静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2017年03月12日 | 天のマナ
 「グレース旅行の恵み①(二十六聖人殉教地を訪ねて)」
 長崎で殉教した26人(子供2人を含む)のうちの一人、聖パウロ三木は、京都から長崎に連れて行かれる間、主の言葉を説教し続けた。そして、十字架にかけられ殉教していく時にも、最後の説教を次のように語った。「ここにおいでになる全ての人々よ、私の言うことをお聴き下さい。わたしはルソン(フィリピン)の者ではなく、れっきとした日本人であってイエズス会のイルマン(平修道士)である。私は何の罪も犯さなかったが、ただ我が主イエス・キリストの教えを説いたから死ぬのである。私はこの理由で死ぬことを喜び、これは神が私に与えて下さった大いなる御恵だと思う。今、この時を前にして貴方達を欺こうとは思わないので、人間の救いのためにキリシタンの道以外に他はないと断言し、説明する。キリシタンの教えが敵及び自分に害を与えた人々を赦すように教えている故、私は国王(秀吉)とこの私の死刑に拘わった全ての人々を赦す。王に対して憎しみはなく、むしろ彼と全ての日本人がキリスト信者になることを切望する。(ルイス・フィロイス、1597年の『殉教記録』より)。            
 ステパノの言葉、聖パウロ三木の言葉、それはイエス様の十字架上の言葉が、時代を越え彼らの告白となっている。それは、今も生きておられるイエス様ご自身が彼らの中におり、キリストの平和があるということであるに違いない。
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