Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

愛知県民としても、遺憾の意を表します

2021-08-30 21:22:05 | 芸能ネタ

2021=令和 3年夏も、あと僅かとなった。ぶり返したかにみえる猛暑も、どうやら後一息の風情。朝晩少しは凌ぎ易くなる時季まで 今少しの辛抱という所か。流行続く 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症禍への警戒が緩められないのも事実だが、少しでも難しい状況を好転させるべく 少しの心がけが必要という事かも知れない。

本題です。ここは後述の件で 我国の全国民市民へ向け、愛知県民としても一言のお詫びと遺憾の意を表すべきとも思う所。前回の拙記事にて、今夏 新潟県下で催された音楽行事「フジ・ロックフェスティバル '21」の不適切な運営のあり方などにつき 批判の見解を表した次第だが、実は拙地元愛知の足元でも同様の事態が生じており、規模こそ違え 決して無視・スルーの訳には参らないレベルたる事が分ったから。これは県民としても、一言のお詫びと遺憾の意を表さない訳には参らないとの判断に至った次第。以下、朝日新聞系ではあるが 今日の日刊スポーツ・ネット記事を引用しながら、追って参ります。

「野外(音楽)フェス主催者が謝罪。前日緊急事態宣言も『全ての準備が完了していた』」

愛知県常滑市で  8/29に開かれた野外音楽イベント「NAMINORIMONOGATARI 2021」で、新型コロナ・ウィルス感染症対策が徹底されず、酒類も提供されていたとして 問題視されていることについて、主催者側が 8/30、公式サイトにて経緯を説明し、謝罪した。

「この度は NAMINORIMONOGATARI 2021 の開催にあたり、地域の皆様、全国の皆様、今まで音楽業界、イベント業界を支えてきて頂いた関係各位の皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしてしまった事を深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした」として、イベント開催までの経緯などを説明した。

発表によると、常滑市が蔓(まん)延防止等重点措置地域に指定された時に すでに 5000人以上にチケットを販売済みだったと説明。当初は、愛知県から「過度な飲酒でなければお酒の提供も可能」と話があったとして 1人 2杯までの制限を設けたとした。

イベント(より)前日の 8/27には 緊急事態宣言が愛知県に発令された。「全ての準備が終わっていたタイミングでした。そのタイミングでイベントの中止や延期にすることが 物理的にできませんでした」と説明。当日は入場者に大型画面で、マスク着用やソシャル・ディスタンスなどの注意喚起を促したとしたが「当日は 8000人を超える観客が来場し、ソシャル・ディスタンスは守られず、常に密な状態になってしまいました」と状況を報告した。

「結果として、大規模な音楽イベントの感染予防に対する認識の甘さが 全国の皆さまに多大なご迷惑をかけてしまったことを心より深く反省しております」と謝罪。最後は「今回の出演者は イベント制作には一切関係ありません。全て制作会社の弊社に責任があります事、よろしくお願い申し上げます」と結んでいる。イベントを巡っては、大村県知事が今後 主催者に県施設の使用は認めない考えを示し、常滑市の 伊藤辰矢市長も非難していた。(引用ここまで)

県民としても 改めてのお詫びと遺憾の意を表す一方、主催者の前述謝罪を決して真に受ける訳にも参るまい。所謂「蔓延防止等重点措置」に愛知県が踏み切った段階でチケット販売を打ち切って「密状態」の回避を図る事はできたはずだし、酒類の提供厳禁は 県の見解云々以前の常識として踏まえらるべきだったはずだ。大勢が集まっての野音行事である。そこに少しでも酒気が入れば、どの様な混乱が生じるかは予知も予見もできない。謝罪文の陰には、随所に「やったモン勝ち」の不良意図が見え隠れすると感じたのは拙者だけか。

県側の姿勢にも、疑問を感じた。主催者の言い分では「過度にならなければ、酒類提供も一定可能」の県見解だった由だが、事実なら大村県政は 形こそ違え「同じ失敗」をやらかしたのではないか。思い出されるのは、一昨年夏の国際芸術行事「あいちトリエンナーレ 2019」だ。誰の目にも明らかな 左傾の関連展示「表現の不自由展・その後」を頭から認めたのは、外ならぬ大村県知事だったからだ。

