いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

秋祭り

2007年10月10日 | 極楽日記

 極楽地区でも秋祭りがありました。借りた衣装を着て、なかなか凛々しいです。

 でも残念ながら天気に恵まれませんでした。例年10月10日付近は晴天の確率が極めて高いと聞いているのですが。仕方なく傘を差して集合です。

 今年の祭りはお神輿を倉庫にしまったままでした。傘を差してコミュニティーセンターまで行き、ゲームをして帰って来ました。それなりに楽しかったそうです。
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献血不足の原因は

2007年10月09日 | 医療、健康
 この数年、血液製剤に使われる献血量の減少が続いています。特に若年層の関心低下が問題とされており、広報活動には力が入れられているものの回復の兆しがありません。去年は献血者(延べ人数か1回でも献血した人の数なのかは記載なし)が29年ぶりに500万人を割ったそうです。

 この減少について厚労省は、少子化を一因としながらも「それだけが理由とは考えにくい」と困惑を隠しません。景気が回復に向かっていると言われながら賃金水準は据え置かれ、賃金以外の待遇でも非正規雇用の増加により環境が厳しくなるなど、若い世代に余裕がなくなっていると言われて久しいですが、何か関係があるのでしょうか。

 バブル崩壊から日本経済が立ち上がる過程において、「自己責任」だとか「受益者負担」「成果主義」、挙句は「勝ち組」「負け組」などのキャッチフレーズが飛び交いました。旧来、血液製剤を必要とする弱い立場の人を、社会全体として柔らかく支えていた曖昧なボランティア構造が壊れてきて、利益にならないことなど手を出さない、興味もないという経営分析みたいな割り切りが個人にも浸透してきた、いや浸透せざるを得なかったとしたら、今までの路線でボランティア精神に訴えても成果は望み薄かも知れません。

 こうなると有効なのは売血制度の復活でしょうか。医療現場も業務の多様化と人員不足で負担が大きくなり、雰囲気が殺伐としてきました。血液収納業務も一種の営利事業として、民営化により「効率」が厳しく求められる時代になるのでしょうか。
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びっくり!YouTubeに一流大学の講義が

2007年10月05日 | 極楽日記
 カリフォルニア大学バークレー校(UCB)と言えば、西海岸屈指と言うより全米屈指の名門大学です。40人以上のノーベル賞受賞者を輩出するなど、アメリカの州立大学では最高の評価を受けており、日本など海外からの留学生にも高い人気があります(バークレー大学日本校という紛らわしい学校がありますが全く関係ありません)。

 それが大学の講義をYouTubeに配信することにしたと言うのだからびっくり!東部の大学と比べて進取の気風に富むとされているUCBらしい話ですが、お遊びサイトという認識が根強く残っていた動画共有サイトが、文化の担い手として認められているわけです。

 一流大学の講義がネットで気軽に試聴できる試みは非常に面白く、追随する大学も出てくることでしょう。動画配信の主役がテレビからネットに交代しつつあることを象徴するイベントだと思います。YouTubeがあればテレビなんか要らない、という層は日本でも拡大していると聞いています。最初はニッチとしての需要だったのでしょうが、有力なコンテンツが提供されるにつれて、支持者からはYouTubeこそ次世代多チャンネルテレビの姿であると見做されるようになってきました。

 こうした実績を背景に、動画サイトの弱点と言われていた著作権の問題も、新しい時代に合わせた検討が加えられているようで、著作権の一途な拡大には歯止めが掛かる可能性があります。強すぎる著作権や特許保護が、アメリカの文化や経済活動の停滞を招く恐れがあると反省されているわけです。

 アメリカの1周遅れで今更著作権を肥大させようという日本は、アメリカの失敗をよく研究するべきではないでしょうか。少なくともYouTubeでUCBの講義を見られるアメリカ人が増える一方で、日本語の壁と複雑な著作権に隔離された日本では画像サイトへの有力コンテンツの提供が進まず、「ニコニコ動画」などの落書き遊びしか生まれて来ない彼我の差には危機感を抱くべきです。
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ETC無料キャンペーンだって

