Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

予定調和、そして今夏の拙写真帖

2012-09-23 23:57:43 | 国際・政治

昨日今日は、拙方の今月最後の休日となった。来週末は、拙勤務先行事の為、来月上旬まで、10日余り出番が続く。残暑による消耗も回復していない所なので、この難局を乗り切るべく、体調管理もしっかり行わなければと思う所。まあ朝晩を中心に、めっきり秋めいて来たのは有難い所であります。

詳しくは、又来月の鈴鹿にてのF-1日本GPの回顧記事辺りで触れる事にしたいが、今月は、モーター・スポーツの安全向上に多大な貢献をされた医師、シド・ワトキンス博士がご逝去となった。既に80代に達し、拙両親と同世代の方だったが、晩年まで長きに亘って、多くのレーシング・ドライバー各位を初め、レース関係の方々の傷病の診療に当たり「グランプリ・ドクター」と呼ばれ、称えられて来た様だ。中でも1994=平成6年にサンマリノGPにて急逝されたアイルトン・セナ、ローランド・ラッツェンベルガー両選手の付添と治療には全力を上げられ、尊敬する関係者や愛好者も多い。改めて、弔意を表す次第であります。

そうして、惜しまれながら見送られる偉大な才能がある一方で、我国の政治の世界には、一向に俊英が現れない様だ。先の民主党代表選は、野田現首相の再選となったが、まあ予想された「予定調和」であろう。有力な対抗馬は、同党執行部より立候補をしない様圧力があった様だし、霞が関勢力や大財界の喜ばない事共は一切実行しない事では(不良な)定評ある野田内閣。しかし、その活動も、今回の再選で、言わば「不帰の出発」となるかもであろう。今秋中の可能性が高い、衆院解散総選挙で民主党が勝利できる可能性は低い。当面は、自由民主党メインの連立となる可能性大だろう。大阪発の、日本維新の会も活動はしているも、直ちに政権を担える実力に達するのは、まだ先の事だろう。ここは、繋ぎでも良いから自由民主党の不良面に留意しつつ、政権を担わせるのが最善な様な気がするのも事実である。

話は変わり、今夏の拙写真帖がどうにか完成を見ました。拙HP別室の、写真帖⑮番へお越し下さる様。今回は、初めての試みとして、欧州の歴史的名画のあらすじを引用してみました。下記に、資料動画を載せましたので、必要に応じご参照下さる様。更にその下に、拙HP入口を設けました。折にご笑覧下されば幸いであります。今月の拙ブログは以上です。ラタ、マイ月。

http://www.youtube.com/watch?v=MiQvZXUBdYI   (映画の資料)

http://www.geocities.jp/hakase5704/   (拙HPと写真帖の入口)

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自由民主党、次期総裁は・・

2012-09-16 16:56:47 | 国際・政治

2012=平成24年は9月も半ばだと言うのに、先月来の残暑が相変わらず続く当地愛知である。現在、尖閣領有問題を抱える東シナ海を、台風第16号が、今季最大級の勢力を伴って北上中。当初の予報より、進路が東寄りにズレそうな気配で、願わくば九州初め西日本に接近しない様、その一方で、今夏来度々の水害に見舞われている朝鮮半島に、これも問題の日本海・竹島領有の件とは別に、重ねての大害が及ばない様祈りたい所ではある。

さて、先日来の我国政局の事だが、民主党代表選は、現首相 野田佳彦さん以下3名、現職 谷垣禎一さんが不出馬となった、自由民主党総裁選は、官僚、閣僚経験もある実力者、町村信孝さん以下4名が立候補を決め、それぞれの党内での信を問う事となった様だ。勿論、これらの党首選は、直ちに国民の総意とは結びつかない訳で、遠くない時期に衆院解散総選挙を行ってこそ、より民意に沿う形となる訳だし、又、我々国民市民は、少しでもそうなる様、引き続き主張して参らなければならないだろう。領土問題も然り。中国大陸にては、沖縄・尖閣の領有を巡り、主に都市部にての、我国非難の活動がより顕在化し、訪中の我国民に危害が及んだとの報にも接した。大陸向けの、若干の説明と根回しの不足があったとは言え、民主党政権は、例え余命僅かとしても、こうした事共に断固とした姿勢で取り組んでもらいたい所だ。本日は某TV番組にて、次期内閣総理大臣候補の話題を取り上げていたのだが、同党を離脱した小沢元幹部に対しては、出演コメンテーターの多くが、評価しないコメントを下されていた。中でも、落語家 桂 ざこば師匠のご見解は「もうええ!」の一言。これには俺も感動した。度々の政治資金疑惑に、地元岩手の、先の震災復興策を蔑ろにしてまでの政争、更に民主党内の造反と、自らの意に沿わぬ事共には徹底して協力を拒む、過度の権力志向より来る不良姿勢には、もう国民市民の多数が愛想を尽かしている事実を鮮やかに代弁したものだろう。同師匠への敬意を新たにした一時でもあった。

