いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

携帯電話検討(消極的)

2011年07月11日 | 比べてみよう
 たいして理由はないのですが、携帯電話黎明期からAU(最初はIDO)の電話機を使っています。最初が東芝のD304だったと思いますが、電池の持ちが悪くて、緊急用のおまじないに持ってるだけの電話でした。この初代機のイメージが良くないため、今でも東芝の電話機には食指が動きません。AUが一番いいかどうかもわかりませんでしたが、当時は他のキャリアへの乗り換えで番号が変わるなど面倒だったし、AUを長く使うほど料金が割引になるしポイントが貯まるしで何となく継続してきました。

 次が京セラの508Gで、山本寛斎がデザインしたという黄色、赤、緑の派手な切り替えカラーの限定色があと1台!というので衝動買い。フリップ式で誤動作がなく、待ち受け時間も十分に長くなったのでとても使いやすいと思いました。子供が喜びそうな色なので、今でもおもちゃ箱で活躍しています。

 3台目はcdmaOneが導入され、テレビなどで音質改善が喧伝された後です。サンヨーC104SAのネイビーブルー。文字盤剥き出しの電話機は、ポケットに入れておくと誤作動するため、ボタン長押しでロックする必要があり、操作性ではフリップ式の508Gに劣りました。あまり印象のない携帯ですが、大きな不満もなく5年以上も使ったので満足するべきでしょう。

 4代目は極楽息子が当時熱中していたデカレンジャーの変身手帳、SPライセンス(特に最終回で出てくるファイヤースクワットのやつ)に似ている日立W22H。ここから第3.5世代の携帯と言われるCDMA 1X WINになります。お堅い日立にしては派手な赤色とスライド式、そしてカラー液晶、カメラなどの装備満載で、かなりずっしりとした感触です。丈夫そうと思ったのですが、駐車場で転んで液晶を壊してしまったので短命でした。

 現行機はサンヨーW33SA。操作性では折り畳みあるいはフリップが優れていることは明らかなので、折り畳みが条件でした。これはワンセグが受信できる初期のモデルですが、受信性能が今ひとつなのでほとんど使っていません。機能満載になったためか、すべてのレスポンスがのんびりした電話で、特に電源投入時のWindowsみたいな鈍さは頂けません。それでも大過なく使っていたのですが、AUから「2012年7月以降は使えなくなります」とのアナウンスを受けて、次の機種を探すことになりました。

 
 AUからのお知らせでは、(非トライバンド機からの機種変更特典により)電話機本体が無料になるのは簡単ケータイシリーズおよび京セラのK006、パンテックのPT002です。子供や老人じゃあるまいし、簡単ケータイという柄ではないので、するとK006かPT002の2つ。しかし1回買えば何年も使うものですから、通算の料金に比べれば本体価格なんて安いものでしょう。あまり高いのは抵抗があるにしても、ここは無料に拘らないことにします。パンテックの写真ビューアー、PHOTO-Uを店頭で見て、値段相応の液晶の安っぽさに失望したのも理由です。

 これから息子たちも少しずつ手が掛からなくなりますし、海外に出る機会も増えるでしょうから、どうせなら海外ローミングが使える機種を探してみると、値段が手頃なのはシャープSH009とSH011、そして東芝T005。少し値段が高くなりますが、機種変更特典が大きいカシオG'zOne TYPE-Xも入れておきましょう。これは他の携帯より一回り大きいですが、電池やカメラなどは大きいことで技術的に楽になるので、携帯性さえ我慢すれば、いい結果が出やすいのです。

 後はどれも高いなー、と諦めていたら、ここに来てスマートフォンのIS05が随分安くなってきました。機能を欲張っていないだけあって利用者の評判もいいみたいだし、130gなら普通の携帯と変わりません。T005だって130gありますから。IS05もグローバルパスポートCDMAのサービスが受けられるので、例えば中国や香港で同行者と携帯同士で電話すると175円/分。受信者側にも料金が掛かるため実際はほぼこの倍額。長電話には向きませんが、連絡用には十分でしょう。海外で緊急連絡手段があるというのは心強いはずです。

 スマートフォンも日本固有のいわゆるガラケー(ガラパゴス島の固有種のように独自の進化をして国際マーケットで売れなくなった携帯電話、の意)も、CPUの演算能力などはたいして変わらないのでしょうが、大きな違いはスマートフォンにAndroidという共通のプラットフォームがあることです。アプリケーション開発が各機種共通化できるため、ほぼ専用アプリだけのガラケーと違って良質なソフトウェアが安価に提供される可能性が高まります。Androidアプリのページを見れば、無料のニュースや天気予報、マップ付き飲食店情報、辞書、翻訳など多数。この上にPC用のインターネットサイトを利用できますから、利用範囲の広さではガラケーの比ではありません。

 このIS05への機種変更がレクサスプランニング価格で23,100円。今月から大幅値下げになり、先月まで最安値だった旧機種、IS03より安くなってしまいました。しかも2年間は毎月1,125円引きの「毎月割」付き。こうなるとガラケーのSH009やSH010なんかより安くなる可能性だってあります。今まで携帯は会話とメールさえできればいい、と割り切ってきましたが、それはスマートフォンが圧倒的に高価だったから。この値段なら、もう先は見えてきたような気がします。数年後には、子供や老人用の簡単ケータイ以外はすべてスマートフォンに置き換わるんじゃないでしょうか。
コメント
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