Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

平成最終月回顧

2019-04-29 21:02:17 | 社会・経済

2019=平成最終月も、いよいよ後二十数時間を残すのみとなった。今上陛下も、明日行われるご退位の儀式を以て、一切の天皇ご公務から退かれる事となる。最大の功績は、やはり「戦争なき平成」だった事は認めるも、我国の周辺情勢は これまで以上に緊張の度を増し、平和安保の保持にとり 予断を許さない情勢になって来ている。日本国憲法の大看板 第 9条第 1項の所謂「戦争放棄」を原則では守るとして、続く第 2項や関連法規を 今後の我国の独立と安保にとり どう見直し改良(アップデート)して参るかが課題だろう。そうした議論さえ認めようとしない、特定野党や左派勢力の主張は、もう無視軽視されても仕方がないだろう。

内外にも、今後難しくなるだろう対外経済運営や 徴用工問題とかの戦時賠償要求の挙に出た大韓民国への対応、北方領土問題を抱えて膠着気味の対露問題をどうするかなど、難問は多い。勿論、北鮮が引き起こした日本人拉致事件の解決にも 引き続き取り組む必要があるだろう。国内に向けては、顕在化する人員不足を初めとする労務問題や児童虐待問題、高齢者が加害者となる深甚な交通事故問題との向き合いなど 本当は党派を超えての取り組みが必要なはずだが、まだそうした連携への道筋は見えない。

組織内の統御(ガバナンス)を結果として疎かにした 政権与党の問責もそれは必要だが、狭量な追及姿勢しか見せない特定野党の姿勢も同様に問題だ。そうした姿勢の大幅な軌道修正が行われない間は、野党勢力は「相手に辛く、自勢力に甘い」を初めとする多くの批判を免れない事だろう。そしてそれは、これからの国政、地方の両選挙で支持率となって表れる事だろう。

勿論、芳しくない所の指摘だけではならないのは分かっている。人工衛星「はやぶさ2」の成功や 引き続いてのノーベル賞受賞の各位など、科学技術面などで高いレベルが守られている事は誇るべきだし、今後の伝承も必要だろう。直接は関連しないかもだが、そうした技が気象面にも生かされれば、平成期に多発し今後も気の抜けない自然災害との向き合いも、少しは希望が持てる様に変えられるかも知れない。

とまぁ、今回はとりとめのない事を記したが、これまでの HPフォームの提供終了などで遅れに遅れていた 平成を締めくくる拙写真帖の前編がどうにか完成の運びとなりましたので、下記に入口をリンク致します。後編は 令和期にズレ込むやむなきとなりますが、ご理解を賜れればとも思います。各画像右側の「ⓘマーク」のクリックで、説明文をご覧頂けます。ご感想等は 拙記事のコメント欄をご利用頂ければ幸いです。今回は短めですが、今回記事を以て平成期の締めくくりとさせて頂きたく思います。どうもここまでは 各位誠にお世話様でした。続く次代の来月からも、どうか宜しくお願い致します。今回画像は、今回拙作にも収蔵しました 昨夏当地近郊で捉えた、首都圏からの乗り入れ特急列車の模様を載せます。 https://opa.cig2.imagegateway.net/s/cp/CCezwvDGBYG

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民・民&自由の「どうせ」選対合併

2019-04-27 20:33:59 | 国際・政治

昨日の事だが、国立お茶の水女子大付属中に進まれた 秋篠宮悠仁(あきしののみや・ひさひと)親王の、教室内お席机上に包丁二本が置かれる事件が発生、明らかに皇室に向けた 何らかの脅迫意図があるものとみられる。東京警視庁による防犯カメラ確認などから、教室外授業中で空室の所へ 工事関係を装った不審人物の出入りがあった由で、悠仁親王やご学友に危害が及ぶ前に 容疑者特定と確保を願いたいものだ。