大村県知事は 一度は県民による解職請求権「リコール」の対象となり、同運動に投票上の不正や不適切が認められた事もあって不成立に終わった事は認めるも、どうも芸術芸能分野における「緩さ」の様なものが感じられてならない。今回の野音行事の主催者も、そうした大村県知事の「緩い足元」を見透かして 県施設の使用申請を出してきたのではないか。是非今後、検証を願いたい。

大村県知事は当該主催者に対し「今後一切 愛知県施設の使用を認めない」決定を通達した由。当然の事だろう。未然に防げなかった以上、いかな前述感染症の脅威と対峙する苦難があろうと、又 県都名古屋の「余りにも無能な」河村市長との軋轢など問題があろうと、大村県知事に この件についての正義はない。

くれぐれも厳正に、又 当時に問題行事に加わっていた関係者や観衆に感染症の疑いがないか?少しでも精緻に追跡すべきと共に、然るべき処分に敢然と踏み切る事。それが国政同様の不信に陥った 愛知県政の立て直しに必須の事共だろう。今回画像は 不良な前述事態の舞台となった中部国際空港辺りから遠くない、半田市内の名古屋鉄道沿線に建つ 戦前からの煉瓦建て旧地ビール工場跡の様子を。又、続報にては 当該行事は経済産業省のイベント支援補助金の対象とかで、この様な不祥事に至った以上、補助取消しの決断を 切に願いたく思う所。以下に 関連記事をリンク致します。(スポニチ・アネックス 8/30付) 愛知音楽“密”フェス「NAMIMONOGATARI」主催者が謝罪 認識の甘さを「深く反省しています」(スポニチアネックス) - goo ニュース

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音楽行事「フジロック」への補助金拠出は疑問有

2021-08-27 21:43:12 | 芸能ネタ

第 5波を迎えた 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症は、感染力を増した変異型ウィルスが主流となった事もあって 特に当地愛知で深甚な感染拡大の様相を呈してきた。特に顕著なのが名古屋市内。昨日までの日計数百人ペースから 今日は一気に同 1000人超となり、もう感染爆発に準ずるレベル。

こういう時に、河村現市長の様な「調子者」を頂く事になってしまった運命を悔やむ名古屋市民は少なくないだろう。拙者はかねて 河村現市長を支持していなかったが、今春の市長選では そうした懸念があったにも関わらず、同市長は再選されてしまった。此度の感染拡大は、その大きなツケの一つとして 名古屋市民に共有されねばなるまいて。又 世代を問わない急速で深甚な感染拡大は、医療関係各位や報道各社が正面から伝えてこなかった より高リスクな「空気感染」の疑いをそろそろ抱いても良いと心得る者だが。

本題です。昨年来の そしてこの所深甚さを増す感染状況の下、新潟県下で我国屈指の規模となる野外音楽行事「フジロック・フェスティバル」が条件付ながら開かれた。今夏から秋口にかけ、拙者が知るだけで茨城、山梨、滋賀の各県にて予定されていた同様行事が中止、もしくは中止決定されたにも関わらずだ。

主催者は感染抑止に向けた対策を行った事を主張、又 開会の可否は自治体により異なるのも 地方自治の趣旨からすれば一定は致し方ないかもだが「フジロック」だけは政府後援があったとか。前年中止分とはいえ補助金の対象になったと聞けば 穏やかには受け取れない。以下 先日の東京スポーツ・ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「フジロック事務局が終了の報告『現時点で陽性者ゼロ』にネット上で厳しい意見も」

8/20 から 22まで新潟県内で開催された国内最大級の野外音楽フェス「FUJI ROCK FESTIVAL'21」(フジロック) の事務局は、公式サイトで「終了のご報告」という声明を発表した。

3日間の延べ入場者数は 35449人( 8/20= 12636人、8/21= 13513人、8/22= 9330人 )と発表。「フジロック'21 が開催できたことに対し、開催地域のみなさま、出演者、スタッフ、チケットを買ってくださったお客様、関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます」とした。

都市部を中心に 日本中で新型コロナ・ウィルスの感染が爆発する中、フジロックの開催には可否、特に否の声が多く出ていた。これらの声を受けて、出演を辞退したアーティストも続出した。

「スタッフの皆さんへは、様々な困難に直面しながらも目の前の問題に取り組み 解決方法を模索し見出してくれたことに感謝いたします。そして、この状況下での開催について 感染防止ガイドラインを守り、多くの新たな制約や制限にご協力いただいた来場者の皆様、また 感染状況を鑑みて来場辞退を選択された皆様に感謝いたします」

