
THE LOVED ONES/09年/濠/84分/監禁・拷問ホラー/劇場公開(2012/06/09)
-監督-
ショーン・バーン
-脚本-
ショーン・バーン

-出演-
*ゼイヴィア・サミュエル『エクリプス/トワイライト・サーガ』・・・ブレント
*ロビン・マクリーヴィー・・・ローラ(プリンセス)
*ヴィクトリア・セイン・・・ホリー
*ジャシカ・マクナミー・・・ミア
*リチャード・ウィルソン・・・ジェイミー
*ジョン・ブランプトン『ストライク・バック』・・・ダディ
<ストーリー>
自身が運転する車で事故を起こし、父を亡くした高校生・ブレントは後悔と葛藤を繰り返す日々を送っていた。そんなある日、彼は内気な同級生・ローラからダンスに誘われるが…。
理想のイケメン王子さま、
捕獲完了
<感想>
-監督-
ショーン・バーン
-脚本-
ショーン・バーン

-出演-
*ゼイヴィア・サミュエル『エクリプス/トワイライト・サーガ』・・・ブレント
*ロビン・マクリーヴィー・・・ローラ(プリンセス)
*ヴィクトリア・セイン・・・ホリー
*ジャシカ・マクナミー・・・ミア
*リチャード・ウィルソン・・・ジェイミー
*ジョン・ブランプトン『ストライク・バック』・・・ダディ
<ストーリー>
自身が運転する車で事故を起こし、父を亡くした高校生・ブレントは後悔と葛藤を繰り返す日々を送っていた。そんなある日、彼は内気な同級生・ローラからダンスに誘われるが…。
理想のイケメン王子さま、
捕獲完了
<感想>
キチガイ女子高生、ここに参上!!
フラれた男は徹底的に監禁して拷問。
逆らえなくなるまでこれでもかと痛めつける!
グロい映画というよりも痛い系ホラー。
先ずは声を発せ無くする為に、首に薬品を詰めた注射針をぶっ刺す。
椅子に縛りつけ逃げないように足の甲に鋭利な刃物をぶっ刺す。
そして極めつけは言いなりにする為のロボトミー手術と称して電気ドリルを額にぶっ刺す。
刺して刺して刺しまくる。
見ていてイタタタと思わず顔を歪めてしまうシーンが目白押し。
容赦無しにヘラヘラとした顔で好き放題やらかすローラにムカつく事この上ない。
これまでも色んな男を監禁し、いたぶってきた様で、慣れた行動は激しく不愉快。
こうも神経を逆なでするような嫌な思いを起こさせるのは、全て役者の演技力の妙と言えるだろう。
拷問される側のイケメン主人公・ブレントもまた同等。
そりゃあそんな事されたらそういう顔になるわなぁと納得するような表情を見せてくれる。
リアルがある。
だから「上手い」と感じ、むかつきながらも凝視してしまうが故に、話が佳境に差し掛かる辺りでは完全にブレントの味方となり応援する気持ちが高まっているので、彼の反撃の機会を一緒になって伺ってしまうのだ。
その時が訪れた時の「キタキタ」感は半端なかったよ。
ゆっくりと車がバックするカットとシンクロさせるが如く、ローラの万事休すな顔を長々と映し出すシーンも秀逸。
この監督、出来る!!
天国のようなプロムパーティと、地獄のような自宅パーティを交互に描写し、対照的な経験を味わう事となる2人の野郎の姿もこれまた味があって良い。
イカした音楽の使い方といい、印象を与える描写の数々といい、センスがある監督が撮ると低予算でも面白いホラー映画に成り得るという見本の様な一本。
下手したらひっそりとDVDスルーになりそうな本作をきちんと買い付けて、シアターNで劇場公開させたキングレコード(ホラー秘宝)の関係者(山口幸彦さんかな?)もセンス有りだな。
この人、観る目あるよ。
基本、バタリアンズがオーディオコメンタリーした作品はマイナーだけど秀作ばかり。
更にそのオーディオコメンタリーそのものも聴いていて面白いので、自分的には絶対的に2度観はしてしまうという魅力も備わっているんだよな。
ホラー秘宝作品群、決して侮ったら駄目だ!
オフィシャル・サイト(日本語)
評価:★★★☆