一般論からは 皇室、皇統に不当な反感を抱く極左勢力関与の疑いが濃厚だが、保守勢力の側にも 一部宮家を快く思わぬ向きがあるやに聞き、その方面による可能性も捨てきれないのかも知れない。いずれにしても、現状これ以上の言及は控え 捜査の進展を見守りたいが、もうすぐご譲位、ご退位となる今上陛下を先頭に進められた「開かれた皇室」のご方向が思わぬ所で危険に晒される事態とならぬ様 関係各位の努力を願いたいし、我々国民市民も 落ち着いた静かな向き合いを心がけたい所だ。

本題です。同じく昨日の未明、かねて合併話の出ていた国民々主、自由両党の合併が正式に決まった様だ。決して芳しい報ではない事を、以下に某ネット記事を引用して みて参りたい。

「国民民主、未明の両院総会で自由党との合併了承」

国民民主党は 4/26未明、自由党との合併の可否ほ諮る両院議員総会を党本部で開き、所属議員の了承を得た。同党の玉木雄一郎、自由党の小沢一郎両代表による合意書への調印を経て、自由党は同日にも総務省に解散を届け出る。不参加を表明した山本太郎共同代表を除く衆参 6議員が国民民主党に加わる。合併に伴う党名変更は行わず、党代表は引き続き玉木現代表が務める。

総会に先立って開かれた両院議員総会は 合併への慎重論が相次ぎ、4/25夜から日付を跨(また)いで 6H以上続いた。自由党側は、既に小沢現代表に対応を一任することを決めていた。山本共同代表を除く両院議員数を合算すると衆院 40、参院 24の計 64人で、計 79人の立憲民主党に次ぐ野党第二党となる。合併に反対し国民民主党側から離党者が出る可能性もあるが、最多でも数人規模の見通しだ。(引用ここまで)

本当にまぁ、拙者の目には 近づく参院選に向けた候補者一本化を容易にする為の政局工作にしか映らない。酒気帯び・・いや過言気味は分かっているが。小沢自由党代表といえば、これまでにも政局向けに 色んな党組織を作っては壊しを繰り返してきたのは有名な所だろう。此度の合併劇でも、又ぞろ同じ事の繰り返しか?とつい思ってしまう。有権者たる国民市民の多くも その事がお分かりの様で、それがあらぬか前述両党の支持率は各 1%にも満たない様だ。下手をすると、今後党の存続が疑問視される 社会民主党並みかそれ以下だ。

この事実からも、如何に当該両党の人望のなさが窺えるというもので、合併してもしなくても、政治への影響力は軽微と言い切ってしまっても良い位かも知れない。小沢自由党代表は、今も全特定野党が連携して政権与党他と対峙する「オリーブの木構想」を捨てていないとされるが、前述両党内の反対意見を抑えきれなかった所を見ても、実現の可能性はなさそうだ。第一野党、立憲民主党・枝野執行部も冷淡な見方だとされ、露骨な政局向け姿勢は、決して好感される事はないだろう。

今回画像は、当地東郊の名古屋鉄道某駅で見かけた、列車編成増強の為の 車両増結作業の様子。数年以上前に退いた名車「パノラマカー」の流れを汲む鮮やかな朱、スカーレット外装の電車は 我々愛知県人の日常に深く馴染むもの。ただ、係の方が車両間に入っての作業は危険が大きく、再考を願いたいのも事実です。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-3441.html

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

衆院憲法審査会の開催決定は良いが

2019-04-24 21:22:33 | 国際・政治

陸上競技の名将、小出義雄元監督が逝去された。ご自身も大学時代に箱根駅伝走者の経験があり、指導者となってからは 2000=平成12年の五輪シドニー大会にてマラソン金メダル獲得の 高橋尚子元選手他、有能な門下の輩出に貢献されたのはよく知られる所だろう。それは又 ともすれば浅く短絡的な精神主義思考に陥る事なく、選手各位の長所や強みを引き出す高く深い技の賜物でもあったろう。先般触れた噺家・ケーシー高峰さんに続き、又も惜しい方を亡くした。謹んでの弔意を表す次第。

