夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

独立型社会福祉士事務所を続け、地域&在宅医療の重要性を訴え、あきらめず!岩手県の医師充足度ワーストワン汚名を返上したい!

もっと変わる! 介護保険~小竹 雅子~!

2015-02-23 14:06:02 | 介護保険制度って!なに?
もっと変わる! 介護保険 (岩波ブックレット)
小竹 雅子
岩波書店


小竹雅子さんの講演を聞き学びました。
凄い方です。
自らは何も資格はないと言われながら、介護保険制度についてのご指摘は鋭い。
2015年の見直しに関して、岩波書店から小冊子ができています。

小竹さんの情報収集力に感銘したことは、制度改正のための各種委員会が開催されるわけですが、傍聴者として全てに参加し、委員会メンバーさんの生の意見や考えを聞くことができる。これを欠かさず継続して傾聴し、記録していくという活動をされているとのことでした。
厚労省トップや学者、有識者が参画して、3年に1回のペースで見直し、改正していくわけですが、第三者の立場で拝聴することだけでも凄いことです。田舎にいる私からは想像も尽きません。
そうした委員会に傍聴できることも知りませんでした。

また、「市民福祉情報オフィス・ハスカップ」を立ち上げて、一般市民からの電話やインターネットなどでくる意見、悩み、要望、相談、提言などをキチンとまとめられて、こうした相談事例を元に「介護情報ハンドブック」を執筆されていることです。
とても大切な取組みだと共感しました。

一般市民の参画はなかなか難しいわけですが、専門家だけに任せずに、いろいろな立ち居地で参加できるように情報提供して、市民の参加を促す努力はやってほしいことです。
そして、チャンスがあれば参加して傾聴したいものです。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 認知症の治療に関する研修会! | トップ | 生活困窮者自立支援制度につ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
もっと変わる介護保険 (ウェル後見ネット太田尾オフィス)
2019-02-05 09:59:13
介護保険制度運営に民間保険会社の保険者としてのノウハウや運営に必要性を強くなり、思う今日この頃です。2000年介護保険事業開始より右へ左へ又上下前後へと関わって参り根底にある理念を見失ったような今日です。家制度や村制度や家族・夫婦の在り方など都会と地方のギャップは介護保険制度でさらに判明したと実感します。佐賀の田舎にいる、2か月7万円の年金生活で命を繋ぐ90歳の母は一割負担ができない。甲状腺がんの手術を8年前に受け再発に準備する日々を生きています。介護医療保険と合わせた厚生共済国民年金の一本化など社会保険の将来へ再構築を願っています。市民福祉情報オフィス・ハスカップの活動、数年前に年に一度の電話での意見を伝えることがあった記憶を思い出しました。岩波の著書を読みます。貴重な情報をこれからもお願い致します。
返信する
Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2019-02-06 17:36:27
ナマ・小竹雅子さんの講演は2015年でしたね。

小竹さん自ら、情報収集のために各種委員会に参加して、正しい情報を発信していこうとする姿勢・態度に共感。同時に、行動パワーに圧倒されたことを思い出しました。

3年ごとに見直される介護保険制度。
事業所経営者さんは大変だと思います。かかわる職員・スタッフもハラハラ・ドキドキ!
働く人の生活や人生がかかってますものね。

死ぬまで払い続けなければならないのが、介護保険料と健康保険料。
人生で全く利用しないで最期を迎える方もいるし、フルに利用している方もいる。
利用が増えれば介護保険料もアップする。この保険料の決め方が複雑でわかりにくい。
介護保険施設も公的資金が導入されて成り立っている。等々。

問題点が満載、複雑、もっとわかり易い、やさしく説できる制度にすべきだと思うこの頃です。
返信する

コメントを投稿

介護保険制度って!なに?」カテゴリの最新記事