「神が共にいてくださる幸い」 詩篇65篇1~13節
この詩篇は、長く暗い試練の日々を通り抜け、輝かしい静かな朝を迎えている詩篇であります。
Ⅰ 試練の中での神の助け
詩人はそれまでにいったいどんな暗い日々を通っていたのでしょうか。2~3節から自分の罪を見ることができます。また5~7節の背後に、外的に包囲されていたことも伺えます。さらに9節からは、長い飢餓があったことも知ることができます。しかし、いずれも神によって解決されているのです。罪は赦され、外敵は退けられ、飢餓によって苦しめられた生活は神の豊かな満たしで潤されたのでした。
Ⅱ 主が共におられる幸い
詩人は、それぞれの問題や試練が解決されたことへの感謝はもちろん、それ以上に、神が共にいて下さっていること、主に選ばれ、近寄らせられ、大庭に住む者とされていることの幸いをもう一度確認し、主に賛美をささげているのです。
私達の生涯にもしばし困難が訪れますが、主は私達を放置しておられるのではなく、御手の中に置いてくださっているのです。神の川は水で満ちています。そこにおらせ続けさせていただきましょう。
2012/11/11 説教者 杉本守