静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2017年09月24日 | 天のマナ
(水谷修さんの前回の続き) 
 そこで今度は親と話します
 お母さんに毎晩一緒に寝て、触れ合ってください、とお願いするのです。(中略)。たとえ十代になっても二十代になっても遅くはないから、お母さんに触れ合って、抱きしめてほしいとお願いするのです。抱き合えばいいんです。触れ合えばいいんです。言葉は要りません。大人たちは頭を使い過ぎますよ。子どもたちが待っているのは、考えてもらうことじゃない。そばにいてくれることです。それを頭で考えて、言葉でこね回すから、むしろ言葉で子どもたちを傷つけて追い込んでいる。いまの世の中、ハリネズミだらけだ。教員と生徒、親と子も、社会全体がそうです。愛し合って認め合いたいのに、針を出し合う。例えば、娘が深夜1時頃帰宅した。親はもう泣きたいくらい心配なのですよ。玄関のドアが開いた瞬間、本当は、「やっと帰ってきた。心配していたんだぞ」と言いたいのに、「何をやっていたんだ、こんな遅くまで!?」と言ってしまう。一方、娘は家に帰ったら、「遅くなってごめんね」と言おうと思っていたのに、親に強く言われたもんだから、「うざいんだよ!!」と言ってしまう。「何だ、その口の利き方は、おまえなんか帰ってくるな!」「わかったよ、出ていけばいいんでしょ!!」・・・・。素直になればいいんです。そして、言葉を捨てればいい。
教育に言葉はいらないのです。      

「きょう、あなたの家に泊まることにしているから」(ルカ19:5)
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天のマナ

2017年09月17日 | 天のマナ
 「掛け替えのない君に」
 中高生の自殺が一番多い日が夏休み明けの9月1日というニュースを聞きました。少年少女の非行や薬物依存問題に尽力し、5000人超の青少年と向き合ってきた水谷修先生が次のような問答をしておりました。
 (以下、「涙腺崩壊」より抜粋)
 「死にたい」「手首を切った」、そんな相談に水谷先生はどのように答えているのですか?という質問に・・・「水谷です。君が死ぬのは哀しいです」、それだけです。すると大体、「ごめんね。先生を哀しませて、でも死にます」と返ってくる。これでこの子は死にません。なぜでしょうか?意識が外へ向きます。彼らの意識構造は閉鎖的で内に向いていますから、それを外へむけさせる。それでとりあえず助かります。そして僕は一つのお願いをします。「周りのみんなに優しさを配ってごらん。何でもいいんだよ。お父さんの靴磨きでもいいし、洗濯を畳むのでもいい」「そんなことして何になるの」「いいから、まずやってごらん」と。二、三日後には、心ある親なら子どもの変化に気づきます。「先生、お父さんが靴を磨いていたのに気づいてくれて、ケーキを買ってくれた。ありがとう」というようなメールや電話がくる。そこで今度は親と話します。(この続きは来週に)。 
 「イエスは涙を流された」(ヨハネ11:35)。あなたを愛しあなたのために泣きあなたを救うイエスがここにおられる。
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