本題です。与野党の軋轢もあって 長らく開催不能だった衆院憲法審査会の開催が、与党側の陳謝を受け 明日 4/25の木曜、今国会で初めての開催が決まったとか。この件を、某ネット記事を参照しながらみて参りたい。自公両党が目指す、憲法審査会の早期開催。まずは国民投票法の改正案審議を目指していた由だが、立憲民主党初め主要野党側が、与野党合意など開催環境の未整備を理由に応じてこなかったものだ。

これの打開の為、与党側筆頭幹事たる新藤元総務相(自民)が 今日の幹事懇談会にて野党向けに「これまでの運営で、不興に思わせた所はお詫びする」旨の陳謝を行った。又同筆頭幹事は一部の自民幹部が、野党側の理解が得られなくても審査会開催を検討すべきとの考えに主要(実は特定)野党側が反発した事を踏まえ 同筆頭幹事からも抗議、当該幹部からお詫びがあった旨 説明を行った。これを受け明日 4/25木曜、今国会初の衆院憲法審査会を開き、国民投票実施に伴う TV広告規制を巡って日本民間放送連盟(民放連)からの意見聴取を決めたもの。以下、各党の見解をざっとみて参りたい。

自民・新藤元総務相「憲法審査深めたい~中々審査会を開けず残念だったが、ようやく開催できることになり 良かった。円満な環境で、国民の為の憲法審査を深めたい」

立憲民主・山花憲法調査会長「お詫びあり一区切り~「新藤筆頭幹事からお詫びなどがあり、一区切りついた。今後もできる限り一致点を見つけて進めたい」

公明・石田政務調査会長「審査会での合意形成は政権合意~現場は非常に苦労しているが、自公両党の政権合意でも 憲法審査会で合意形成に努めると盛り込まれているので、野党の理解を得て進めて欲しい」

日共・穀田国対委員長「与党が謝罪は極めて大事~与党が謝罪したという事は極めて大事。憲法改定を発議する憲法審査会は開く必要なしと考えるが、明日 4/25は民放連からの意見聴取を決めるという事なので、その範囲内と理解している」

維新・馬場幹事長「1/4歩進んだ~半歩の半分 1/4歩位進んだ。これをきっかけに、維新を除く野党側は真摯に議論する様に態度を変えてもらいたい。与党側も腋を締めて、横綱らしい立ち居振る舞いをお願いしたい。共産は 審査会を開く事にはならないと言っていたが、憲法改正の道に繋がるので、何をする事も反対と言うなら 審査会の委員も引き上げれば良い」(引用ここまで)

ここまで見て参ると、最後に触れた維新こと日本維新の会の見方が、一定の批判や反論覚悟でも 拙的には最もまともに近いものに映る。自民・新藤筆頭幹事の「円満な環境」も、立憲民主・山花調査会長の「できる限り一致点」のどちらも、容易には叶うまいて。維新・馬場幹事長のご指摘通り 現与党、特に自民の綱紀の健全意地に向けた統御ガバナンス力の低下は否定できない。このままでは 特定野党側の改憲に進ませまいとする攻勢を凌げるかどうか、疑問が残る。当然の事だが、その与党の状況以上に期待薄なのが、特定野党・特に立憲民主党の憲法審査会に臨む姿勢だろう。

誰がどう言おうが、所詮は旧社会党の再来に過ぎぬ同党に 健全な我国の方向を目指す為の改憲を志向する姿勢など、そも存在しないのではないか。枝野党代表などは「現行の日本国憲法に勝る対案はない」の硬直姿勢を変えない構えだし、折々の強硬言動が不興を招く辻元衆院国対委員長の見方もどうせ似たり寄ったりだ。党執行部がこのザマでは、どの途有益な議論は期待できず、政局絡みの罵倒合戦に終始する可能性さえ孕んでいる様に感じる。憲法審査会の開催自体に反対の、日共の動きに同調する懸念にしても、可能性ゼロとはいえないだろう。

