銀幕大帝α

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THE FIRST SLAM DUNK

2024年03月01日 16時35分52秒 | アニメ(国内)

THE FIRST SLAM DUNK

2022年

日本

124分

青春/ドラマ/スポーツ

劇場公開(2022/12/03)

監督:
井上雄彦

原作:
井上雄彦
脚本:
井上雄彦

オープニング主題歌:
The Birthday
エンディング主題歌:
10-FEET

声の出演:
宮城リョータ ・・・仲村宗悟
三井寿 ・・・笠間淳
流川楓 ・・・神尾晋一郎
桜木花道 ・・・木村昴
赤木剛憲 ・・・三宅健太

<ストーリー>

湘北高校バスケ部のポイントガード・宮城リョータは、桜木、流川、赤木、三井たちとインターハイに出場。今まさに、王者・山王工業に挑もうとしていた。

―感想―

やっべ、涙で画面が見えねえや...。

滅茶苦茶感動しちまったんだが。

もう序盤からして涙腺刺激してくるシーンがあるし、主人公がまさかの宮城リョータには「そうきたか!」と驚かされたが、彼が歩んできた波乱万丈な人生には悲しみと言ったものが強く押し付けられており、そこからどのようにして抜け出せたのかを鮮明に描いている、そこに幾度となくウルッとさせられたんよねえ。

メインは宮城だけど、主要メンバーの過去も振り返っている。

ただ振り返っているだけじゃなく、ちゃんと本筋に直結しているのは脚本的に上手い。

ど素人桜木が普段練習からしつこく自分に言い聞かせてやってきた『左手は添えるだけ』が強敵・山王戦のクライマックスとして活きている等、原作ファンなら心の中で思わず「おっ!」となる場面が幾度となく出てくるでしょう。

ラスト1分の攻防戦。

ここは本当に本物のバスケを観ているかのような臨場感、躍動感があり、ハイスピード、ロースピードで鮮やかに描かれた勝敗を分けた1分間は堪らなく熱く、堪らなく最高だった。

もうこんなん観ちゃったら自然と目から汗が零れ落ちるてもんよ。

一定の懐かしさを感じつつも、CGで美麗に蘇った本作には目新しさも抱き、又、1人(宮城)の「物語」を作る事で、ドラマ性にも厚みを持たせている。

公開時、大ヒットを記録したとのことで、否応なしに期待は高まっていたが、その期待を遥かに上回る素晴らしい完成度。

あ~なんか又、原作漫画、読み直したくなっちゃったなあ。

宮城家にはそんなに数々の不幸があったのかとリョータの事を想えば私まで辛くなったが、母親の辛くとも陰では何気ない優しさを見せる姿に「リョータ、素敵なお母さんが居て良かったな」と。

あと、この家族に明るさを灯す、妹ちゃんが可愛かった。

最初から最後まで見所塗れの新生『スラムダンク』、鑑賞者それぞれに思い入れのあるキャラクターが居るでしょうけど、湘北バスケのマスコット、安西先生を愛でるのも忘れずに(笑)。

スラダンの名言、それは紛れもなく、これだ!!

名言過ぎて、この台詞出た瞬間、何か良く分らん感情が沸き起こったわ「キターーーーーー!!」みたいなw

評価:★★★★★

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