フジロックのために新潟県外から多くの人が集まり、6割が東京からだったとの報道も。会場で 観客が「密」になっている写真も SNSでアップされており、感染拡大が心配されているが、事務局は「現在 (8/24 時点) のところ、会期中の会場においては ひとりの陽性者も確認されていないことを まずはご報告させていただきます」と述べ。

「今後も 時間経過と共に情報収集に努め、その結果をあらためて皆様にご報告し、未来のフェスティバルにおける感染防止対策の改善につなげてまいります」と続けたが、ネット上では「現時点で感染ゼロ」に強く反応。「潜伏期間一切無視」「感染経路不明者が増えるだけでは?」「体調不良で PCR検査受けるの 今週末だろ」などと厳しい意見が多く見られた。(引用ここまで)

ここまでは、あくまでも「主催者発表」の印象を強く受ける。今回末尾にもリンク致すが 他報道でも「フジロック」会場は相当「密な状態」が随所で見られ、ロック音楽系野外行事にありがちな、大声での声援や唱和は流石になかった様であるも、前述の様に 新潟県外複数個所から相当な人数が訪れていた様だ。会期終了後僅か 2日で「陽性者なし」としているのも疑問ある所だ。

そして それ以上に疑念を抱くのが、これも他報道で分かった「フジロック」向けの 国の補助金拠出だろう。昨年の「フジロック」は中止されたも、それが野音行事など向けの補助金要件に合致したとかで 3日間の会期で計 1億円超の補助金が下りる見込みだとか。更に直ちに資金面とは関係なくも「フジロック」は環境相や観光庁など 政府機関の後援まで受けていた事も判明。中止された他県の行事に比べ、差別的ともいえる優遇は明らかだ。

前述補助金は、到底多くの行事を流された音楽を初め 芸術界の各位より理解を得るのは困難と心得る。政府はこの補助金拠出を一旦でも保留し、国民的得心をみるまで詳しい丁寧な説明に努めるべきだ。ロック音楽そのものは、世界的実力を誇る国内ミュージシャンやグループもあり その力量は評価するものだが、野音行事との向き合いが地方で異なるのは困った問題ではないのか。又 偏見承知で申せば、ロック音楽関連行事は 左派容共勢力の情宣に利用され易い側面もある様だ。

今回「フジロック」の冒頭、東京五輪でも歌われた大物歌手 MISIAさんによる国歌「君が代」独唱が再び披露された由だが、これについても一部の左派的聴衆から 野次の様な声が発せられたとか。与野党各党も報道各社も こうした反応を黙認し、決して「表現の自由」が尊ばれているとはいえない野音行事向に 国の補助金を拠出するのが妥当なのか、再度の議論を願いたいものだと思うがどうだろう。今回画像も先年ので恐縮。今は北陸新幹線メインに活動の、新幹線 E7系編成の様子を。鉄道博物館を擁する JR大宮駅にての捕捉。今後は 引退する二階式編成 E4系の後を受け、上越新幹線へも進出の予定。以下に、関連記事をリンク致します。( 文春オンライン 8/25付 ) 亡国のフジロック2021、「反知性」「反政府」「反権力」による祭典と化す(文春オンライン) - goo ニュース

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結局「反五輪」は政治運動だったのか?

2021-08-25 21:16:58 | スポーツ
昨夜から、東京五輪に続く 東京障碍五輪・パラリンピックが持たれている。心身に各種の不自由を抱える各国選手による 世界最高レベルのスポーツ行事と位置付けられ、格式は五輪と全く同等。
 
発足当初は「障碍を有する各位を見世物にする意図が感じられる」などと批判の対象にもなったとされるが、そうした「誤った見方」を克服し「持てる力を駆使して、全力で競う」前述大会として世界的認知と評価を得るに至ったとされる。
 
今回の東京大会に際し、最も懸念されたのが 昨年来流行の中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症による悪影響である事は認める。その上で 現状考えられる万全の感染抑止策を施し、国際社会も認めるレベルでの開会に漕ぎ着けた大会組織委と国際障碍五輪委の尽力は 一定でも評価したく思う。
 
又 東京五輪で批判も多かった、大会演出に関与した関係者交代などの騒ぎも 障碍五輪では見られなかった様だし、昨夜の開会式も障碍五輪ならではの意匠が感じられ 好感されていた様だ。
 