以上の事から、拙者としては 憲法審査会自体の開催に漕ぎ着けたは評価したいしそうすべき事も分かるが、その内容には懐疑的にならざるを得ない。又ぞろの与野党対立の火種にもなりかねないし、その背後には、常に「政策より政局」の不健全姿勢が付き纏う。各党とも「憲法は、国家と国民市民の命運にも関わる重いか基本法」であるとの自覚が十分にあるとは思えない。安部政権の いずれ改憲を要すとの姿勢も分かりはするが、一方では拙速の印象もないとはいえず、対する特定野党の 日本国憲法を玉座から下すなの如き、宗教聖典同然の見方にも同意しかねる。ここは、割合近い維新の見方に与せざるを得ない拙立場だ。今回画像は、先年訪れた 新潟・福島県境に近い阿賀野川の名勝「銚子の口」近所の桜花の様子を。現役の蒸機を擁する、向こうの線路は JR磐越西線。残念ながら、この春は訪問叶わず。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

繰り返す。性善説というリスク

2019-04-22 20:58:18 | 社会・経済

桜の時季を終えた当地愛知。その途端「陽春」を通り越して「初夏」を思わせる暑い位の気候となった。確かに近年 春や秋にみられる快適な心地良い気候が少なくなり、暑さ寒さの差が大きい「極端から極端」の様に変わってきている様に感じるのは拙者だけではないと思う。未だ進む 地球温暖化のせいもあろうが、事実なら少しでも食い止められる様、国民レベル・・いや人類レベルの取り組みを要するだろうが、果たして二大国・米中の本気度は分からない。

さて本題。気候が暑くなってくると、どうも巷には 頭のおかしな輩が目立つ様で仕方がない。先日も 東京都内の私鉄踏切にて、直前に生じた事故対応の為 10分間余り締まり続けた遮断器の仕切り棒を切断して強行突破した自動車運転者があった。勿論登録ナンバー他から容疑者逮捕に至ったもの。当地愛知の名古屋市内にては、都心部を通る地下鉄の戸閉めと発進を妨害する事案が発生。当該人物の高齢男は 遅れが 1分程だったとして問責は免れるも、或いは後日同じ挙に出るかも知れず 交通関係各位はご注意を願いたいものだ。

又 同じ市内で前後して、長距離高速バスに乗り遅れたとされる中年男性客が 所定停留所から数十m地点の交差点で、当該バス発進不能に陥る危険行為の挙に出た事案も触れる必要があろう。危険度の高い交差点での停止は 10分間を超えたとされ、警察が駆けつける直前 当該人物は逃走した様だが、停留所以外での乗降扱いは基本法令違反たる事をこの人物は知っていたのか。こうした決め事はバス車内や停留所にも掲示があるし、乗客である以前に 社会人として当然弁えていなければならない事共だ。それさえ徹底できないでは、やはり我国の民度は低いと言わざるを得ないのではないか。 

前述の事共とも少しは関連するのだが、先日来 東京都内、神戸市内と熊本県下にて重大な交通事故が続発し、各現場でニ名ずつが犠牲となった。この方々への弔意と、負傷各位のお見舞を申した上で、やはり安全に絶対はないという事を、改めて自覚しなければとも思う所だ。東京都内・池袋近くの事故当該運転者は、旧経産官僚の高齢男性の由。同人物も負傷中につき 警察が逮捕を見合わせたのは分かるが、世間では元官僚の履歴から「特別視されるのでは?」との懸念も強くある様だ。近年 運転に不安の自覚があった事も指摘されている。神戸市の事故、発生させた路線バス運転手は現行犯逮捕されている。こちらも持病持ちが指摘されるにも関わらず 扱いが異なる印象を与えた所は否めまい。回復の暁には 同様の逮捕に踏み切り、所定の問責を行う様 強く求めたい。

