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老人ホームで複数職員が虐待か 隠し撮りDVDで発覚!

2012-03-06 11:17:47 | 介護保険制度って!なに?
いよいよ確定申告のため税務署へ

老人ホームで複数職員が虐待か 隠し撮りDVDで発覚
 和歌山県海南市の市社会福祉事業団が運営する特別養護老人ホーム「南風園」で、職員が脱衣場で認知症の入所者の頭を押さえつけて服を脱がせたり、大声で怒鳴りつけたりしていたことが、和歌山県や海南市に送付された匿名の差出人による隠し撮り映像からわかった。
県と市は虐待の可能性もあるとみて調査している。

 県や市によると、1月半ば、施設の脱衣場を隠し撮りしたDVD映像が「南風園利用者を守る家族の会」という差出人名で送付された。

 DVDには複数の職員が脱衣場で「痛い」と大声を出す車いすの入所者の頭を押さえつけて服を脱がせる映像や、浴室で冷水をホースでまかれ「冷たい」と訴える入所者に「やかましい」と怒鳴りつける音声が録音されていた。昨年末ごろの撮影とみられ、約40分間に編集されていた。
(2012,3,5朝日新聞)

高齢者虐待の状況に歯止めがかからない。
確かに、「隠し撮り」でもしない限り事実を明らかにする方法はないのか?残念なことだ。
外部から第三者の人を入れて牽制していかないと、虐待の問題を防ぐ方法はないのではないかと思う。
そのために学習や研修を積み重ねて、利用者本位のサービス提供ができるような職員・スタッフになっていくしかない。法人役員や運営にかかわる全員の問題だ。
こうした「虐待」をめぐっては、障がい者施設や児童施設でも同様の課題がある。
措置時代の施設は上から目線で「世話してやってあげている」意識が強い
介護保険制度や契約の制度になっても主人公であるべき「本人」が契約の内容を理解できず、契約者は家族が代わって署名・捺印している現状だ。対等平等の契約にはほど遠いのだ。施設で行われるサービス提供に要望や苦情を言うことすらできない現実もある。
こうした実態を見て見ぬふりをしていれば、「虐待」がまた起きるのは明らかだ。
介護や福祉施設には、たくさんの税金・血税が投入されて運営されている。その施設を利用する高齢者や障がい者がいるから運営が成り立って、職員の生活も成り立つ。この事実をしっかり肝に銘じて取り組んでほしいと願う。
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