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銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
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モンガに散る

2011年08月24日 22時35分40秒 | 亜細亜ドラマ
MONGA/10年/台湾/141分/青春・犯罪ドラマ/PG12/劇場公開
監督:ニウ・チェンザー
脚本:ニウ・チェンザー

出演:イーサン・ルアン、マーク・チャオ、マー・ルーロン、リディアン・ヴォーン

<ストーリー>
台北一の繁華街・モンガに引っ越してきた高校生・モスキートは、校内での争いをきっかけにモンガ一帯を仕切っている親分のひとり息子・ドラゴンたちに気に入られ、仲間に迎えられるが…。
<感想>
残酷青春物語といった所でしょうか。
裏社会に足を踏み入れた若者達の嬉々交々を熱く、丁寧に描いていてぐんぐん物語に引き込まれていきます。

序盤、モスキートが波動拳を撃ちこんだ時は、こんな不真面目な映画なのか?と勘繰ってしまいましたが、いやいや至って真面目な極道ものの世界がそこにありました。

最初こそは転校してきたモスキートが苛められ、逆切れして、うんこ靴で逆襲して、番長のドラゴン一味に気に入れられて仲間入りするまでをポップに時にはユーモアに捉えていますが、ゲタ親分の昼食会に呼ばれて詰めた指が出てきた辺りから、どんどん内容が重たくなってきました。

でもその重たさの中に友情の深さなるものが一番輝いて盛り込まれており、ホッと一息つける材料にもなっています。
売春宿でのモスキートと娼婦の一時も安らぎを与えてくれますね。
私も娼婦役の女優さん好みです。
役として顔に青あざがありますけど、そんなの関係ないですよ。
心も綺麗だし可愛い人だと思います。
モスキートが惚れこむのも分かるなぁ。

そんな中、ゲタ親分が何者かに殺されるという事件が起きるのですが、モスキートがある事を目撃したことで誰が犯人かを突きとめてしまいます。

築き上げた友情の崩壊

裏社会で生き残る為の裏切りは大切な仲間までも犠牲にしなければいけない。

それでも殺し合いの中、僅かに残っていたお互いを思いやる心。
散飛する血の雨が、モスキートが夢見ていた桜の花の様に、彼の静かに少し微笑んだ顔に舞い散るラストは美しくもあり、胸を強く打たされる悲しみと切なさを兼ね揃えた印象的なシーンとなっていました。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★★
11/08/24DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-08-02
メーカー:ブロードメディア・スタジオ
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LOOK ULTRA

2011年08月24日 21時59分25秒 | 洋画サスペンス
Look/10年/米/81分/サスペンス・ドラマ/R-15/TVM
監督 : アダム・リフキン

<ストーリー>
性と常識が乱れ切った高校生たちの実態、ホームで女性を襲う暴漢魔など、プライバシーや事件を赤裸々に綴る。
<感想>
ようやく個々のエピソードも終息に近付きつつありますね。
悪事もどんどん裁かれようとしています。

んが!
顛末までには行ってないぞよ。
それぞれの人物がどのような結末を迎えるかとまでは行ってない。
さぁ、もう一息って所で終わっちゃった。

もう一巻位は出るのかな?
出て貰わないと私の中でのすっきり感が解消されないのですが。

本巻で一番の驚きは地下鉄駅で女性が暴漢に襲われた際に、彼女を救った人物。
まさかあの男がそんな所にいるとは思いもしなかった。
それに意外に強いし、勇敢だし。
礼も受け取らずその場から立ち去る潔さ。
『SUPER』の時のダメ印象がまだ強く残っていただけに、期待出来ない男のサプライズヒーローっぷりが逆にカッコよく思えたり。
ブタ箱行きの次は今度は警察から表彰される身になるんですかね、彼。

にしても、アメリカってそんなに至る所に防犯・監視カメラ仕掛けられているんですか?
更衣室とか個室便所とか
プライバシーもあったもんじゃないよな。
映画とはいえ、流石にそこにはないだろうってのがちょくちょく見かけられた。

後、ヤクと酒で常にハイテンション、挙句人前でもおっぱい曝け出す、バカ女子高生。
お天気キャスターの父親は淫行で職を失う派目になっていたけれど、このバカ娘も痛い目に遭わせて欲しいですな~。