それらを踏まえ、犠牲被害の各位の惨状を顧みるにしても、やはり交通を含めた安全に ゼロリスクはないのではないだろうか。東京と神戸のケースでは、事故原因の乗用車と路線バスはいずれも赤信号を無視する形で進行していた。車道側の法令違反ではあるのだが、その上でも「青信号だから大丈夫」とは絶対に言い切れない所もある事を、歩行者となった場合も理解把握する様心がけた方が良くはないか。前述の犠牲各位の中には、遺憾な事に小児も含まれる。だからこそ、小さい 早い内から「青信号といえども疑い、様子を確かめる」心がけを指導する必要がありはしないか。

実は拙者も、幼少の頃 交通事故で親族の一人を失っている。親族は 自動車の多重事故で落命したのだが、まだその当時 昭和40年代前半にはシート・ベルト着用が法制化されていなかった。平成期に入り、拙者も近年まで車に乗る身であったのだが、その時の重い教訓が シートベルトの必着だった。この時の暗い記憶から いかなる場合も着用を心がけた事が、今日までの無事に繋がったと信じる所。勿論それは「自らは 自らで守る」事の少しの自覚と共に 亡き親族の加護もあったろうし、その所は深く感謝するものだ。

交通信号も安全装備も、法令に基づき実行するのは勿論だが、その上で「相手が間違えるかも」とのリスクにも留意する必要があると強く思うのだ。その思考を阻害するのが、長らく我々日本人の思考を支配してきた「性善説」だろう。「我々が決まりを守るのだから、相手も守るはず」の思考に嵌るは無理もないのだが、今 これを越える必要がある様に思う。東京都内の事故で、元官僚の車は 昨今整備が進む暴走などを抑止する安全装備が搭載される以前の車種だった可能性が高い。又 神戸にて事故当該の路線バスは、やはり暴走抑止策の対象外だった由。これは、立ち乗り客の安全に配慮する必要からというよりは「二種免許を持つプロ運転手が、間違うはずがない」と頭から決めつける性善説による所が大きいのではないか。東京の事故でも、高齢者は暴走対策済みの車種のみ運転を可とする強い規制への取り組みが 速やかになされなければなるまいて。

若い女性達の大敵・性暴力犯罪の抑止や外国人らを含む凶悪犯罪対策でも必要とされる事だが、この性善説万能の思考をそろそろ根本から見直すべき、と拙者などは強く感じる。「深夜でも、安心して一人歩きができる」などと とんでもない思潮を垂れ流したのは既成メディアだ。決して真に受けてはならない。少し前まで 車で名古屋市内を流していても、交通マナー面でも若い女性達の危機感の希薄さは気になった。それも美貌度が高い程問題有りだから始末が悪い。少しは危機感を抱ける教育環境を整備して参らなければならないし、もういい加減に 性善説万能思潮からの脱却と訣別を目指す必要があろう。それがこれまでの事件事故の犠牲となった方々への、大きな供養になると信じるものだ。今回画像は、昨春訪ねた 京都市内の嵐電(らんでん)こと京福電鉄嵐山線・花の時季の様子を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政治家失言雑感

2019-04-19 21:33:28 | 国際・政治

平成最終月のこの 4月も、陽春から初夏への移ろいが濃厚になって来た。桜の時季も無事終わり、これからは藤や皐月の各花が見頃を迎え 次いで新緑の時季へと進む。巷では、今上陛下のご譲位ご退位も関連する 近づく大型十連休のあり様が話題になっている様だ。まぁ拙者の場合は、余りの遠方へ繰り出す事もできない現状につき、近場への往来や悪友達との会見に充てる事になろうが。それと余り浮かぬ事だが、今月下旬 平成最後の誕生日を迎え、又一つ齢を重ねる事になるが 後半生ともなると手放しで喜ぶ訳には参らないのも事実です。

さて本題を。今春 気になった動きが、特に与党政治家の舌禍。所謂失言問題。今月だけでも二閣僚が不適切言動でその地位を去り、昨日今日も 萩生田自民幹事長代行が、今秋実施見込みの消費増税を巡り 適切を欠く発言をされたといわれている。こうした問題が続いて生じる背景につき、某ネット記事を見ながら少し考えてみたく思う。