さて、現状で現政権後の事を記すのは、些か慎重に欠ける事は承知だが、もしも良く言われる、自由民主党をメインとして、例えば日本維新の会などが連立する場合などが考えられるならとの想定で、同党の次期総裁の適任者はどなたかを少し考えてみた。俺の私観よりすれば、最も近いのは、やはり一度は内閣総理大臣の経験ある、安部晋三さんだろう。

安部さんは、2006=平成18年に、諸改革で有名だった小泉純一郎さんの後を受けて 戦後最年少の52歳で、第90代内閣総理大臣に就任。昭和後期の朝鮮民主主義人民共和国による日本人拉致事件への解決に引き続き尽力、又、物議は分っているが、1947=昭和22年の制定以来一度も見直されなかった教育基本法の改定にこぎ着け、又、将来の日本国憲法改正の可能性を見据えた国民投票法規の整備にも取り組まれ、実行力は実証済みだろう。

弱点は健康面。持病の胃腸病が優れず、完治しなかった事が、結局は安部政権を短命に終わらせる主因となってしまった。今回の立候補には、近い思考の候補として石破 茂さん、又、実務面で強い町村さんの他、ベテラン党員に支持の厚い石原 信晃(いしはら・のぶてる)さんらも名乗りを上げられているが、俺個人は、体調に万全を期す事を条件に、安部さんにもう一度頑張って頂きたい、と言うのが正直な所。外交・安保面の強硬とも言える姿勢志向にやや難があるかもだが、「俺には、やり残した事がある」とのお言葉が、良き事共である事を信じ、ここは同氏のご健闘を祈る事としたい。

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不透明・・・

2012-09-09 21:43:42 | 国際・政治

2012=平成24年9月も、もう第2週に入ったのだが、当地名古屋は相変わらずの残暑が続いている。時折雨雲が流れては通り、時雨位はあるが、気温を下げる程の威力はまだない様だ。尤も、親族によれば、同じ愛知県下でも、海に近い郊外などでは、朝晩は気温が下がり始めているとかで、来週辺りからは、秋の気配が濃くなって来るのかも知れない。

さて、不安定な天候に合わせた訳でもなかろうが、我国の政局も又、不安定、そして不透明の度合いを深めている様だ。こちらは、国民市民の生活と、その為の国益を蔑ろにして争っている嫌いもあり、事実とすれば大変遺憾な所だろう。

政権党の民主党は、野田現首相の他、現時点で2名の党代表候補者があり、政権復帰を目指す第一野党 自由民主党も、数名の党総裁候補が立ち、いずれも今月後半に新党首が選出される日程の様だが、どちらにしても「俺が、俺が!」的な印象を免れず、昨日で通常国会が閉会したあおりもあって、国家予算の円滑な執行に必要とされる、特例国債の国会決議が流れ、地方交付税などの交付にかなりの支障が出ている模様。中には、国民市民の生活に関わる分野もあるだけに、政争などに明け暮れている場合なのか?との疑問が付き纏う。

もう一つは、この所周辺諸国との軋轢が強まっている、離島などの領有権問題。中でも、沖縄県の尖閣諸島は、民有だった所を、初め東京都が保有すべく動き出し、資金を募った所、実に14憶余円もの巨額が集まった由。政府民主党はこれを良く思わないのか、東京都の意思表明直後に国有化の意思を示し、保有する民間人とも買収交渉をした様だ。問題は金額。実に、20憶円超である。予備費から捻出可能との説明だが、先の特例国債決議が流れた事実を考えると、何とも脈絡のない事で、直ちには信用しかねる。つまり「チャランポラン」だと言う事だ。

結局、国による尖閣買収は、単に「東京都に良い所を見させたくない」との、政府関係者の面子を優先した、国益をも蔑ろにしたものではないのか。当座の財政さえ回せないと言うのなら、とりあえずは東京都に尖閣を先行取得させ、適当な時期に、国有へと移行させれば良いではないか。これは、石原東京都知事も是認されている事で、現実指向を良しとする野田内閣なら、許容の範囲内のはずであろう。ほぼ20憶円と言う金額は、国家予算全体からすれば僅かかも知れないが、そうした所を厳しく精査して行く事で、本当は一部でも、特例国債の発行は可能なのではないか。それよりも、各政党向けの政党助成金の見直しでもやった方が、余程国益に叶っている事だろう。特に、政権党の民主党と、支持母体よりの財政支援が見込める自由民主、公明の両党、それに我国の国益を軽視する嫌いのある社会民主党向けの政党助成金は、一時でも支給停止するのが筋ではないのか。

