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銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
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完全なる報復

2011年07月31日 01時48分21秒 | 洋画サスペンス
LAW ABIDING CITIZEN/09年/米/108分/サスペンス/R15+/劇場公開
監督:F・ゲイリー・グレイ
製作:ジェラルド・バトラー

出演:ジェイミー・フォックス、ジェラルド・バトラー、レスリー・ビブ

<ストーリー>
幸せな暮らしを送るクライドだが、ある日突然、ふたりの暴漢に妻と娘を殺されてしまう。
<感想>
一種の復讐ものだけれど、これは恐くて面白かったなぁ。
まさか主人公が意図もあっさりと捕まって、牢屋にぶち込まれるとは思わなんだ。

その後の展開が物凄く良い。
クライドが最初の復讐を果たす場面、直接的な描写はないが凄く嫌な感じを持たせる。
いかにも壮絶な事やっちゃっているんだろうなぁって。
その一部始終を録画したDVDを観ちゃった女の子、幾ら親から「映画だ」って言われても、「あ、そう」とはならんだろ。
私なら永遠に引きずって生きていくだろうな。

で、何故10年もの間沈黙していたクライドが突然復讐に出たのか。
それは独房に移ってから明確にされる。
そりゃあ、あれだけの用意してたら日数もかかるわ。
用意周到も域を通り越して天晴れやね。
てっきり仲間がいるもんかと思っていたが、いやはや^^;

携帯電話でバーン!!

も合点がいきます。
あれにはビックリさせられたな~。

クライドは司法取引が相当許せなかったんだろうね。
良き夫であり、良きパパであった序盤に比べて、完全に復讐の鬼と化してたもんね。
目つきがかなりヤバ過ぎ。

誰ひとり許さん!!

愛する家族を突然失った者は悲しみを狂気に変えちゃうんでしょうか。
それも目の前で殺されちゃうという永遠に消えない苦しみ。
誰しも持っているであろう人間の奥底に眠る復讐心は本当に怖い。
それを実行に移す者は数少ないだろうが、ジェラルド・バトラーは狂気に取り憑かれた男というものを表情で上手く演じ切っていたんではないだろうか。

1人また1人とじっくり、ゆっくりと殺されていく辺りは、司法取引に関わった関係者全員が先の見えない怖さにビクつく姿がリアルで、私もドキドキしながら観ていました。

もう一歩という所で復讐に終わりを告げるラストも、愛娘に申し訳ないという想いがヒシヒシと伝わって来て、何とも切ないものを抱かされました。

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評価:★★★☆
11/07/30DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-07-06
メーカー:ポニーキャニオン
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ザ・タウン

2011年07月31日 01時00分14秒 | 洋画ドラマ
THE TOWN/10年/米/125分/犯罪ドラマ・アクション/PG12/劇場公開
監督:ベン・アフレック
原作:チャック・ホーガン『強盗こそ、われらが宿命』
脚本:ベン・アフレック

出演:ベン・アフレック、ジョン・ハム、レベッカ・ホール、ピート・ポスルスウェイト

<ストーリー>
ボストンのチャールズタウンに暮らすダグは銀行強盗を稼業にしていた。そんなある日、襲撃した銀行の支店長・クレアを人質に取る羽目になり…。
<感想>
犯罪者のダグと、銀行支店長のクレアとの恋の発展の描き方が浅過ぎ。
トラウマを抱えて情緒不安定にも関わらず、見知らぬ男にいともあっさりと恋に落ちるのが早く、恋愛ってそんなもんかぁ、とちと不思議に思った。
コインランドリーで両替頼んだだけなのに。
ダグの何処に惹かれたのか曖昧過ぎて良く分かんない。
ここはもっと丁寧にじっくりと描いても良かったんじゃないかと思う。

警官に包囲され銃撃戦になる終盤の一連のシーンは見応えがあって良かった。
アル・パチーノ&ロバート・デ・ニーロ共演の『ヒート』を連想させる迫力ある出来栄えであります。
パトカーに乗った警官の

「わし、何も見てまへん」

と知らんぷりする場面はユーモラス。

ラストは意外とあっさり感。
好きになった男に犯罪者隠しの裏切りに合い、一方的に突き放してしまうクレア。
そんな彼女に盗んだ金をあげちゃうダグ。
幾ら罪滅ぼしだからとはいえ、そんな金いらんわ~。
その金どうするんかと思っていたら、あ~そういう使い道ね。
犯罪の金で改装しちゃうのもどうかと思うが。
普通、警察に届けるんじゃ?
クレアの行動、想いというものが今一つ掴めません。
被害者ぶって実は軽い女なのか?

印象的だったのは輸送車襲撃を斡旋している大ボス・ファーギー。
撃たれて花屋で崩れ落ちるように死んでいく様が迫真の演技だった。
ピート・ポスルスウェイト・・・名優と呼ぶに相応しい。

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評価:★★★
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メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
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