Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

2011=平成23年3月回顧

2011-03-31 00:22:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

冬の名残りの、朝晩の寒さも去らぬ内に、3月も末を迎えました。続く4月は暖かくなるのか、それ共花冷えの日々となるのか、開花の時期を迎えた当地の桜と共に、注目の必要がありそうです。

今月の出来事は、もう東北を初めとする惨禍、東北地方太平洋沖地震こと東日本大震災に尽きるでしょう。
世界史的にも屈指と言われるM9.0の規模。1995=平成7年初の、阪神・淡路大震災のほぼ1000倍の強さと言われ、海底震源であった為、最大高20m級と言われる大津波を伴い、これが宮城・岩手の三陸海岸や福島・茨城の浜通りなどで複数の地方都市を事実上壊滅させる程の、多大の被害を生じたのが不運でした。犠牲各位は分っているだけで11000人を超え、更に15000人以上の方々が今も行方不明とされます。更に東京電力・福島第一原子力発電所の大火災事故もあって、避難を余儀なくされた方々は推定によっては25万人以上、損害総額は、試算によっては一国の滅亡に匹敵する\20兆とも言われます。交通網のダメージも大きく、JR東北線とその新幹線、常磐線などが原発事故の影響などもあって未だ相当箇所で不通、主要国道も相当数が寸断されたままであります。

首都圏にいる悪友の話では、原発事故は「最早核テロのレベルである」として、東京電力の対応不足を激しく憤っておりました。昨日と今日、原子力エネルギー先進国、フランス共和国より、N・サルコジ大統領と専門家チーム複数が急遽来日され、我国側関係者と善後策を練る予定ですが、最早先輩国の指導と援護を仰がなければ事態収拾が叶わない程、レベルは悪化してしまった印象をも受けます。行方不明各位の捜索も震災復興も、まずは原発事故の収拾なくしては捗らない。事故対策を甘く見て、外国の事例を良く学ばなかった節のある東京電力には、そうした事共への誠意ある対応と共に、昨夜の会長見解を超える、福島第一発電所の基本廃止の方針を明確に打ち出してもらいたい。

幹線道路より外れた、避難所にいらす方々の生活も大変な様です。
食糧、飲用水、燃料や防寒具も決して十分とは言えず、悪くすると高齢の方々を初めとして、折角避難が叶いながら落命を余儀なくされる方々も少なくない様です。我々は、募金に応じると共に、全ての避難生活者の方々が、健康安全面に不安のない最低限の生活を確保して頂きたいと願っています。その為の交通網の再建も不可欠であるし、生活手段としての雇用の確保も課題でしょう。震災に見舞われた地方の主要企業も、多くは操業の停止縮小を余儀なくされている。そうした所を早く再起させる政策も求められるてしょう。

首都東京の各政党も、遅ればせながらようやく国会議員の歳費を一部削って復興財源の確保へ動き出しています。この流れを後退させない為に、我々は絶えず注視を怠らない様にしなければなりません。被災地域でも、交通網は徐々にだが復旧し始めています。被災各位には、犠牲の方々への弔意と共に改めてお見舞い申すと共に、大変ではあろうが、決してお気を落とさず、できる事であれば楽観的に日々を送って下さる様お願いしたい。「生きてるだけで丸儲け」と言う言葉も聞きましたが、今はそれでも良いのでは、とも思います。
又、東海大地震の発生が懸念される当地の我々は、此度の震災より、次の防災へ向けた様々な事共を謙虚に学んで参らなければならないのも事実でありましょう。

今回の最後に、伊のモーター・スポーツ二輪レースの世界的勇者、バレンティノ・ロッシ選手の、被災した我国への励ましのメッセージをご紹介して、今月の終わりにしたく思います。ブログ記事は省略させて頂きます。

「日本人は、とても強い。
 だから私は、貴方達がこの様な危難に遭っても、必ず乗り越えられると信じている。」*(日本)*
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原発事故~大いなる人災

2011-03-27 23:09:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!多分、今春最後の「寒の戻り」にて、良く冷える今夜の当地名古屋であります。

先日生じた、東北を初めとする東日本大震災の被災各位には、交通路を失って食糧や燃料、医薬品などの補給さえままならず、傷病の危機に瀕する方々も少なくないと伺います。
幸いにして、道路や鉄道などの陸路も徐々に通じ、そうした補給も可能となって来てはいる様ですが、まだまだ多くの援護が必要でしょう。

そうした活動を阻んでいる大きな一因が、福島県下にて生じた、原子力発電所の大事故でしょう。電力関係各位と、警察、消防、陸上自衛隊の方々による合同チームが防災活動に当たっていらすのは良く知られていますが、根本的な不安解消に至るのは、まだ暫く時間を要する様です。