偏見や差別意識が厳しく排除さるべきは勿論だが、障碍五輪選手には 各種の基礎疾患と闘う方々も少なくない。前述感染症の脅威も、閉会した東京五輪よりも大きいと心得る。くれぐれもそうした所に留意の上、来月初の閉会まで つつがない実り多い大会進行を心より祈念する者だ。
 
それにしても面白かった一つは、昨夜 国立競技場で持たれた開会式に、東京五輪には明からさまに反対していた勢力が 拙者の見た限りは現れなかった事だろう。
 
東京五輪の時程ではなくも 場外には一定数の見物人が訪れ、又 前述の様に 感染症などのリスクは増しているにも関わらずだ。確か東京五輪時は、反五輪勢力多数による 声高な反対表明があったはずだ。中には「聖火を消せ!」などの露骨な声も聴こえたものだが、今回は概ね静かなもの。本当に感染症脅威からの反対意見なら、障碍五輪の開会に際しても 反対勢力が乗り込んで来そうなものだったが、さにあらず・・。
 
という事は、やはり反五輪の動きは政治運動とみられても仕方がなさそうだ。実は多くの各位がご存知の様に、東京五輪反対の動きは 招致が決まった数年前から見られたもの。
 
真夏の大会故、暑くなる気候面の懸念もあり それは一部では現実のものとなった訳だが、多くの所は 当時招致の後ろ盾となった第二次安倍政権や、招致の原動力となった 石原慎太郎・元東京都知事らに対する「左からの不興の感情」だった様だ。
 
それでも拙者は 東京五輪及び障碍五輪への賛否意思表示は原則自由であり、開会直前辺りに集められた 数十筆に迫る前述大会中止請願署名活動も自由だと今も思っており、ここの所が揺らぐ訳ではない。
 
しかしながらその一方で、閉会した五輪大会反対の動きは よく見ると左派容共勢力が相当に絡んでおり、先月下旬の開会間際に「反五輪」のデモ情宣に当たっていた面々にもこの勢力が見られた。特にデモ隊列の先頭には 極左過激勢力「中〇派」のロゴがはっきりと認められたものだ。
 
その事から、この時の「反五輪運動」は 結局は「左からの政治情宣プロパガンダ」だったかとの印象を強く受けている所である。本当に前述感染症脅威への懸念からの「反対」なら、昨夜からの障碍五輪開会に際しても 同様の反対行動が持たれなければならないはずだが、そうした目立つ動きはなかった。
 
主要報道メディアのあり様も、似た様なものだろう。先月下旬の東京五輪開会間際には、朝日新聞などの左傾メディアは 一斉に「事実上の五輪中止要求」を菅(すが)政権や東京都、五輪組織委に対し 露骨に突き付けていた記憶がある。それが障碍五輪ではどうか。一転して そうした動きは影を潜めた様に感じるのだが。
 
結局「反五輪」の動きは、反政権与党や東京都など向けの「左からの政治情宣プロパガンダ」が主な意図だとみざるを得ないものと 拙者などは心得る。一定は、本当に感染症への懸念からであったにしてもだ。市民勢力も報道メディアも、反対意見を標榜するなら 障碍五輪の開会に際しても同様の意思表示と行動をすべきだった。それらがされなかったという事は、残念ながら「信頼できぬ反対意見」になり下がったという事だ。
 
今回画像も、先年ので恐縮。JR飯田線と一部区間で線路を共有する、名古屋鉄道本線を終点・豊橋に近づく同鉄道の特急列車「パノラマ・スーパー」の様子を。改めて、東京障碍五輪の つつがない進行を祈念致します。
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感染症対策も、政変時の邦人退避策も「平時脳」ではダメだ

2021-08-23 22:42:54 | 国際・政治

8候補が乱立し注目された 横浜市長選挙は、菅 (すが)総理の地元にも関わらず 野党候補に勝利を許す結果となった。「残念」とか「遺憾」の言葉以前に、敗れた政権与党には「何が一番大事かの見極めと追求が欠けていた」事への真摯な向き合いと、国民レベルの得心を呼べる 信念ある政治姿勢を貫く自信があるか、疑問符のつく所。

長期の流行が続く 中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症問題への真摯な対応姿勢が感じられない事や、横浜市民の総意を取り付けたとはいえない 統合型娯楽施設 IR問題への真摯な対応を欠いた事によるのではないか。それらの事が、当落の鍵を握るともされる無党派層や くれぐれも他に流れる事があってはならない与党支持層の相当数を繋ぎ留められなかった為と思われるのだ。

