R100

２０１３年
日本
１００分
ドラマ／コメディ
R15+
劇場公開（2013/10/05）



監督：
松本人志
『さや侍』
企画：
松本人志
共同プロデューサー：
奥山和由
脚本：
松本人志
出演：
大森南朋：片山貴文
大地真央：女王様
寺島しのぶ：女王様
片桐はいり：女王様
冨永愛：女王様
佐藤江梨子：女王様
渡辺直美：女王様
前田吟：杉浦喜一郎
ＹＯＵ：片山節子
西本晴紀：片山嵐
松本人志：警察官
松尾スズキ：支配人
渡部篤郎：岸谷



＜ストーリー＞
謎のクラブ「ボンデージ」に入会した片山は、日常に現れる美女たちにより味わったことのない世界を体験する。だが、内容は次第にエスカレートし…。

父はＭ。

－感想－

嫌いではない。
ただそんなに面白くないのが戴けないだけだ。

何処で笑いを誘うとしているのかがさっぱり分からない。
私が唯一、不覚にも吹き出してしまったのは片山の息子・嵐が亀甲縛りで吊るされているシーンだけだった。

金とある程度のＣＧ技術さえあれば誰でも作れそうな作品。
終盤で気持ち良く手榴弾が爆発していたのとは逆に、今回は松本人志のギャグセンスがとことん不発で終わってたような気がする。

それとこれは意図した事だと思うが、こんなにもビジュアルが酷い女王様ばかり出てこられても全く興奮しない。
松本は敢えてそうする事で可笑しさを膨らませようとしたのかもしれないが、幾ら笑いに徹したかったとは言え、男の自分としてはそこそこに可愛くて若い女王様の方が良かった。
片山がこっぴどく甚振られている姿を観て一緒に“ぽわ～ん”となる為にも断然綺麗なお姉さんの方が良いに決まっている。
女王様の見た目が悪いと、寿司ばーん！にしろ唾ペッ！にしろ単に汚いだけ。
不快にさせては意味がない。
観客にも同じ興奮を味わえさせてこそのナンセンスなＳＭプレイだろうから、この女王様軍団は明らかに人選ミスとしか思えなかった。
挙句にはトップの女が金髪デブだし。
こんな女がプールに何度も飛び込むのを見せられて何が面白いのか。

とまぁこれらは１００歳の爺監督が考えた内容だったと、そんな糞映画を松本がスクリーンの反対側からコケ下ろしていた作品だったんだよ、てなブラックな設定には松本らしい（アイデアとして）光るものを感じたので、そこは良かった。

後、開始から４０分後にドーンとタイトルを出す所が一番好き。
ちっとも出てこないなぁと思っていたら、そこで出すのか！と、タイミング的にはあそこがベストだったように今でも思うので。

商業映画としてはちっとも面白くないが、ちらほら松本ならではのシュールな発想・演出は観れる事が出来たので、先に書いたように別にこういうのは「嫌い」とまではいかなかったが、それよりも幾ら所属先が同じの吉本絡みとは言え、俺達のアイドルＮＭＢ４８のメンバーにこんな訳の分からん映画を見せるなよ！と。
そりゃ、試写後にメンバー皆が微妙なコメント出すはずだわとすっげぇ納得させられてしまったわ。
強制的に見せられたメンバーも堪ったもんじゃなかっただろうね。
まだ二十歳にも満たない中高生メンバーにＳＭの話なんて見せても理解出来ないだろうし、理解したくもないだろう。
変に「面白かった！」とコメント出された方がファンとしては引くわ。
俺の一推しみるるんはどんな気持ちで鑑賞してたんだろうか。
仮にも純朴さを売りにしているいたいけなアイドル少女達になんちゅう映画見せよるねん。
企画した担当者は馬鹿だろ。

あ、一つ忘れてたが、作中の所々で「揺れた？」て台詞が出てくるのだが、あれは何？
また松本の事だから、最後にその台詞と引っ掛けたものを出してくるのかとちょっとは期待してたのに、結局登場したのは妊娠した片山だった。
色んな意味で「はぁ？？」ですわｗ

評価：★★
１４／０３／０１ＤＶＤ鑑賞（新作）

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レンタル開始日：2014-02-26
メーカー：アール・アンド・シー

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