何よりも、事故のあった発電所は、近年保安面の不足が指摘されていたにも関わらず、保有する電力会社による対応が不十分だったとされ、その事が此度の震災に伴う事故に繋がったとされます。
同社の不良姿勢と共に、建設当時に甘い姿勢で許認可を行った自由民主党政権や、監督省庁の責任も相当に求められるでしょう。

続きは拙ブログ「トイレの雑記帳」に記しましたので、下記アドレスよりご一読下されば幸いであります。*(SOS)*
http://nanaseko.blog.ocn.ne.jp/bloghakase32/
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原発事故~大いなる人災

2011-03-27 22:49:31 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!3月も、下旬の割には良く冷える。北方の大型寒波の南下によるものだろうが、丁度季節がほぼ1ヵ月逆戻りしたと言う事だろう。今日、実家の雑用かたがたJR名古屋駅の近所を歩いて来たが、同駅より至近の西柳公園にては、遂に桜の開花が始まっていた。低温気味のこの頃だが、開花状況は予想より若干の遅れに留まっている様だ。早ければ来週、4月初には見頃を迎えられるかも知れない。

さて、花を楽しみにしてばかりもいられないのが、東日本大震災のあおりの福島第一原子力発電所の大事故だろう。原子炉の冷却系喪失に伴う深刻な不具合は今尚続き、複数の原子炉より放射線漏れを生じている様だ。保有者の東京電力(株)や警察、消防、陸上自衛隊の各位による必死の防災活動が続けられているが、根本的な不安解消には至っていない。健康被害に繋がりかねない放射線漏洩疑惑は解消せず、為に同発電所近辺の相当数の所帯が避難を余儀なくされ、遺憾な事に、行方不明各位の捜索さえ十分に叶わない有様。更に地元農業が広範に悪影響を受け、収穫作物の出荷も叶わなくなってしまった。更に、首都圏をも含む広い地域にて飲料水より放射性物質が検出される事態ともなり、その被害の大きさが改めて問題となっている所である。原子力エネルギー開発技術そのものは、決してその道を閉ざすべきではなく、海外へ向けても、強固な安全策とセットにて、技術輸出が望める所だっただけに、我国経済の今後共々、大いなる暗雲が垂れ込める事となってしまったのは事実だろう。

あるOCN Cafe会員の方の最近の日記々事を拝見して分った事だが、先日の震災にて同様の震動と大津波の被害に見舞われたもう一つの原発、宮城・女川(おながわ)発電所にては、目立った事故や放射線漏れなどの問題はなく、驚くなかれ、同発電所敷地の一部は、周辺にて被災された各位の避難エリアとして活用されていると言うではないか。まあ震動津波の襲来の度合いは異なったかも知れないし、福島発電所の事故施設は概ね1971=昭和46年より1978=同53年にかけて竣工した旧世代だったのに対し、東北電力(株)保有の女川発電所のそれは、1984=昭和59年より2002=平成14年にかけて生まれた後の世代で、地震対策も進んでいた事を考えても、福島発電所の保有者、東京電力(株)の原発安全面における対応の甘さはあったのではないか。2009=平成21年には、防災の専門家チームより「津波対策強化の必要有り」との指摘を受けていたにも関わらず、同電力は防災へ向けた積極対応を渋り、防災対策を先送りにした。今回の震災にては、一面でそのツケ払いをさせられる事となった訳で、首都圏のユーザー各位へ向け、此度の失態を棚に上げて「計画停電に協力せられたし」などと良くも恥ずかしげもなくぬけぬけと言えたものだ、と呆れ返っている所。一昨年の専門家チームの指摘を容れて、必要な対策を講じておれば、此度の様な惨めな状況は相当に避けられたのではないか。事故対応には死力を尽くしているとは言うが、そうであれば、今後の原発政策などの見通しと、地元への事故補償をどうするかをも、誠意を以て語ってもらいたい。内閣官房長官 枝野幸男さん以下、民主党政権の関係各位の腰の引けた対応も気になる所だ。福島発電所建設構想当時の自由民主党政権より明らかに情報開示とかは進歩しているとは思うが、まだまだ努力途上ではないだろうか。東電側になめられない様にする為にも、これまで以上に毅然とした対応にて、被災者側に立ち続ける姿勢を明示して頂きたい所だ。此度の原発事故は、想定以上の大津波に見舞われた不運はあるにせよ、あくまでも「人災」のはずだから。

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祈りに代えて・・続き

2011-03-22 00:44:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

東北を初めとする、東日本大震災は時を経るにつれ、その犠牲被害の大きさが更新されて来ています。
勿論、復興へ向けた好ましい材料もある訳で、道路を初め交通網も徐々にだが復旧を始め、被災地の避難所向けを中心に、食糧や燃料、防寒具などを送り込む態勢が整い始めている様です。ただ、前世紀末の阪神・淡路大震災の時とは被災地域が段違いに広大な為、救援活動に日時を要するのも事実です。