菅総理は 次期自民総裁選も出馬の意向とされるが、これまでの「平時脳」としか思えない様な諸事との向き合い姿勢を変えられない様なら 早めに出馬を取り下げられる決断をなされた方が良い様にも感じられる者だが、それは横浜市長選で浮かび上がった以外の諸問題にも当てはまる様に思う。以下、特に気になった所を二点ばかり触れようと思う。

一つは、地域によっては「感染爆発レベル」に及んだ新型感染症に伴う医療危機を乗り切る為の、所謂「野戦病院」問題。この件は野党や日本医師会、経済団体複数からの提言もあり、特に東京都内や大阪市中心部などで 前述感染症に特化した大規模な仮設病院を期間限定で設け、前述感染者や患者各位を 感染拡大抑止を図りつつ、集中的に治療や処置などを施せる様図るもの。中国大陸を含む諸外国で 既に多くの実績がある様で、東京都でも昨年一度は設けられるも、一旦流行が収まると 直ぐに全て解体撤去されてしまった様だ。

まぁ今夏開かれた 東京五輪関連施設との兼ね合いもあったらしい所は分かるが、中国大陸他の同施設などは 一度流行が収まったからといって 仮設病院施設を全撤去せず、再びの流行時には直ぐに使える様 施設の一部は意図的に残している様だ。前述事情があったとはいえ、なぜ我国では同じ考え方ができないのか。これは「感染症は 又流行の可能性がある」事を慎重に理解把握ができない、目先の政局とかの事共しか見られない「平時脳」での向き合いから抜けきれないからではないのか。

もう一つは、先日 イスラム系反政府勢力主導による政変が生じ混乱中のアフガニスタン国に留まる邦人他退避の問題。急を要する初回退避には、直ちに自衛隊機を出さず 友好国の軍用機に便乗させてもらう手法が取られた由だが、こういう事は今回限りにすべきではないか。

今夜から、事実上の続便として 空自輸送機がまず 1機、続いて明日以降 2機の計 3機がアフガンへ向かう手筈だが、こうした対応にしても 政変の第一報が入った段階で直ぐに退避の為の飛行行動に移れる様、行政と自衛隊が普段から強い連携を図り、現地の政変時には機動的に救出や退避に応じられる態勢を 普段から設けられる様に願いたいもの。例えば 国内のどんな状況にも応じられる様、警察や消防、救急が 24H態勢でスタンバイするのと同じ思考、同じ行動としてだ。

自衛隊による前述の退避に向けた行動も、もう 4回目とか。今回は、現地在留邦人に加え、対日協力を願っている現地人関係各位も初めて交える由だが、どうかくれぐれも確実でつつがない行動計画の遂行をお願いしたいものだ。本当は考えたくないが、退避を要する邦人と現地勢の全員が 無事に一旦アフガンを離れられる事を願って止まない。

こうした在留邦人他各位の 政情不安な国や地域からやむなき退避の為の対応も、やはり普段から「有事とは何か」を正しく意識した思考と信念がなければいざという時対応できず、この方面でも「平時脳のまま」では通用しないという事だろう。今回画像も先年ので恐縮。三重・鳥羽市内の伊勢湾沿いの様子を。通る線路は、伊勢神宮参拝ゆかりの JR参宮線。旧国鉄・ディーゼル気動車の英姿も、今は思い出。以下に、冒頭問題の関連記事をリンク致します。(J-castトレンド 8/19付) コロナ病床ひっ迫で「野戦病院」作って 武漢は10日で巨大病院できたのだから: J-CAST トレンド【全文表示】  

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新型感染症問題~軽症向け治療薬の拡充が必要では?