2007年10月04日 | 極楽日記
 大幅値上げを発表した首都高速道路が、何が何でもETCを普及させようということで、何と無料でセットアップ済みのETCを配布するそうです。クレジットカードである「首都高カード」とETCカードを作った人だけの限定ですが、これも普通のクレジットカードなので特に条件はありません。首都高ETCカードを名古屋で使っても構わないはずですから。

 11月30日までの限定だそうですが、これじゃ普通の店でETCを買う人はいないでしょう。タダより安いものはありませんから。極楽家は既にETCを利用しているので恩恵はありませんが、今までETCを食わず嫌いしていた実家のじいちゃんに首都高カードの申し込みをさせないといけません。日本中から申し込みが殺到するでしょうから急がないと。このコストは回り回って高額な利用料金に転嫁されるのでしょうね。都民の皆様、利用者の皆様、お世話になります。

 それにしても、税金や補助金を受け取る立場の人たちは、世間一般と大きく思考方法が違うようです。この分では、まさかと思った地上デジタルチューナーの無料配布もすんなり実現しそうな気配ですね。結局は税金や携帯料金が原資にならざるを得ないのですが。
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よくできました

2007年10月03日 | 極楽日記

 名前を呼ぶと「あい」と返事するようになりました。上手にできると自分で手を叩きます。

 子供の成長は速いです。こんな姿もいつまで見られるでしょうか。
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じーちゃん

2007年10月02日 | 極楽日記

 言葉が出るようになった極楽息子(小)。誰にでも「じーちゃん」と言って抱っこをせがみます。本物のじいちゃんから見ても可愛くて仕方ないでしょうね。

 小さいくせに気性が荒いので毎日付き合うのはなかなか大変です。食事光景も野性的です。
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医師資格の更新について

2007年10月01日 | 医療、健康

 5年に一度の専門医資格更新の書類が郵送されて来ました。一般の方は医師の資格が取った切りの更新なしだと理解しておられるでしょうが、実質的には既に更新制です。

 ほとんどの医師は自分の専門分野の学会に属しており、その学会が認める専門医資格を取得します。資格を取るためには(学会によって少しずつ違いますが)、学会の認定した病院での診療経験や学会の実施する試験に合格することが必要であり、また資格を取得してからも診療経験や学会での研修を積み重ねて行かないと更新できません。もし専門医資格を更新できないと、病院で責任のある地位にいることができません。従って、専門分野については医師資格は更新制です。

 これを知らずか無視してか、マスコミが「医師資格の更新制導入を」などと言っているのは、許認可権を各学会から取り上げて独占管理したい厚生労働省の誘導に乗ったものだと思いますが、実態を見ていませんね。もし厚生労働省が医師の資格更新を直轄事業として始めたとしても、複雑に専門化した全分野の診療実績や技能を判定することなどできませんから、現状の学会による更新を追認するだけでしょう。事務手続きとコストが増大するだけで、実質は今と変わらない、と予想します。

 問題は学会などに気軽に参加できない地方の多忙な医師の場合で、もし資格更新のための要件が過度な負担になるようなら、またも医師の地方から都会へのシフトが進むでしょう。新聞関係者は、「医師の資格更新など他人事だから、どうせなら厳しく」などと気軽に考える前に、政策の変化により何が起きるかぐらいは予想して記事を書いて欲しいものです。

 マスコミは先を見ていません。彼らがヒステリックな駐車違反撲滅キャンペーンで警察に余分な負担を掛け、結果として交通事故死を増やした過去や、排卵誘発剤の不適切な使用と適正使用をごっちゃにして産科の業務を増大させ、医療崩壊への道筋を付けた経緯を見ていると、(今や官公庁以上の保護産業である)大手マスコミの中にいると、周りがすっかり見えなくなってしまうのかも知れないと悲観を抱かざるを得ません。しかしながら、屋上屋を重ねる「医師免許更新制」が地方の医療事情をより悪化させるものであろうことは声を大きくして言っておきたいと思います。
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