12/12/15DVD鑑賞(新作)


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レンタル開始日:2012-11-07
メーカー:キングレコード
あと、これに影響を受けて日本の婚活がこんななったら怖いと思いますね。
コメントありがとうございます!!
どうみても普通の女の子ですよね。
見た目は至って普通。
ただ内面がかなりおかしいだけで。
その内面に秘めたる狂気を爆発させて、突如薄ら笑み浮かべながら残虐な行為に走る様が本当に気持ち悪すぎました。
ここまでキャラを立たせる事に成功していたのも、役者のうまさがあってのことでしょうね。
婚活がこんなんだったらわたし泡吹いて倒れそうです。
畳一畳くらいの銀幕がなつかしいけど
東京では来週末に武蔵野興行が新劇場を開館させますし武蔵野興行はキングレコードさんとも興行的に相性もよい感じですので
キャパ100と70なんで規模もシアターNくらいなので特異な劇場になってくれることを祈ってマスが
オープニングは女性映画を上映するようですが
コメントありがとうございます。
シアターN閉館しちゃいましたね。
マイナー映画を上映するファンの中でも聖地として人気があっただけに残念です。
キングレコードは埋もれた作品から良質なものを発掘して、それを劇場で流してくれるので、有難いメーカーさんなんですよね。
挙げられている武蔵野興行の新劇場がどれくらいシアターNくらいの特異な感じの劇場になってくれるのか期待も高まりますが是非とも頑張って欲しいものです。
いけてるキャラと化してるのが面白いところですよね
これ低予算組だったのですか!
まあ舞台はそう広くないですもんね
婚活がこんなんだったら私も泡を吹いて倒れそうです
あ、私が拉致監禁すれがいいのか!
ローラというキチガイ女はキャラとしては際立っていましたね。
要所要所で見せる狂った表情がホラーとして成立していました。
決して大作ではないですけれど、それでも演出の仕方といい、一軒家を使っての展開の仕方といい上手い感じでホラー映画としての醍醐味は出させていたのではないでしょうか。
makiさんは拉致する側ですかね。
こんな恐ろしい女性にはならないで下さいよ(笑)
シアターNってマイナーだけどセンスのいい映画を
上映するところだったと記憶してます。
そういう映画館が閉館になるのは寂しいですね。
イケメン君応援しちゃいましたね~。
ローラはとことん狂ってたけど
父親との間にある種の愛があったのかなぁと。
ファザコンも形を変えると恐いと思う作品でした。
TBさせてくださいね。
わたし自身はシアターNという劇場には一度も行った事はないのですが、友達ブロガーさんから聞いた話だと、マイナーだけどかなり良質な作品を上映されているとの事でした。
その中の幾つかはDVDで鑑賞しましたが、どれも記憶に残るものばかりでしたから、そういった映画ファンに愛される劇場が閉館してしまうってのは惜しい気もします。
この作品もまた面白いものでした。
ローラの狂いっぷりが半端無い為に、何時訪れるのか解らない反撃に期待しちゃって、常にワクワク状態でしたよ。
最後の最後までキャラを変えずに居続けたローラ。
ホラーキャラとしては大きく印象を残してくれました。
映画観ていて、これほどまで思ったのは初めてくらい。
侮辱感が半端ではないですね。
>ホラー秘宝作品群、決して侮ったら駄目だ!
はい。その通りですね。
最近では、逆にホラー秘宝お墨付きは安心感ありますね。
きっと面白いんだろうって。
この監督の次回作も期待です。
苛々するんですけど、何故か見入ってしまう面白さはありましたね~。
拷問から逆襲へと移行していく展開が凄くワクワク感が持てて良かったです。
ホラー秘宝はマイナーな作品群の中からかなりの良作を掘り出してきてくれますよね。
ホラー秘宝だから安心ってのは確かにあります。
こういう一歩間違ったら埋もれてしまいそうな良作をどんどん発掘していって欲しいものです。