2021-08-21 22:30:27 | 国際・政治

これまでで最も感染状況が深刻レベルに入ってきた、中国大陸他由来の新型コロナ・ウィルス感染症。今はインド発祥とされる デルタ変異型ウィルスによる感染が大きく広まり、特にワクチン接種が進んでいない 50代以下と未成年層の感染拡大が問題視される様になった。

8月も後 10日余り。間もなく 2学期を迎えるだけに、不安は尚更だろう。文部科学省によれば、今回は全国レベルの学校一斉休校は行わず、各地の状況により 自治体レベルで判断をとの方針の様だ。これを受け、一部の自治体では 1W程度の夏休み延長に踏み切る地域もみられる様だ。

その一方、都道府県レベルにては 複数の知事より、国レベルの都市封鎖ロック・ダウンに道を開く法整備を要望する声も強まっている様だ。度重なる緊急事態宣言を行っても 感染拡大の決定打となり得ない現状には、現行の「対国民要請ベース」では限界がある・・との見方も事実。西村経済再生担当相も「(罰則を伴う法的拘束力を伴う) 外出規制は、民主的な先進国でも行っている。不断の検討を進めたい」旨を表された様だ。

尤も 菅 (すが)総理は前向きでないといわれる。欧州などで感染再拡大を防げなかったのと 我国の内情に馴染まないというのが主な理由だが、拙邪推も入り恐縮も 真に近い所はやはり封鎖に伴う各業界向けの莫大な補償を要するのと、都市封鎖に必須とされる「短期決戦的措置」を確実に行い得る決意が持てないからだろう。ただ いつまでもダラダラ感の拭えない「要請ベース」の措置を長きに亘り行い続けるより、その時点では多額の補償を要するかもだが 短い期間で強い措置を行うロック・ダウンに踏み切る方が、国民的不安や不信を反って和らげられる様にも感じる者だが。

もう一つ 初動の遅れは事実だが、国民向けにワクチン接種が進んでいる事自体は認める者だ。しかしながら 医療関係各位と高齢世代向けが一応完了した状態で、現役世代と一定の未成年層への接種は これから本格化する所。その間隙を突く様に、感染力を大きく増した 前述変異型による感染再拡大を許してしまった訳でもあるが、菅総理はどうも ワクチン接種の効果を過信している節もある様に思えてならない。ワクチン接種と両輪を成す、治療薬の拡充も急務だろう。

既に重症向けの治療薬は数種が薬事承認されるも、そのほぼ全てが輸入薬で価格も高め。現状は感染症Ⅱ類とされる前述感染症で、治療やワクチン接種は前述公費負担も 結局は国民全員の税金や社保料からの拠出で相当な負担も事実。中程度向けには国産薬剤 2種類のよる「抗体カクテル療法」も厚生労働省の承認を得て徐々に普及している様だが、基本的には入院か宿泊療養に限定されている様だ。軽症向けにも 通院でも使える安価な治療薬の開発と承認、普及が強く求められる所だろう。

こうした薬剤には 我国開発のインフルエンザ薬「アビガン」が挙げられ、今も治験を拡大して承認審査途上の様だが どうも日数がかかり過ぎている様だ。インフルの時に比べ 多量の服用を要するのと、妊娠中の女性の方が服用できないなど一定の条件がある様だが、それらの障壁を乗り越え 一日も早い承認を得て頂きたい。今回の末尾に、福岡県・小坪しんや行橋市議の記された関連記事をリンク致すので ご参照を願えればとも思う。

国産故に需給の不安が少なく、かつ価格も低めに抑えられる可能性があるからだ。又 我国の研究者各位も開発に関わったとされる、本来は寄生虫病向なるも 新型感染症にも有効とされる治療薬「イベルメクチン」も一定の治験を経て薬事承認を目指す様だが、こちらも早めの承認と普及を目指して頂きたい。やはり「ワクチン偏重」であってはならず、治療薬との「両輪」の方が強いのは論を待たないのではないか。

こうした問題の裏側には、薬品業界の収益性とかの問題も絡んでいる様だ。勿論自由経済制の原則からして全否定するものではないが、薬事に関する事共は 国民の命と健康に大きく関わるのも事実。これだけ感染状況が深刻化した以上、その事も念頭に対応を進めて頂きたい。先日茨城県下で生じた、前述感染症に罹った妊娠中の女性が 対応医療機関にかかれず自宅出産のやむなきとなり、新生児の命を守れなかった遺憾な事象が続く事は 断じてあってはならないだろうから。今回画像も先年ので恐縮。静岡・浜名湖近くを行く東海道・山陽新幹線列車の様子を。以下に 前述関連記事をリンク致します。 【イベルメクチン等に関する議論】結局、金か?コロナ治療薬もワクチンも。レムデシビルの薬価、一回(5日で)38万円。製薬会社の営利追及の指摘 | 小坪しんやのHP〜行橋市議会議員 (samurai20.jp)

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