予告～岐路に立つ

コナサン、ミンバンワ！
名古屋のすぐ北、岐阜の街の名物である路面電車、岐阜市内線が存亡の危機に瀕しています。
この路線は20世紀初頭=明治末期に最初の区間が開業して以来、大正期にかけ郊外の揖斐線、美濃町線と共に拡大延伸し、戦後に開通した田神線を加え、岐阜市民の日常の足として日夜健闘して参りました。しかしながら自家用車普及と終端部の過疎化、それに路線バスとの競争激化に伴って利用者が落ち込んだ様で、今年に入って運営主体の名古屋鉄道が来年2005=平成17年3月限りにて事業撤退を表明、存続の対応に追われた岐阜市初め沿線自治体は、自治体が路線を買い取り、運営を他の鉄道会社に委託する所謂「上下分離方式」による運営変更を目指しましたが、路線施設の譲渡価格を巡って名古屋鉄道と折り合いがつかず、先頃岐阜市長により遂に路線存続断念の声明が出されました。これにより今後大きな打開策がない限り、これらの路線は最悪の場合、後半年余りで全線廃止の止む無きとなる事が予想されます。
来月の日記では、1ヶ月に亘り、これら路面電車の事を中心に、できる限り岐阜の街の魅力も伝えられる様努めて参ります。
尚、日によっては私の交信仲間への伝言の形をとる場合もある事を予め申し上げます。これに併せて只今工事中の新しい写真帖の整備も進めようと思います。
今月も有難うございました。来月も宜しくお願いします。*(椰子)*

お困り台風

伊豆諸島南方の太平洋に、台風第10号が東から近づいて来ました。ゆっくりと西へ進んでおり、今週末の天気に大きく影響しそうです。
夏の台風・・・それは秋もそうですが、暴風豪雨による大災害を引き起こす負の面と、この時期渇水に陥りがちな国土に水分を補給してくれる正の面を併せ持っている様です。私の地元でも1968=昭和43年夏、岐阜県下の国道41号にて豪雨による土石流が発生、進行していた貸切バス2台が巻き込まれ増水した川に転落、100名を超える犠牲者を出す惨事が起きています。
今度の台風の行く手には、強い高気圧が進出してその進路を遮っていると言われ、明日以降予測のつかない複雑な進路をとる可能性もあります。又速度が遅く、1度勢力下に入ると、荒天が数日続く恐れもあり、海のレジャーは暫く見合わせた方が賢明でしょう。
先日水害に遭った新潟＆福井のダメージを拡大しない為にも、なるべく早く日本付近から遠ざかる事を祈るしかないですね。*(雷)*

太っ腹・・・

先日、新潟＆福井地区が広範囲に亘って豪雨による大水害に見舞われたのはご存知と思います。改めてお見舞い申すと共に、早い復旧をお祈りします。
さて本日、その福井県の方へ、思いもよらない多額の見舞い金が寄せられた様です。
総額何と2億円！先日抽選の「ドリームジャンボ宝くじ」の当選くじが同県災害対策本部に郵送された由。
贈り主は匿名で、それは恐らく実名を公表した場合、大勢の報道陣の取材への対応が大変且つ煩わしいのと、一部から「売名行為」などと揶揄されるのを避ける為と思われ、これも解る様な気がします。何しろ現金がらみ。こうした寄付は周囲にどう受け取られるか解らないものがありますから。
私個人は、この大胆な寄付行為に心からの拍手と賞賛を送りたく思います。それにしても名古屋から近場の福井県、1日位復旧のボランティアに参っても良かったですね。
正直恥です。事実、休日利用でご参加の方々もかなりいらした様です。*(注意)*

夜の蝉時雨

コナサン、ミンバンワ！

本日は、今夏最後となった北陸＆東北地方の梅雨が明けました。これで日本全国真夏モードと相成った訳です。
今月はそう・・・猛暑続きです。ここ数日は夜も熱帯夜。寝苦しく、深夜でも冷房が欠かせません。都市の気温上昇に繋がるヒート・アイランド現象の一因と言われているのは解っているのですが・・・。
そして今年もやって参りました。困った夏の風物詩。そう「夜の蝉時雨」です。
深夜未明にも、真昼と変わらぬ蝉の大合唱！美声は間違いないけれど「有難迷惑」なのも又事実です。寝苦しさを助長してしまっている面があるのも事実です。
照明のせいで深夜でも明るく、蝉が夜を昼と錯覚してしまっているのが原因の様です。解消の決め手は今の所ありません。
防犯上照明を落とす事は叶わず、痛し痒しです。かくなる上は少し我慢をして「夏の夜長を鳴き通す、ああ面白い虫の声」などと笑い飛ばす事としますか・・・。*(椰子)*

友人達の岐路、続き

今夜はプロ野球中日ドラゴンズが辛勝し、又友人の1人が届け物をしてくれ、少し良い気分です。もう1人とも今日会見の機会がありました。元気そうで何よりでした。
先月の日記で、友人2名が進路問題に直面している事は既に触れました。
その後はそれぞれ職業安定所の再就職プログラムや必要な講座などを受講し、1日も早い進路決定を図っている様です。
惜しむらくは両名共最終面接など内定一歩手前まで行きながら、条件の細目で折り合わず内定を逃しているらしい事。勝負ならさしずめ惜敗ですね。
ただ、失敗する程失敗しなくなるのも事実の様です。猛暑続きで辛い日々ですが、どうかつつがなく進めて早い解決をしてくれる様、友人の私も祈っております。
「景気回復」とは申しますが、TVニュースなどでも報道されている様に、多くの企業は人件費の安いアジアを中心に事業所を海外へ移転し、それによって決算利益を確保しているらしく、国内の雇用情勢は決して楽観を許さないものの様です。*(椰子)*