銀幕大帝α

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フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :サクリファイス/獣医

2011年11月02日 23時19分38秒 | 洋画ホラー
FEAR ITSELF/08年/米/各話約40分/ホラー/TVM
監督:ブレック・アイズナー、アーネスト・ディッカーソン
出演:ジェフリー・ピアース、ジェシー・プレモンズ、レイチェル・マイナー、ウェンデル・ピアーズ

<ストーリー>
逃走に使っていた車が故障し、歩いて砦のような建物にたどり着いた4人の犯罪者。美人3姉妹に迎え入れられた彼らを究極の恐怖が待ち受ける。「サクリファイス」と「獣医」を収録。

<感想>
著名なホラー監督が集った1話完結のホラー作品。
第1話目『サクリファイス』

監督は『クレイジーズ』のブレック・アイズナー。

強盗を働き車で逃亡中の4人組。
途中、車が故障し彼らは近くの村へと行きます。
そこはTVも電話もなく、文明社会から一線を引いた村。
すると村人であろう3人の美人姉妹が現れ、4人を温かく迎え入れるのですが、実はその裏には恐るべき秘密があった!

ヴァンパイアものです。
かなり面白い展開になっていました。

近くを走る車を意図的に故障させ村に招き入れると、姉妹は生贄としてヴァンパイアに捧げていたという裏事情があります。
モンスター風ヴァンパイアに噛まれると、噛まれた者もヴァンパイアと化します。
次々と強盗犯や姉妹が命を落として行く中、何とか難を逃れた強盗犯の主犯格の男が、姉妹(彼女らは普通の人間です)の1人と共にヴァンパイアの親玉と戦う決意を下します。

不気味な雰囲気を保っているので、ホラー映画を観ているな、というドキドキ感を味わえるのが良いですね。

戦い終えても、また振り出しに戻ってしまう悲劇的な結末もよろしい。

第2話目『獣医』

監督は「ウォーキング・デッド」のアーネスト・ディッカーソン。

ある日、動物病院に車に轢かれた巨大で獰猛な動物が運び込まれます。
暴れ回る猛獣を何とか押さえ付けた黒人の獣医でしたが、不覚にも腕を噛まれてしまいます。
猛獣は死んでしまいますが、獣医は突然臭覚が敏感になり、夜の励みもお盛んになります。
そして、巷では夜になると人間が何者かに惨殺されるというニュースが話題になっています。
果たして獣医の身に何が起こり始めているのか・・・。

狼男ものです。
ホラーというよりコメディに近いです。
吹き替えで観ていたのですが、獣医の息子の声が酷いです。
ふざけてんのか!とすら思いたくなる程のひっどい吹き替えです。
変身シーンも無いに等しいもので、影絵で表現されても面白くありません。

変身後の狼男の造形はそこそこ見栄えの良い作りになってはいましたが。

怖がらせようとする演出では無く、あくまでも笑わせようとした演出なのでしょうが、一言、さむい^^;
狼男を崇拝するキチガイ(連続殺人犯の正体がこいつ)なんてのも出てくる有様ですし。

一体どういう話にしたかったのかさっぱり分からない意味不明な作品。

関連作:
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :二人の男/Xデイ』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :マンイーター/疑惑』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :交霊/メモリー』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :サクリファイス/獣医』
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF :声/ドッペルゲンガー』
『フィアー・イットセルフ :コミュニティ/生還/サークル』

評価:
『サクリファイス』★★★
『獣医』★☆
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