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知的障害ある息子殺害の母に懲役7年 

2007-07-24 09:18:10 | 障害者自立支援法って!なに?
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「知的障害ある息子殺害の母に懲役7年」 東京地裁

 東京・日比谷公園で知的障害のある息子を刺殺し殺人罪などに問われた母親が20日、東京地裁で懲役7年の判決を言い渡された。母親は自らの生い立ちを我が子に重ね合わせ、「かわいそうだから」と殺害の動機を法廷で語っていた。「経緯には多分に同情の余地が認められる」。青柳勤裁判長はこう言いながら「自らの思いこみから息子の将来を一方的に悲観し、殺害した。独りよがりのそしりはまぬがれない」と述べた。

 母親は埼玉県川口市の無職横山志津江被告(52)。昨年6月10日夜、小学5年の次男翔君(当時10)を果物ナイフで刺殺し、自らも自殺を図ったが死ねなかった。 2007年7月21日 新聞記事より

繰り返される悲劇です。懲役7年には、どんな意味があるのでしょうか?
知的障害児・者の支援にかかわる仕事を約30年やらせてもらいました。若い時代からなりふり構わず、親が子を殺してはいけない!殺人犯だ!と言い切ってきました。
親の会活動の先頭を行く方々は、みな一様に、「そんな綺麗ごと言ってもダメよ!」、「あんた!障害者を持った親でなければわからない事もあるのよ!」とよく言われました。返す言葉もありませんでした
誰も、わが子と殺そうとは考えてないと思います。何かの図り知れない事情の連鎖があって「死」を決意し、実行するのだと思います。
幸い私のお付き合いした方々は、考え・思い・迷いを吐き出して、鬱憤を、不満を解消してくれました。むしろ、障害を持つ子を育てる事の覚悟を知らしめてくれた気がします
しかし、重くのしかかる事件・記事です。殺伐とした出来事の中でも心が悲しくなる事件です
どこも、何も「美しく」ない日本です。何とかしなければ、何も変らない状況が続きます。
障害を持つ方々が大切にされる社会、命ある人が尊重される仕組み、政治のあり方こそが求められています

親亡き後の心配・不安の解消のために、成年後見制度を活用して頂きたい。節に思うこの頃です。
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