前回の続きにもなるが、野球国際シリーズ・WBCは既報通り 我国代表優勝でめでたく締め括られた。勿論 楽勝などない「頂上決戦」であり、大谷、ダルビッシュ両選手と栗山監督を含む我国代表関係各位の 死力を尽くしての勝利には、改めての祝意と敬意を表す者。又 過分にその栄光に酔い痴れる事なく、次なる試合に向け我国への帰国の途に就き 或いは現地での日程に合流して行く機動的な姿勢には、試合とは異なる清々しさをも感じている所だ。
本題です。白熱した WBC決戦の丁度裏側になる形で、かねて懸案とされた 岸田総理のウクライナ国訪問が実現した訳で、それ自体は可としたい。ただ 各政党が求める国会への事後報告はしっかりと願いたいのも事実。侵略を仕掛けられた現地を訪れたからこそ見えるものもあるはずで、そこの所が語られるのを 国民多数も心待ちにしているのではないか。
今朝の帰国を待って持たれた 今日中の集中審議も持たれた様だが、追及的姿勢をやめない立憲民主など左派野党の「平時脳」だけの質疑姿勢は辟易の一言だ。明 3/24に衆院、続く 3/27に参院での報告と質疑が持たれる様だが、特に特定野党は以下にリンクの 読売新聞本日記事を一読理解してから、質疑や追及の挙に出るべきではないか。
首相キーウ訪問 悲劇を直視した意味は重い(読売新聞) - goo ニュース
先程持たれた集中審議の模様をチラ見しても、ウクライナ国訪問に際しての安全策や報道向けの情報管理のあり様などを問う様子があったが、現状こうした事共を実行しようものなら、直ちに反対の挙に出るのは見え透いていよう。質問に立つ各党議員は「自党トップが訪れる場合の安全策と情報取り扱いはこうだ」と明示の上で、総理の手法に問題はなかったか?の糾しに及ぶべきだが、それは平時脳だけでは無理だろう。
今回は、総理警護に自衛隊は関与せず、ウクライナ国側の全権と責任において安全が担保されたとか。以下 昨日の共同通信ネット記事を引用するが、今回訪問を問題視するなら 我国側要人警護に自衛隊関与の道を開くのが筋だろう。
「ウクライナ政府が岸田首相警護 インドからチャーター機」
松野博一・内閣官房長官は 3/22の衆院予算委員会で、岸田文雄首相のウクライナ・キーウ訪問時の警護に関し「ロシア軍による攻撃の情報を含め、ウクライナ政府が全面的に責任を負って実施した」と述べた。インドからポーランド・ジェシュフまでチャーター機を用いて移動し、ポーランド国内からは 列車などの陸路でキーウに移動したと説明した。
浜田靖一・防衛相は記者会見で、自衛隊が首相の警護や輸送には関与していないと説明した。自衛隊法には、要人警護のみを目的に 自衛隊を海外派遣する明示的な規定がない。(引用ここまで)
今回の岸田総理・ウクライナ国訪問に際しては、ポーランド国境近くにて 訪問途上に自動車から列車への乗り換え画像が事前に表出して問題視する向きも多い様だ。与党からは、これを機に 機微に触れる情報を適切にコントロールすべく報道協定締結をとの主張も聞かれ、それは必要な事と理解する。但し、それは今回訪問の様な 有事を正しく理解する思考を持つ事が前提だろう。
今日ここまでの集中審議でも 立憲民主党辺りから警護面での疑念が呈された様だが、果たして同党は「やむを得ぬ有事」をどの位理解しているのだろうか。これまでと大差ない、緊縛の状況を理解しない「平時だけ脳」でこの様な事共への追及の挙に出ても「ただの徒労」だとも思うのだが。今は明日からの両院向け報告と質疑に注目したい想いもあるが、くれぐれもこれまでと、そして今日の質疑と同じ事のく繰り返しの終わる様な事はしない様願いたいし、答弁に臨む岸田総理も そうさせない様 賢明な進行をされる様望みたい。
「前向きに」と言うなら、前掲の自衛隊による 海外にての我国要人警護に道を開く為の議論位行って頂きたいもの。これは世界では とうに常識とされる事だからだ。今回画像も振り返り恐縮。先年の当地副都心・金山公園の花の様子を別角度から。通る線路は JR中央本線。以下に 関連記事を 2件リンク致しますが、前述訪問を批判揶揄する野党連中も、味方のはずの左傾メディアからかくも窘(たしな)められる様では落ちぶれたものと言えましょう。失笑 ➀「Smart FLASH 3/21付」岸田首相のウクライナ訪問、野党からの批判三昧にSNSも呆れ声…鳩山元首相「子供じゃあるまいし」原口氏「帰ったら総辞職を」 (msn.com) ➁「私的憂国の書様」岸田首相のウクライナ訪問 ~ 官邸の情報管理と報道のモラルを再考せよ - 政治 (fc2.com)