関連作:
『LOOK』(劇場公開作)
『LOOK SUPER』(TVシリーズ第1作目)
『LOOK HYPER』(TVシリーズ第2作目)
『LOOK ULTRA』(TVシリーズ第3作目)

評価:★★☆
11/08/24DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-08-05
メーカー:AMGエンタテインメント

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女忍 KUNOICHI

2011年08月24日 01時10分30秒 | 邦画アクション
11年/日本/65分/アクション/劇場公開
監督:千葉誠治
プロデューサー:千葉誠治
脚本:千葉誠治
編集:千葉誠治

出演:武田梨奈、虎牙光揮、三元雅芸、佐藤雄一

<ストーリー>
伊賀と甲賀がしのぎを削る戦乱の陰で、虐げられる女たちが後を絶たない中、悲劇の連鎖を断ち切るべく立ち上がったひとりの女忍者・如月の壮絶な戦いを迫力のアクション満載で描く。
<感想>
一応劇場公開するんだから起承転結は守って欲しい所。
一通り武田梨奈のアクションを見せたので、はい、おーしまい!
こんな中途半端な作品ありですか?

1時間という短尺の中でどのような展開を見せるのかと思ってはいたが、まさか武田梨奈の独り相撲のみで終わるとは。。。

それでも本作での武田梨奈の格闘スキルは格段に進歩していると思う。
まだまだその潜めた才能を引き出せるはずなのに、どうも彼女は出る作品を間違って選んでいるのか、起用する監督に恵まれていないのか、完成したものはお世辞にも面白いとは言えない映画ばかり。

このままだと彼女の未来はどんどん閉ざされていくようで心配になってくる。
武田梨奈自身ももっと世界に視野を広げてタイや香港に飛ぶ位の気持ちを持たないといけないぞ。

本作の監督も武田梨奈のアクションに拘らず、細かい演出にも力を入れるべき。
直接的な形で部分的にエロに徹するとか、強制抜歯などにグロを強調するとか、何かしら他にも見せる工夫があれば、例えぶつ切り映画だとしてもそこそこに楽しませているな、と言った評価が下せるのに。
アクションだけが凄いと思わせるのではなく、楽しい映画だと思わせる事が一番大事なんじゃないか?

『チョコレート・ファイター』を100回観て勉強しろ!

オフィシャル・サイト

評価:★★
11/08/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-08-03
メーカー:ポニーキャニオン
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ザ・セル2

2011年08月24日 00時33分54秒 | 洋画サスペンス
THE CELL 2/08年/米/94分/サスペンス/オリジナルビデオ
監督:ティム・イアコファーノ
出演:テッシー・サンティアゴ、フランク・ホエーリー、クリス・ブルーノ

<ストーリー>
猟奇的な犯行を繰り返す殺人犯・カプスの捜査に乗り出した超能力捜査官のマヤ。カプスに襲われた最初の被害者でもある彼女は、特殊な能力を用いてカプスの潜在意識の中へと入り込んでいく。

<感想>
斬新なトリック映像に酔い痴れたターセム監督による『ザ・セル』の続編。
と言いつつも、スタッフ&キャストを一新し、物語性は全く関連のない作品。

女性心理学者が犯人の潜在意識に潜り込むというプロットを借りただけで、ストーリー自体にはこれと言った盛り上がりの無い、コメントに困る代物。

一度殺しては蘇生を施して生き返らせてを繰り返す変態誘拐男VS見栄えのしない女捜査官

在り来たりな流れの中に、たまに潜在意識の世界を映し出して行くのだが、この映像がどうしようもなくショボい。
オリジナルビデオという事を頭に入れて観てはいたけれど、流石に1作目までとは言わないがもっと敬意を払う位のVFX技術を使えなかったのか、と呆れるほどレトロ感丸出しで、製作者のやる気を疑ってしまう。

作品としては物凄く酷いという訳ではないが、とりあえず「2」と位置付けるのならば、それなりの映像面に頑張りが欲しい所ではある。

エンドロール中に意味もなく撮影風景を挿入している時点で、本作がいかに出来損ないか一目瞭然だろう。

関連作:『ザ・セル(2000)』

評価:★★
11/08/22DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2009-04-08
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
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