民主、自由民主両党の党首選が終わり次第、速やかに臨時国会を召集すべきは当然だが、これ以上「不透明」をズルズルと続けない為にも、衆院解散総選挙へと繋げる必要があろう。そしてその時、今度こそ民主党政権は、真の意味での信を問われる事となるだろう。この記事を書いている最中にも、TV報道にては、来年より増税にて賄われる予定の、先の震災復興予算の不適切な使途が糾されている。本来の方向に背く、民主党政権の、一方の不良姿勢の国家社会に対する責任は、大変重いだろう。

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防災月間雑感

2012-09-02 20:49:21 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!2012=平成24年9月も、拙ブログを宜しくお願い致します。今月は「防災月間」。特に昨日は、1923=大正12年の同月同日に生じた、関東大震災の災禍を偲び「防災の日」と定められたのは有名な所だろう。先の 東北地方太平洋沖大地震こと東日本大震災を初め、当地西郊の紀伊半島を襲った大水害など、祖国日本と我々国民市民が取り組むべき防災への課題は、尽きる事がない。文献や報道、インター・ネットなどの通信媒体をも活用し、少しでも防災に関する知識と理解を深めると共に、機会あれば、訓練行事への参加も考えたい所である。

昨日の、正に「防災の日」当日の事だが、ある報道にて、先の震災に際しての、岩手・釜石市内のある小学校の児童全員が震災と大津波の襲来より身を守り得た、所謂「釜石の奇跡」が紹介されたので、拝見した次第。本当は「東北の次は東海だ」と言われる程、次の震災の可能性の高い地域の住民として、こうした出来事はもっと以前に知っておくべきだったのかもだが、恥ずかしながら「釜石の奇跡」の詳しい全貌を知ったのは、昨夜が初めてであった。

防災に、ゼロ・リスクはない。岩手・釜石は古(いにしえ)より大地震に伴う津波の犠牲やダメージを被り易かった土地で、為に市民レベルの防災意識は高かった様だ。更に今世紀に入り、ある大学教授の方の、極めて明快で具体的な防災教育が実施され、小中学生の多くが、これを良く学んでいた様である。

踏み込んだ詳細は、長くなるので割愛するが、主な3つの原則として

①率先して避難する。中学生らにあっては、下級生や、動きの取り難い高齢の方々の避難のフォローをする。

② ①の避難行動に、最善を尽くす。

③過去の前例に基づく、既成の想定に囚われず行動する。

以上の事共が挙げられる様だ。番組の舞台となった釜石小学校の児童達は、この3つの原則を的確に理解し、状況を見て適切な、最善の行動を取り、釜石市全体では若干の児童生徒に犠牲を生じる残念な結果とはなったが、釜石小学校に限れば、児童全員が生存と言う喜ばしい結果を導いたのである。

勿論、放課後の児童各位は、釜石市内の各所で別個に行動しており、集団での行動は取れなかった訳だが、ここでも、防災に関する「教育」がものを言ったのだろう。これまでにない大きな揺れより、大津波の襲来をすぐに予測し、早目に安全な高台への移動を決断した素晴らしさは、我々(出来の悪い)大人達も、大いに学ぶべき所があるだろう。又、両親の指示で自宅に留まり、結果、高台への避難機会を逃したある兄弟も、自宅の最も高所への避難を実行し、彼らの「最善」を尽くした形である。最も大事なのは、「どんな事があっても、己の生を諦めない執念である」と、ジャズ音楽家 MALTAさんが以前仰っていたのを拝読した記憶があるが、若い彼らも、その事は平素より理解していて、更に此度の災禍の経験により、その思いを深めた事だろう。

国防安保の事でも触れたのだが、防災にしても「教育が大事」。全校児童184名全員が生還した、釜石小学校の若人達の前途が、少しでも希望あるものである事を祈ると共に、彼らが成人した後、我国の防災に関する思考や取組みが、更にレベル・アップしたものとなる事を、心より望みたい所。更に、近い将来、震災に見舞われる可能性ありとされる東海地方の我々も、引き続いて学び続ける必要があるのは勿論だろう。

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