「フットプリント(足跡)」の作詞者マーガレット・F・パワーズさんの詩です。これは、旅の途中で竜巻に襲われた時に書かれたものです。九死に一生を得た後、恐れで震える手で書き綴ったものです。
ある友からの手紙
どんなに、わたしが、あなたのことを心にかけているか、そして、どんなに、わたしのことを、もっと、あなたに知ってもらいたいと思っているかを伝えたくて、わたしは、今、この手紙を書いています。
あなたが、けさ、目ざめた時、わたしは、さんぜんと光り輝く日の出を、窓越しに見せて、あなたの注意を引こうとしました。しかし、あなたは、急いで去ってしまいました。そのあと、わたしは、あなたが友人たちと話しながら歩いているのを見つけました。わたしは、あなたに、暖かい日光をいっぱい浴びせました。そして、大気中に、自然の甘美なにおいを漂わせました。しかし、あなたは、急いで去ってしまいました。わたしに、気づくこともなく。それから、わたしは、大竜巻の中で、あなたに叫びました。わたしは、あなたのために、美しい虹を空に描きました。その時、あなたは、わたしをちらっと見ました。それでも、なお、あなたは急いで去ってしまいました。その夜、わたしは、月の光を、あなたの顔にこぼし、冷たいそよ風を送りました。あなたを休ませ、あなたの恐れを取り去るために、わたしは眠っているあなたを見守っていました。
あなたと同じ思いを味わいながら・・・・・。
あなたは、かすかに、わたしがすぐそばにいることに気づきました。わたしが、あなたを選んだのです。
わたしは、あなたに、特別な使命を与えています。あなたが、すぐに、わたしに話しかけてくれることを願っています。わたしが、あらしの中からあなたを救い出したのです。他の人たちは、暁を見ることはできませんでした。わたしは、いつも、あなたのすぐそばにいます。わたしは、あなたの友です。あなたをこの上なく愛しています。 あなたの友、イエス
2013/1/13