コナサン、ミンバンワ!2007=平成19年7月も後僅かとなった。表日記にも記したが、第21回参議院選挙は、予想通りとは言え政権党側の大敗北と相成った。参議員は民主党以下の野党勢力が過半数を占め、安倍政権の活動は一段と難しくなったと申して良い。今春の様な、先を焦った様な強引な手法はやはり、再考を余儀なくされそうである。
と言う所で梅雨から夏への阿呆読物、今夜は第12回。弾薬「糞玉」の発火実験が曲がりなりにも成功し、鼻をつまみながらも一応喜ぶ面々であった。
偽!大黒「ああ、いやいや!凄まじい臭いやったけど、効果が良う分った。やってみて良かったよ。」
兎「頭と鼻には来ましたが、やはりそう見て下さると、有難いです。」
犬「いやー、さすがはヘクソカズラやね。凄いとは聞いてたけど、正に『百聞は一見にしかず・・・』か。苦笑」
若蟹「いやいや、この煙と臭いは名誉ですよ。些か消えるのが名残惜しい・・・かな。」
鮫「いやー若ちゃん。これから本来の正しい使い方をするんだからさ。今から余り効果に酔っちゃいかんのじゃないかな?」
若蟹「そう。確かにそうですよね。苦笑」
海亀「本当にそうですよ。大国主命様も良く船で実験させて下さったし。」
鰐鮫「うんうん。それは有難いと思わないとね。」
偽!大黒「ご苦労!とに角見事なテストやった。さて、エテ公はアジトに戻っているかな。」携帯のメールを検索して「奴、そろそろ戻りそうやな。」
兎「ならば準備開始と行きますか?」
犬「そうしましょう。俺はいつでもOKです。」
偽!大黒「よし両名!焦らんでもええから準備を始めてくれ。」
兎と犬「心得ました!糞玉2発は持って参りますので、どうか宜しく。」
偽!大黒「気をつけてな。上手くやれよ。」 他の全員「行ってらっしゃい!」
兎と犬「はい。行って参ります。」 暫く歩いた後、兎「しかし、桃太郎様もこんな兵員考えていらしたのかなぁ?」
犬「まあ良い所やね。お舘が仕切ったとしても、大体似た顔ぶれになる思いますわ。」 少し間を置き「もし、俺やなしに青鬼殿やったらどないなるお思いでっか?」
兎「青鬼様か・・・。余り芳しい印象はないですな。」
犬「『余り』所やないですよ・・笑。恐らくはエロ画像にハマっているエテ公の傍へ行って、戦そっちのけで一緒になって盛り上がるのと違いますか?苦笑」
兎「やっぱりねぇ。あの方もとに角好きやって話やし。」
犬「今の桃が島軍の悩みの1つ、ですね。又苦笑」
雑談に耽っている内に猿のアジト、ボロ家の傍へ到着。
兎「さてと。奴は今、何をしてるのか?」 犬「少し前に戻って、今からコキコキ・・かな。笑」
2匹は屋内を窺った。果して猿は今正に、エロ画像を片手に自涜行為に入る所だった。
犬「本当に、見るのもアホらしくなるおぞましい光景や。うさどん、気分を害する前に糞玉の仕掛け場所を決めた方が良さそうですな。」
兎「やっぱり。俺も同じ事を考えとったんです。で、裏山にでも逃げられては厄介やから、わざと海に向った玄関に煙が行かん様にすべきですね。」
犬「そうしましょう。動作は30分後です。」 猿が自慰に耽り、周りに注意が行き届かないのを良い事に、兎と犬は、弾薬の設置を終え、時限発火装置のセットも終えた。
2匹「さてさて、以外に簡単に用意ができた。これ以上の長居は無用。エテ公め、全く気がついてない。真性のアホや。せいぜい黒棒SANに宜しくな!」
時折聞える、猿自慰の唸り声以外は至って静かなボロ家から、兎と犬は足早に引き揚げたのであった。