昨夜も、輸送の業務に携わるあるCafe会員の方が、救援物資の送致にお越しになった折の様子を、拙画像掲示板に載せて下さいましたが、歴史に残る大災害の様子が伝わって来る生々しい内容でありました。

別の拙知友も記していらしたのですが、特に仙台市内にての震災窃盗事件の多発や災害義捐金を語る詐欺事件等、遺憾な事件も生じています。我々は、震災の惨禍と向き合いながら、こうした人災にも対応しなければならないのは困った事ですが、こちらも何とか抑え込みを図る必要があるのは事実でしょう。何とか良い策を探る必要がありそう。
それと共に、原子力発電所事故に伴う放射線の影響などの風評被害も、地区によっては深刻な様です。

こうした事は、地元の方々の命にも関わるだけに、行政当局も既に通達などの指導を始めてはいますが、解消へ向け、更なる周知を図る必要があるでしょう。そうでなければ、被害に遭った地区の経済が傾きかねませんから。

拙ブログ「トイレの雑記帳」にも関連記事を載せましたので、下記アドレスよりご一度下されば幸いであります。*(日本)*
http://nanaseko.blog.ocn.ne.jp/bloghakase32/
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祈りに代えて・・続き

2011-03-22 00:26:53 | 社会・経済

コナサン、ミンバンワ!ここの所、拙ブログは週1回更新と心に決めているのだが、先日の東日本にての震災の事もあり、増刊号を記させて頂きます。

交通網も徐々にだが復旧し、救援物資も送り込み易くなった東北を中心とする被災地だが、震災による混乱につけ込んだ盗難事件とか義援金活動に絡む詐欺や恐喝も生じている様で、本当に遺憾な事である。ある知友の記事にて分った事だが、窃盗は仙台市内だけで数百件以上発生、被害額は1000万円を超える様だ。又、全国各地にて個人宅などを回って義援金名目で現金を騙し取ろうとする所業もあるそうで、中には拒否した相手を恐喝する悪質なケースもあったとか。

確かに、昨今の経済低迷により、被災した不運な家庭や商店より、良くないと分っていながらつい手を出すケースはあり得るだろうが、以前の我国なら、それを許さぬ倫理観念が有効に働いたはずであり、前世紀末の阪神・淡路大震災にては、この様な不心得は今回程には目立たなかったと思う。これはやはり、道徳倫理を蔑ろにした、戦後教育の不良が原因との想いは、俺一人ではなかろう。今は、この事を云々できる状況ではないので、又後日改めて主張したく思う。

原子力発電所事故に伴う風評被害も、地区によっては深刻な様だ。福島発電所の南隣のいわき市にては、放射線の影響が増幅して報道され、その為救援の食糧、燃料、医薬品などの送致が業者の拒否に遭って不能となり、同市内の方々は、日常生活への多大な支障と共に、避難所へ移る事さえ叶わない状況であると言う。正常な医療活動を阻んでいるのも事実。行政当局は、県都福島、郡山の両市よりも影響の少なさを明記して通達を発した由だが、徹底はしていない模様。更なる強い周知を行い、いわき市やそれに準じた境遇の自治体へも、円滑に物資が流れる様努めて頂きたい。

報道映像だけで、東日本の惨状が実感きるかと言えば心もとないのだが、当地でもその事を感じられる事共はある。この所JR中央線にて頻々と行われている、貨物列車による燃料輸送がそれ。元々は、長野県を中心とする信越地区向けのものであるが、今春は様子が違う。3月も下旬になって、輸送頻度が急増しているのだ。通常なら土・休日は運休のはずだが、先週辺りより曜日、昼夜の別なくフル運転が続いている。この頻度は尋常ではない。長野県だけでなく、中央線東部を経て東北方面への油脂が運ばれているのは間違いのない所だろう。この一事を見ても、被災地の悲惨さ、大変さが伝わって来る事が感じられるのは俺一人ではないと思うのだが。一部の鉄道愛好者の間では認識されているが、一般の関心は中々にない様だ。だが、こうした様よりも、俺は此度の惨禍を決して遠くの出来事と思わず、やがて自らも見舞われるかも知れぬ事を、改めて自覚したく思う。

今回の締め括りに。被災各位は、もう十分に死力を尽くして日々を生き、相互に必要なご協力をしていらす。何もこれ以上頑張る必要はない。ここは肩の力を抜き、内外の援助を受け入れて、一息おつきになる事を勧めたい。一番大切なのは、惨禍に遭う前の「日常」を少しでも取り戻す事だから。俺も敢えて「頑張って」とは申さない様にします。

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コメント (2)
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