いーなごや極楽日記

極楽(名古屋市名東区)に住みながら、当分悟りの開けそうにない一家の毎日を綴ります。
専門である病理学の啓蒙活動も。

「世界最大の翼竜展」

2008年03月31日 | 極楽日記(日帰り)

 名古屋市科学館の特別企画、「世界最大の翼竜展」に行って来ました。翼長10mという最大の翼竜「ケツァルコアトルス」が展示の目玉のようです。この大きさで体重は70kgと推定されており、体格の割に極端に軽い構造になっています。当然、この大きな翼を羽ばたくだけの筋力はなく、空を自由に飛ぶと言うよりは滑空することしかできなかったでしょう。地上ではそれに輪を掛けて動きが鈍く、簡単に他の捕食者の餌食になったと思われます。

 翼竜にも大きさがいろいろあり、尻尾の長さや歯の有無などでいくつかに分けられるそうです。恐竜時代の大空の支配者である翼竜ですが、飛行能力は現在の鳥類に比べると劣り、食物も動物の死体とか魚が中心であったようです。

 現存する世界最大の飛行する動物、コンドルも最大で3mの翼長がある割に骨格や筋肉は華奢で、体重は12kgが最大限です。この体格では他の肉食獣との闘争は苦手なので、先に死体を見つけることで食物を得ているらしいですが、翼竜もこれに似た生活をしていたと推定されます。

 標本そっちのけで聴いているのは「恐竜キング」のレシーバー。翼竜クイズとかが入っているらしいです。「ここでしか手に入らないわざカード」が付いてレンタル料金は500円。科学館も商売上手になってきました。

 特別展の出口にはおみやげコーナーまであります。極楽息子(大)が欲しい物もあったようですが、お金がないので今回は見送りです。だって、科学館でそんなにお金を遣うことなんか想定してないもの。何万円もする化石も置いてありましたけど、そんなの買って帰る人がいるんでしょうかね。
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上唇小帯形成術

2008年03月31日 | 極楽日記

 7歳になる極楽息子(大)の上の前歯はハの字型に開いています。これは上唇小帯(じょうしんしょうたい、upper lip frenulum)の付着異常で、歯茎と上唇をつなぐ細い繊維組織である上唇小帯が年齢と共に吸収されていくはずが、2枚の前歯の間に割り込むように残ってしまったため、歯並びに影響を与えているものです。この年齢まで残ってしまった場合は切除するしかありません。

 切除した痕ですね。麻酔が切れた後はしばらく痛がってましたが、お友達とドラえもんの映画を見に行って、ポップコーンを食べていたらしいのですぐにおさまったようです。
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