夢の実現へ きむら社会福祉士事務所

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「要早期入所」1000人超 県内特別養護老人ホーム!

2009-10-28 16:09:37 | 介護保険制度って!なに?
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”「要早期入所」1000人超 県内特別養護老人ホーム”
 県内で、特別養護老人ホームに早期入所が必要な在宅待機者は3月末現在、1022人と1千人を突破したことが27日分かった。介護保険の第4期事業計画(2009~11年度)に予定される特養整備数は662床にとどまり、受け入れ態勢が追いつかない深刻な状況だ。

 県が同日、県高齢者福祉・介護保険推進協議会で明らかにした。県内の待機者総数は117人増の5539人。このうち要介護度が高かったり、家族の事情で介護が難しく、市町村が「早期入所が必要」と判断した在宅待機者は109人増え1022人となった。

 県内9圏域のうち第4期の特養整備数が「早期」待機者を上回るのは盛岡、気仙2圏域だけで、不足数は県全体で360床。増加傾向の待機者に対し、整備数が計画水準にとどまれば、需給ギャップは広がりそうだ。

 両磐圏域では「早期」待機者148人に対し、整備計画数はゼロ。一関市の医療法人が来年1月にも県立花泉地域診療センターを利用して特養(29床)を開設することになったが、施設不足は依然深刻だ。

 一関地区広域行政組合介護保険課は「計画策定段階で希望する事業者がなかった。設備投資などが壁になったようだ」と頭を痛める。

 県は6月補正予算で、国の経済対策を利用して、地域密着型の特養整備に1床当たり上限350万円(29床まで)を補助する制度を創設した。県長寿社会課の岡村鋭次総括課長は「必要な時に必要なサービスを使える条件が整ってこそ住民は安心できる。県の支援策などを活用しながら整備が進むよう、市町村と連携をとりたい」と語る。(2009/10/28 岩手日報)

入所を希望するが今すぐには入れず「待機待ち」の高齢者が1022人もいるという。
岩手県だけの話である。「入所申込書」をあっちにも、こっちにも提出したという話はよく聞くが、現実には家族では支えきれない状況になっているのだ
この現象は改善されるどころか、ますます深刻化している。一体どうすれば解決に向かうのだろうか?大型の特養ホーム建設をやめて、小規模化し、地域密着型の介護サービス提供事業所を作る計画に変更したのだが、全然、その効果が現れていないような現状といえるのではないか?
では、特養ホームをドンドン増やせばいいではないか?
人口動向に照らすと今、やたらめったに増やすと将来、その特養ホームが空床になり誰も利用する人がいなくなるのではないか?という。それは一理ある。
病院や診療所の閉鎖、市町村合併、学校の閉鎖など人口が減っていく傾向は止めれないのだ。こうした地域の実情もしっかり把握した上で、特養ホームの問題を検討して頂きたい。

コメント
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