なぜ失言するのか。コミュニケーション分野の或る専門家の方によると「失言を招くものとして (1)大勢を前にしたスピーチや酒席といった『場の要因』 (2)予想外の質問をされたり反論されたりした際の『他者要因』 (3)気の利いたことを言おうとして失言を招く『自発要因』があるとされる。そうした場に直面し易いのが政治家だが、表現力や慎重さに欠けるのは 一過性ではないのではないか」とされていた。

失言を防ぐには「相手にどう聞かれるか」の視点が不可欠と、専門家の各位も指摘されている様だ。もう少し具体的に踏み込むと、以下の様になる由。

「不要な一言を防ぐには・・(1)聞き手の立場に立ち、自らの発言を吟味する習慣を身につける。(2)失言の自覚がある人は、テンポを遅らせて話すことも有効だ。(3)日頃から、言葉の選択肢を増やしておく。例えば「がっかり」を「残念」と言い換えることで、相手の印象も変わる。

後半生の拙者も 何度も読み返して自覚すべき事項だが、特に(1)が礎と申して良かろう。自身を客観視できる能力と力量を要する為、中々に容易でないのも事実だが。先頃辞任のやむなきとなった 桜田・前五輪相と塚田・元国交副相の各位は、どうもこれらの事共を踏まえるのが不足だったのではないか。(2)にしても、昭和終期に在職だった 亡き大平元総理大臣が、答弁の折などに心がけられていたのを記憶している。そうした大いなる先輩の軌跡を、現役の政治家各位は正しく学んでいないのではないか。

続く (3)も、それは関連してくるだろう。この項は、拙者が以前に著書を拝読した著述家・竹村健一さんが 処世の要諦として紹介されていたものだ。形こそ違え、言葉の選択肢さえ意識しないとは 今の与党政治家諸氏は語彙不足、所謂「ボキャ貧」とみられても仕方がないのではないか。勿論、これらは我々国民市民も重々心得るべき問題でもあるのだが。

長期政権の負の所とされる、安倍政権の統御(ガバナンス)が利き難くなっているのも、それはあるかも知れない。安部総理大臣、麻生副総理大臣と菅(すが)官房長官を中核とする与党執行部は、是非一度そうした言葉のあり様を含め、不適切事象の再発防止と綱紀の再建を図るべく、党と政府の内部の引き締めを図って頂きたいものだ。春の統一地選はまだ途上だし、今夏には参院選も控える。舌禍を生じ易い体質を正す様努めないと、これら選挙で思わぬ苦杯を仰ぐ懸念もゼロではないのではないか。

勿論失言は、政府与党の側だけでなく 野党側にもある。前出の閣僚失言から辞任に至った安部政権の任命責任を問うべく 野党側要求の両院集中審議に与党側が対応しないことにつき、某野党幹部がラジオ番組出演の折「堂々と審議拒否しているのは登校拒否の様な話」と述べた事を強く批判され、ネット上の謝罪に追い込まれた様だ。「国会議員は、自らの言動に責任を!」と与党幹部からも反論されるブーメラン状態。

そも特定野党は、これから謝罪の必要が生じた場合 悉くネット上だけで済ますのではないか・・と拙者などは感じている所だ。こうした事象につき、例の朝日新聞勢力は与党側の失態は詳しく報じ 強い批判や指弾を加えておきながら、野党側の失態き満足に伝えず スルー状態との話も聞いた。事実なら「報道しない自由」の不当な行使だ。増々報道メディアの信頼を落とすだけだろう。今回画像は、本日 当地北郊の東海道線にての、田植えを控えた田園を駆け抜ける上り貨物便の様子。何んと、通過時に撮影中の拙者を含む数人に向け、運転の方が短い汽笛(ホイッスル)吹鳴数回で挨拶して下さり、シャッターの直後 思わず挙手の礼を返したものであります。本当に励みになります。改めて 拙者も強く生きないと、と思わされましたね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする