銀幕大帝α

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ジョーカー

2020年02月05日 13時11分55秒 | 洋画サスペンス
JOKER
2019年
アメリカ
122分
サスペンス/ドラマ/犯罪
R15+
劇場公開(2019/10/04)



監督:
トッド・フィリップス
『ハングオーバー!!! 最後の反省会』
製作:
トッド・フィリップス
脚本:
トッド・フィリップス
出演:
ホアキン・フェニックスアーサー・フレック
ロバート・デ・ニーロマレー・フランクリン
ザジー・ビーツソフィー・デュモンド
フランセス・コンロイペニー・フレック
グレン・フレシュラーランドル
ブレット・カレントーマス・ウェイン
ダグラス・ホッジアルフレッド・ペニーワース
リー・ギルゲイリー



<ストーリー>
コメディアンを夢見る孤独だが心優しき男・アーサーが、やがて狂気溢れる悪のカリスマに変貌していく。

本当の悪は笑顔の中にある

―感想―

なにわろてんねん。

て、病気持ちかいな。
意志に反して勝手に笑う病気てあるんやね。
でも既にこの時点でジョーカーとしての「形」が出来上がっているし、後の「姿」が目に浮かんでも来るし、なんつうかホアキン・フェニックスの役に対する「完璧」な仕上がりを垣間見る事が出来て、彼の全てに魅入ってしまった。

私的な事を書くが、映画の感想を文章に起こす際、二通りのやり方になる。
簡単に言うと、長文になるか短文になるかだ。
長文になる場合も短文になる場合も同じで、面白かろうがつまらなかろうが、本当に書く文章が頭にパッと出てこないと短文。
逆に、必要以上に(しょうもない事も含めて)次々と文章が頭に浮かんでくる時は長文になる。

本作に関しては、短文。
全部が凄くて、素晴らしくて、何を書けばいいのか気の利いた良い言葉がさっぱり生まれない。
現に作品を観終わった瞬間に出た言葉も「最高だったなあ」の一言のみだったし、映像に台詞に演技に心が突き動かされる映画て、正に「言葉が出ない」状態になる。
派手なアクションがある訳でもなく、感動を呼ぶシーンがある訳でもなく、ジョーカーという危険なモンスターがどういう過程を経て誕生したのかを克明に描いているだけなのだが、「言葉が出ない」程の衝撃を作品の節々から視覚を通して強く受けたのは確か。
要するに大傑作と呼ぶに相応しい映画に不必要な「言葉」なんていらない、一言だけ「観ろ」この2文字のみで筆者(私)の想いは十分に伝わるんじゃないかな。

そういう事なので、観ろ!

一番好き(印象に残った)シーン:電車内で初めて殺人を犯すシーン。この後の小躍りを観て、あっもう彼はこちら側(善)の人間じゃなくなったな、(やたらとウェインに執着する)母親に対しても最悪なリアクションを取るんだろうなあという予感がその後、ものの見事に当たってしまった為。

評価:★★★★★
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