「神の言葉は必ず成る」 マタイによる福音書24章29~51節
この箇所は、終末の出来事が語られています。
Ⅰ 世の終わりの出来事
前回は、終末の前兆の箇所からみ言葉をいただきましたが、今回は終末そのものの出来事です。主イエスが再臨は二段階とされています。まずは空中再臨そして大艱難時代となり、その後、地上再臨によって大艱難時代は終わります。空中再臨によって大艱難時代が始まり、29節にあるように天変地異が起こります。また、終末の出来事は黙示録6章以降から詳しくみることができます。空中再臨により、先に召された者たちが復活し、生きているキリスト者が携挙され天にて小羊の婚宴がもたれますが、地上では大艱難が来るのです。
Ⅱ 世の終わりの時
それではいつ終末が来るのでしょうか。世の中の多くの者達がその日を考え述べています。しかし、その日を知っているのは父なる神だけであります。子なる神イエスも、その日がいつであるかは父なる神にお任せしているのです。子なる神でさえ、その日は父にお任せしているのに、どうして人がその日を確定することができるでしょうか。その日を決める人たちは傲慢以外にありません。それでは、終末に対して心を備えなくていいのかといいますとそうではありません。「目を覚ましていなさい」とあります。いつ主イエスが来ても良いように心の目を覚まして準備しておくことが大切です。
主の言葉は必ず成ります。いつも目を覚ましていて、「お待ちしていました」と主の前に立つ備えをしておきましょう。
2011/11/4 説教者 杉本守