行い、安倍現政権への妨害の一面もあるのではないか、との指摘もある。この各位、果たして大陸当局がどれ位信頼性が足りないか、深いご理解がないらしい。そうであれば、下手に出かけて頂きたくないと申すのは考え過ぎか?せめて、大陸の大気汚染の解消へ向け、我国技術の供与に努力する位の外交辞令でも発して下されば良いのだが。中国大陸が多くの人口を擁す大消費地であり、今後の経済復興に欠かす事のできない重要国である事も理解できなくはないが、眼前に迫る、この様な安保、環境の問題にも正面より向き合う必要があろう。具体的には、海自、海保の現地活動に支障が出ぬ様引き続き予算面や人事面でのフォローを続ける一方で、今は「話の分からぬ」大陸当局と、引き続き対話のチャンネルを確保して行く努力をも惜しまぬ姿勢を持ち続ける事だろう。

P.S 遅れておりました、今冬の拙写真貼が、ようやく一応の完成を見ました。下記アドレスの拙HPの別室、写真貼欄⑯番「心の忘年会12~13,s」へお越し下さい。ご意見ご感想を賜れれば幸いです。拙ゲスト・ブック2ヶ所の他、ジオログのコメント欄もご利用になれます。

http://www.geocities.jp/hakase5704/

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通常国会~意義ある論戦を

2013-02-03 23:12:42 | 国際・政治

コナサン、ミンバンワ!2013=平成25年2月も、拙ブログを宜しくお願い致します。

今月最初の日曜だった今日は、当地愛知は穏やかな晴天。洗濯や物干し、屋外の用務や行楽にはうってつけの日和だった。俺も自転車にて、雑用をこなす傍ら近所を走り回ったが、久しぶりに良い気分を味わえた一日でありました。

さて、我国の政治の方は、通常国会が開幕し、与野党間の論戦が始まったが、ともすれば陥りやすい、ただの「足の引っ張り合い」に堕す事なく、安倍政権の掲げる「危機突破」の意味を深い次元で理解把握して必要な協力を行い、少しでも状況を上向かせる為の「知恵の出し合いと事態打開への意思統一」の努力をして頂きたいもの。安倍首相は、アジア出張の後、北アフリカにての、あの大事件を挟んで今度は沖縄へ。仲井間知事とも会談、手詰まり感のある日米同盟と共に、沖縄問題の打開へ向けての布石も打たれている様だ。民主党政権の対応が期待はずれだっただけに、多少の日数は要しても、良い方向へ道を付ける事だけでも実行をお願いしたいものだ。

それにしても、国会にての前政権党、民主党の代表質問は、粗雑の印象を免れない。海江田代表の迫力不足もさる事ながら、大韓民国の所謂慰安婦問題に関する現地デモ行動に参加した無神経な前科のある、「名ばかりの元国家公安委員長」の女性議員、岡崎某に代表質問をさせるとは、俺は同党の見識を疑わざるを得なかった。不適切な政治資金の問題を糾す事も必要だろうが、我国の尊厳を顧みないこの様な行動は、明らかに背任容疑を問う事ができ、閣僚としては勿論失格だし、警察当局も、罪責を問うべきだったろう。そんな輩が何の責任をも問われる事なく議員活動を続けられるのもおかしな話だ。そんな事を見過ごしておれば、民主党は更なる離反者を生じ、再分裂の危機を自ら招く事となろう。まあ、我国にては、欧米流の「二大政党制」が適さない所がある様なのも事実だが。

現状の民主党と、社会民主党にはもう期待すべきではないのかも知れない。特に後者は、最近になって自党ビルが耐震基準をクリアできなかったとかで解体される由で、この為近所の民間の建物に引っ越す事になった様だが、まあ現行の福島執行部の凋落と見られても仕方がないのではと心得る。生活の党も同じ事。まだ、日本維新の会やみんなの党、公明党などの方が見込みがあるのではないか、と言うのが俺の個人的な見方。特に、山口公明党代表は、尖閣の一件などで冷えた日中関係の平和的改善の糸口を探るべく、地道な外交活動をされたのは評価したい。こうした党の方々こそ、意義のある論戦ができるだろうし、我々国民市民も、そうした主張に真剣に耳を傾けるべきなのだと心得る。人間の理解力には限界がある。ここはやはり、現実を直視し向き合う見解でなければ、受け入れられないのではと俺は思う。

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