「心にあることが口に出る」 マタイによる福音書12章17~37節
日々の生活の中で、私達はどんな言葉を口から出しているでしょうか?一日の自分の言葉を録音していたら恥ずかしくなるのではないでしょうか。
Ⅰ 心からあふれることを口が語る
「木が良ければ良い実を結ぶ」「木が悪ければ実も悪い」とあるように、内にあるものが外に出るのです。思わず出した言葉が「心にもない」と言って取り繕いまずが、実は心にあることが自然と口に出るというのです。口から出る言葉が心をあらわしているのです。まさしく、ヤコブ3章にあるように、人は言葉において多くの過ちを犯します。
Ⅱ 審判の日に自分の言葉によって裁かれる
ヘブル9:27では、人は死ぬことと死んだ後裁きを受けることが定まっているとあります。その時に、人は自分の語ってきた言葉に対して言い開きをしなければなりません。また、その語ってきた言葉によって自らも裁かれるのです。そしてその結果は「罪あり」です。しかし、聖霊に心を閉ざさずに、自らの罪を認め悔い改め、主イエスを救い主と受け入れた者は、罪赦されるのであります。なぜなら、主イエスがその者の罪を負われ神の裁きを受けたからです。この故に裁きの座には立ちますが、裁かれないのです。
言葉で罪を犯しているあなたは罪人です。しかし、主イエスを信じるならば赦されるのです。その罪は遠く離されるのです。その代わりに神に義とされるのです。主イエスを信じ心が変えられるならば、言葉も変えられてきます。
2011・1・30 説教者 杉本守