「神の祝福を祈る」 詩篇67篇1~7節
神の祝福を求める祈りの詩篇であります。
かつて大祭司アロンが、民を前にして両手を挙げ民を祝福した祈り(民数記6章24~26節)を思い出させます。神が、神の民を憐れみ祝福し、み顔で照らしてくださいとの祈りです。しかし、この詩篇の祈りは、神の民だけに限定されているものではなく、これは全世界の国民が視野に置かれ、神の民が祝福されることによって、神の栄光があらわれ、全世界の国民が真の神を恐れ、最終的な願いは、全世界が神の祝福を受けるようにというものであります。
キリスト者は祝福を祈り求めますが、それは自分が神の祝福を独占し、自分が満足するためではなく、世界中の人に神の祝福が伝えられることであることを自覚し、主の祝福を伝え流させていただきましょう。
2012/1/13 説教者 杉本守